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目をつぶるとシグレさんは私の唇に手で触れ、ベッドを離れていった。
背中を捕まえようと、伸ばしそうになる手を押さえる。はしたない行為を平気でしそうになる自分に顔が赤くなるのを感じた。
身体が火照ってどうにもならない。主人と出会ってこの方、ここまで気持ちが高揚したことはなかった。
「リナリア、こっちを見て」
シグレさんの優しい口調はいつもと変わらない。お店へ行くたびに私のことをひとりの女として見ていたのはわかっていた。それでも行くのをやめらないどころか、頻度は多くなって……。
「ほら、名前と年齢を教えて」
「……リナリア・オリフィスレイル、三十二歳です」
言わされた名前と年齢。どうしてかそれだけで恥ずかしさが込み上がってしまう。
「これが終われば犯してあげますよ」
犯すなんて言葉をかけられるのは今日が初めてだった。忌避すべきなのに嫌な気はせず、お尻を掴まれたのを思い出して身体がどんどん熱くなる。
シグレさんが私の前、何か不思議な物を置いた棚の横で続きを促すよう手のひらを上に向けた。
「主人は騎士団に所属していて、十四歳の娘がいます。娘も主人に憧れ騎士候補生になりました」
不貞を働こうとしているさなか、家族の話をすることへの申し訳なさが胸の中をめぐる。
「初体験はいつ?」
「……十七歳の時、だったと」
「相手は?」
「主人です」
「大まかでいいからどんなプレイだったか言ってみて」
「……前から、でしょうか。ベッドの上で仰向けになってそのまま……」
「それだけ?」
「はい……」
「今日は上に乗ったり後ろからオマンコを力任せに突いてあげるから。リナリアが今まで感じられなかった女の喜び全てをスケベな身体に刻み込むよ」
爽やかな笑顔と卑猥な言葉遣いが私を不思議な気持ちにさせる。主人とどう身体を合わせたかなど誰にも言うべきではないとわかっていても、言わないでいることはできない。どこかでこのあとに待つ出来事を期待している自分がいた。
「妊娠はすぐに?」
「はい」
「その間もセックスを?」
「初めの内だけで……」
「ユリちゃんが生まれてからは?」
「体を合わせたのは数度です……」
「ほんとに?」
「ええ……」
シグレさんは驚いた顔を見せた。何か気に障ることをしてしまったかと不安になる。
「息子が欲しいとは言われなかった?」
「言われませんでした。ユリが優秀な子供だとわかった頃には話題にも……」
「なるほど。おっぱいのサイズは?」
「え?」
「おっぱいのサイズ」
「……Fカップです」
「見せて」
いきなりの求めに身体が固まる。そして、シグレさんは得心した表情になり自らの服を脱ぎだした。
「シグレさん!?」
残った下着の局部は大きく膨らんでいた。それを見て、口元に当てた手を慌てて離す。この手であれに触れて……。
「リナリアも脱いで」
「……」
意を決して立ち上がり、ワンピースを脱いで下着姿になる。今日の下着は大丈夫。シグレさんのお店に行くときはお友達と買いに行った物を着けていた。
「綺麗だよ」
恥ずかしくてどうにかなりそう……。
「オナニーは週に何回してる?」
「……毎日してます」
「方法は?」
「えっと……」
「道具を見せて」
見通すかのような言い方に身体が自然と動く。壁際のキャビネットから使い慣れた木の棒を取り出した。
元々は料理用のすりこぎ棒。お友達に勧められて使い始め、ずっと愛用していた。
私がベッドに戻るとシグレさんが近寄り横に座った。
「俺のチンコより小さい道具を使ってるんですね」
「っ!」
手を取られてすりこぎ棒を落とし、下着の中に誘い込まれる。
「握ってみて」
熱く硬い男性器は思っていた以上に大きかった。
「旦那と比べてどうかな」
「……大きいです」
「好きにしていいよ」
「あの、こんな風に男性器を触ったのは初めてで……」
「チンポって呼んでみて」
「……」
「上品にオチンポでもいいから」
「……オチンポ」
「リナリアはエッチだね」
私の言葉に喜んでいるのがわかる。恥ずかしいけれど、その様子に嬉しさを覚えてしまう。もう取り繕うことはできなかった。
「あっ……」
シグレさんが立ち上がって男性器……オチンポから手が離れる。
「脱がせて」
「……はい」
下着に手をかけ脱がす。
「っ!」
目の前に大きなオチンポが飛び出た。こんなの……。
「次はリナリアだ」
拒みそうになるのを我慢してシグレさんに任せることにした。
「あの、濡れてしまっているので……ごめんなさい」
「濡れたオマンコを見て嬉しくならないと思ってる?」
シグレさんの手がショーツにかかったので腰を上げる。ゆっくり下ろされるショーツには糸が引いていた。
「他の男は知らないけど、俺はリナリアがこうなってくれてることに堪らなく興奮してるよ。脚を開いて」
言われるまま脚を開く。
「綺麗なオマンコだ」
「そんな……」
シグレさんはしゃがんで濡れそぼった局部を眺めていた。
「リナリアの口からエッチな言葉を聞きたいな。オマンコをどうして欲しい?」
「その……オマンコをシグレさんに触って欲しいで、んふうう!」
身体が跳び上がりそうになる刺激に、頭が真っ白になる。何が起こったのかがわからない。
「んはっ! あっ! おっ♡」
