47 / 150
第4話
初めての共同作業 5
しおりを挟む
朝、宿屋で目が覚めると寝具がしっとりと濡れているほど俺は泣いていたらしい。
結局、俺は夜になってもアルバート以外の男に抱かれることは考えられず、宿屋に戻って一人ベッドで自分の火照る体を慰めてから泣いて、泣き疲れて寝てしまったのだった。
そんな俺の目の前に具現化したチャームが悩ましげに体をくねらせながら茶化してくる。
(おはよう、ローニャ。
昨日は随分、しつこかったわね。
あなたのそういう快感って私にも直結してしまうんだから、もう少し手加減してよね。狂っちゃうかと思ったわ。)
(う、ううう、うるさいっ!!
文句は女の時の俺に言えっ!! それにあれこれ指示してくるのはお前だろうっ!?)
(ふふふ。ま、そこは一蓮托生の身。お互い良い思いをしたってことで・・・)
俺は昨夜の事を思い出して恥ずかしさに顔が真っ赤になってしまう。
体の火照りを冷やすためとはいえチャームに指示された動きで自分を慰めてしまった。
夜の俺はチャームに逆らう事なんて出来ない。
だってチャームは俺以上に俺の喜ばせ方を知っているのだから。
(・・・でもね。ローニャ。
あなたの呪いは間違いなく進行しているわ。
このままアルバートに操を立てて男に抱かれなかったら狂っちゃうかもしれないわよ?)
(・・・ううっ。どうしよう)
どうしよう・・・。それは本当に自分の思いだった。
この先、俺は本当にどうかなってしまうかもしれない。
そんな悩みを抱えながら、俺は宿の共同水場に顔を洗いに部屋の外に出た。
「ステキだったわ。貴方だったら私、タダでもいいわっ!!
また呼んでっ!!」
「ああ。君もステキだったよ。」
俺が部屋に出た瞬間の事だった。廊下でバッタリとアルバートと娼婦がお別れのキスを交わす現場に出くわしたのは・・・。
「・・・あ。」
と、バツが悪そうに笑うアルバート。俺はそんなアルバートの頬に思いっきりビンタを振舞うのだった。
「・・・信じられないっ!!
俺はもう、絶対に男の事なんか信じないっ!!」
町を出て馬を走らせながら、俺はアルバートの顔を横目に睨みながら怒鳴り散らしていた。
「まってくれ、ローニャ。
約束したはずだよ? お互いの恋愛関係に口を挟まないって」
アルバートは何故か少しうれしそうに笑いながら俺に問い返してくる。
「知らないっ!!
アルバート様なんか、さっきの娼婦ようなスイカみたいに胸の大きい女だけ相手にしてたらいいのよっ!!」
「・・・参ったな。
これでも君に気を使って昨夜は宿屋の外で部屋を借りて彼女を引き込んだんだよ?」
「そんな話、聞きたくないもんっ!!
二度と俺の前で他の女の話なんかしないでっ!!
アルバート様のバカっ!!」
他の女にアルバートを奪われた悔しさに我を忘れた俺は、もう自分が女なのか男なのかわからなくなっていた。
いや・・・。きっと自分が男だと思っているのは自分の意地の部分だけなのだろう。
他の男の前ならいざ知らず、俺はもうアルバートの前では太陽の加護があっても一人の女でしかいられなくなっていた。
結局、俺は夜になってもアルバート以外の男に抱かれることは考えられず、宿屋に戻って一人ベッドで自分の火照る体を慰めてから泣いて、泣き疲れて寝てしまったのだった。
そんな俺の目の前に具現化したチャームが悩ましげに体をくねらせながら茶化してくる。
(おはよう、ローニャ。
昨日は随分、しつこかったわね。
あなたのそういう快感って私にも直結してしまうんだから、もう少し手加減してよね。狂っちゃうかと思ったわ。)
(う、ううう、うるさいっ!!
文句は女の時の俺に言えっ!! それにあれこれ指示してくるのはお前だろうっ!?)
(ふふふ。ま、そこは一蓮托生の身。お互い良い思いをしたってことで・・・)
俺は昨夜の事を思い出して恥ずかしさに顔が真っ赤になってしまう。
体の火照りを冷やすためとはいえチャームに指示された動きで自分を慰めてしまった。
夜の俺はチャームに逆らう事なんて出来ない。
だってチャームは俺以上に俺の喜ばせ方を知っているのだから。
(・・・でもね。ローニャ。
あなたの呪いは間違いなく進行しているわ。
このままアルバートに操を立てて男に抱かれなかったら狂っちゃうかもしれないわよ?)
(・・・ううっ。どうしよう)
どうしよう・・・。それは本当に自分の思いだった。
この先、俺は本当にどうかなってしまうかもしれない。
そんな悩みを抱えながら、俺は宿の共同水場に顔を洗いに部屋の外に出た。
「ステキだったわ。貴方だったら私、タダでもいいわっ!!
また呼んでっ!!」
「ああ。君もステキだったよ。」
俺が部屋に出た瞬間の事だった。廊下でバッタリとアルバートと娼婦がお別れのキスを交わす現場に出くわしたのは・・・。
「・・・あ。」
と、バツが悪そうに笑うアルバート。俺はそんなアルバートの頬に思いっきりビンタを振舞うのだった。
「・・・信じられないっ!!
俺はもう、絶対に男の事なんか信じないっ!!」
町を出て馬を走らせながら、俺はアルバートの顔を横目に睨みながら怒鳴り散らしていた。
「まってくれ、ローニャ。
約束したはずだよ? お互いの恋愛関係に口を挟まないって」
アルバートは何故か少しうれしそうに笑いながら俺に問い返してくる。
「知らないっ!!
アルバート様なんか、さっきの娼婦ようなスイカみたいに胸の大きい女だけ相手にしてたらいいのよっ!!」
「・・・参ったな。
これでも君に気を使って昨夜は宿屋の外で部屋を借りて彼女を引き込んだんだよ?」
「そんな話、聞きたくないもんっ!!
二度と俺の前で他の女の話なんかしないでっ!!
アルバート様のバカっ!!」
他の女にアルバートを奪われた悔しさに我を忘れた俺は、もう自分が女なのか男なのかわからなくなっていた。
いや・・・。きっと自分が男だと思っているのは自分の意地の部分だけなのだろう。
他の男の前ならいざ知らず、俺はもうアルバートの前では太陽の加護があっても一人の女でしかいられなくなっていた。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる