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第7話
危険が一杯、オーク群生地っ!! 5
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ホセとカレブは確かに美少年だった。生意気盛りのヤンチャそうな顔つきは年頃の少女のハートを鷲掴みにするかもしれない。
今現在、15~6歳の少女の肉体とそれにあった精神年齢に落ち行く俺にとってはもしかしたらストライクゾーンなのかもしれない。
しかし、今の俺は・・・いや、俺だけでなくチャームですら美少年二人に食指が動かないとは・・・・・・。
(これは・・・いよいよ私達、アルバート様を死を覚悟して愛さないといけないかもしれないわね。)
チャームは事態を重く見つつも、アルバートへの思いを捨てられない様子だった。
かくいう俺も随分前からアルバートへの恋心を拭うことなどできないでいた。
しかし・・・いつまでも一緒にいることができない関係であることも大前提としてあった。
ディエゴとバレたら殺されるかもしれないし、アルバートの神聖加護に当たり続けてもダメージになる。
俺とチャームは実に複雑な恋をしてしまっていると改めて実感したのだった。
「はぁ・・・切ないね。俺達・・・。」
俺が食後の後片付けをしながら色々考えていると無意識のうちにそんなことを呟いてしまった。するとナタリアとレジーナが同意する。
「本当だよ。アタイ達、辛い恋をしてるよ。」
「ええ。ちょっと切ないですよね。」
二人とも俺の言葉に無意識のうちに答えてしまったようで、自分の発言に後から自分で気づいてビックリしたような顔をした後、お互いが話した独り言を理解する。
そしてお互いの境遇に同情し、共感もした。だから俺達はお互いの顔を見あって、困ったように笑うのだった。
そう。アルバートのような偉大な人への恋はきっと、それぞれにそれぞれの事情があるのだろう。
俺達は「同病、相憐れむ」と言った心境になり不思議な団結が生まれ始めていた。
そんな空気に便乗してナタリアが「テントの中で湯あみをしよう」と言い出した。
湯あみと言ってもテントの中に風呂があるわけではない。ただ、かまどで湯を沸かし、その湯を使って体をタオルで拭い洗うだけだ。
しかし、女子にとって不潔な状況を続けることへの嫌悪感は我慢が出来ないものがある。今日の労働の汚れを洗い流したくなって当然だった。
「じゃぁ、俺が先にテントの外で見張りをするから、二人が先に湯あみを済ませてよ。」
「え? いいんですかっ!?」
俺の気遣いにレジーナは感激し、その好意に逆らわずに先に湯あみをすることになった。
・・・ふっ、バカな娘。ナタリアの恐ろしさを知らないんだから・・・。
そう。風呂場のナタリアは恐ろしい・・・。俺はその恐怖を知っている。レジーナにも人生経験のためにあの恐怖を味わってもらいたいものだ・・・。
(あ~あ。悪い子。レジーナが可哀想。)
なんてチャームの嫌味を聞きながらも、俺はテントの外で見張っていた。
だが、事態は思わぬ方向へと向かうっ!!
微かに聞こえてきたのだ。テントの中から二人が呟く甘い声が・・・。
「ああ・・・んっ・・・ナ、ナタリア・・・ステキ。
もっと、もっと私を可愛がって・・・」
「ふふふ・・・ナタリアお姉様でしょ? 言わないと続きをしてあげないわよ。」
「やあぁん・・・い、意地悪しないでぇ・・・お姉様ぁ・・・。」
レジーナの百合の世界への目覚めを聞きながら、俺は言いようのない罪悪感にみまわれてしまうのだった。
今現在、15~6歳の少女の肉体とそれにあった精神年齢に落ち行く俺にとってはもしかしたらストライクゾーンなのかもしれない。
しかし、今の俺は・・・いや、俺だけでなくチャームですら美少年二人に食指が動かないとは・・・・・・。
(これは・・・いよいよ私達、アルバート様を死を覚悟して愛さないといけないかもしれないわね。)
チャームは事態を重く見つつも、アルバートへの思いを捨てられない様子だった。
かくいう俺も随分前からアルバートへの恋心を拭うことなどできないでいた。
しかし・・・いつまでも一緒にいることができない関係であることも大前提としてあった。
ディエゴとバレたら殺されるかもしれないし、アルバートの神聖加護に当たり続けてもダメージになる。
俺とチャームは実に複雑な恋をしてしまっていると改めて実感したのだった。
「はぁ・・・切ないね。俺達・・・。」
俺が食後の後片付けをしながら色々考えていると無意識のうちにそんなことを呟いてしまった。するとナタリアとレジーナが同意する。
「本当だよ。アタイ達、辛い恋をしてるよ。」
「ええ。ちょっと切ないですよね。」
二人とも俺の言葉に無意識のうちに答えてしまったようで、自分の発言に後から自分で気づいてビックリしたような顔をした後、お互いが話した独り言を理解する。
そしてお互いの境遇に同情し、共感もした。だから俺達はお互いの顔を見あって、困ったように笑うのだった。
そう。アルバートのような偉大な人への恋はきっと、それぞれにそれぞれの事情があるのだろう。
俺達は「同病、相憐れむ」と言った心境になり不思議な団結が生まれ始めていた。
そんな空気に便乗してナタリアが「テントの中で湯あみをしよう」と言い出した。
湯あみと言ってもテントの中に風呂があるわけではない。ただ、かまどで湯を沸かし、その湯を使って体をタオルで拭い洗うだけだ。
しかし、女子にとって不潔な状況を続けることへの嫌悪感は我慢が出来ないものがある。今日の労働の汚れを洗い流したくなって当然だった。
「じゃぁ、俺が先にテントの外で見張りをするから、二人が先に湯あみを済ませてよ。」
「え? いいんですかっ!?」
俺の気遣いにレジーナは感激し、その好意に逆らわずに先に湯あみをすることになった。
・・・ふっ、バカな娘。ナタリアの恐ろしさを知らないんだから・・・。
そう。風呂場のナタリアは恐ろしい・・・。俺はその恐怖を知っている。レジーナにも人生経験のためにあの恐怖を味わってもらいたいものだ・・・。
(あ~あ。悪い子。レジーナが可哀想。)
なんてチャームの嫌味を聞きながらも、俺はテントの外で見張っていた。
だが、事態は思わぬ方向へと向かうっ!!
微かに聞こえてきたのだ。テントの中から二人が呟く甘い声が・・・。
「ああ・・・んっ・・・ナ、ナタリア・・・ステキ。
もっと、もっと私を可愛がって・・・」
「ふふふ・・・ナタリアお姉様でしょ? 言わないと続きをしてあげないわよ。」
「やあぁん・・・い、意地悪しないでぇ・・・お姉様ぁ・・・。」
レジーナの百合の世界への目覚めを聞きながら、俺は言いようのない罪悪感にみまわれてしまうのだった。
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