両手を引かれ指同士が絡まる。痺れる身体が前へ倒れそうになり気づく。シグレさんが私のオマンコに口をつけていた。
背中を捕まえようと、伸ばしそうになる手を押さえる。はしたない行為を平気でしそうになる自分に顔が赤くなるのを感じた。
身体が火照ってどうにもならない。主人と出会ってこの方、ここまで気持ちが高揚したことはなかった。
「リナリア、こっちを見て」
シグレさんの優しい口調はいつもと変わらない。お店へ行くたびに私のことをひとりの女として見ていたのはわかっていた。それでも行くのをやめらないどころか、頻度は多くなって……。
「ほら、名前と年齢を教えて」
「……リナリア・オリフィスレイル、三十二歳です」
言わされた名前と年齢。どうしてかそれだけで恥ずかしさが込み上がってしまう。
「これが終われば犯してあげますよ」
犯すなんて言葉をかけられるのは今日が初めてだった。忌避すべきなのに嫌な気はせず、お尻を掴まれたのを思い出して身体がどんどん熱くなる。
シグレさんが私の前、何か不思議な物を置いた棚の横で続きを促すよう手のひらを上に向けた。
「主人は騎士団に所属していて、十四歳の娘がいます。娘も主人に憧れ騎士候補生になりました」
不貞を働こうとしているさなか、家族の話をすることへの申し訳なさが胸の中をめぐる。
「初体験はいつ?」
「……十七歳の時、だったと」
「相手は?」
「主人です」
「大まかでいいからどんなプレイだったか言ってみて」
「……前から、でしょうか。ベッドの上で仰向けになってそのまま……」
「それだけ?」
「はい……」
「今日は上に乗ったり後ろからオマンコを力任せに突いてあげるから。リナリアが今まで感じられなかった女の喜び全てをスケベな身体に刻み込むよ」
爽やかな笑顔と卑猥な言葉遣いが私を不思議な気持ちにさせる。主人とどう身体を合わせたかなど誰にも言うべきではないとわかっていても、言わないでいることはできない。どこかでこのあとに待つ出来事を期待している自分がいた。
「妊娠はすぐに?」
「はい」
「その間もセックスを?」
「初めの内だけで……」
「ユリちゃんが生まれてからは?」
「体を合わせたのは数度です……」
「ほんとに?」
「ええ……」
シグレさんは驚いた顔を見せた。何か気に障ることをしてしまったかと不安になる。
「息子が欲しいとは言われなかった?」
「言われませんでした。ユリが優秀な子供だとわかった頃には話題にも……」
「なるほど。おっぱいのサイズは?」
「え?」
「おっぱいのサイズ」
「……Fカップです」
「見せて」
いきなりの求めに身体が固まる。そして、シグレさんは得心した表情になり自らの服を脱ぎだした。
「シグレさん!?」
残った下着の局部は大きく膨らんでいた。それを見て、口元に当てた手を慌てて離す。この手であれに触れて……。
「リナリアも脱いで」
「……」
意を決して立ち上がり、ワンピースを脱いで下着姿になる。今日の下着は大丈夫。シグレさんのお店に行くときはお友達と買いに行った物を着けていた。
「綺麗だよ」
恥ずかしくてどうにかなりそう……。
「オナニーは週に何回してる?」
「……毎日してます」
「方法は?」
「えっと……」
「道具を見せて」
見通すかのような言い方に身体が自然と動く。壁際のキャビネットから使い慣れた木の棒を取り出した。
元々は料理用のすりこぎ棒。お友達に勧められて使い始め、ずっと愛用していた。
私がベッドに戻るとシグレさんが近寄り横に座った。
「俺のチンコより小さい道具を使ってるんですね」
「っ!」
手を取られてすりこぎ棒を落とし、下着の中に誘い込まれる。
「握ってみて」
熱く硬い男性器は思っていた以上に大きかった。
「旦那と比べてどうかな」
「……大きいです」
「好きにしていいよ」
「あの、こんな風に男性器を触ったのは初めてで……」
「チンポって呼んでみて」
「……」
「上品にオチンポでもいいから」
「……オチンポ」
「リナリアはエッチだね」
私の言葉に喜んでいるのがわかる。恥ずかしいけれど、その様子に嬉しさを覚えてしまう。もう取り繕うことはできなかった。
「あっ……」
シグレさんが立ち上がって男性器……オチンポから手が離れる。
「脱がせて」
「……はい」
下着に手をかけ脱がす。
「っ!」
目の前に大きなオチンポが飛び出た。こんなの……。
「次はリナリアだ」
拒みそうになるのを我慢してシグレさんに任せることにした。
「あの、濡れてしまっているので……ごめんなさい」
「濡れたオマンコを見て嬉しくならないと思ってる?」
シグレさんの手がショーツにかかったので腰を上げる。ゆっくり下ろされるショーツには糸が引いていた。
「他の男は知らないけど、俺はリナリアがこうなってくれてることに堪らなく興奮してるよ。脚を開いて」
言われるまま脚を開く。
「綺麗なオマンコだ」
「そんな……」
シグレさんはしゃがんで濡れそぼった局部を眺めていた。
「リナリアの口からエッチな言葉を聞きたいな。オマンコをどうして欲しい?」
「その……オマンコをシグレさんに触って欲しいで、んふうう!」
身体が跳び上がりそうになる刺激に、頭が真っ白になる。何が起こったのかがわからない。
「んはっ! あっ! おっ♡」
両手を引かれ指同士が絡まる。痺れる身体が前へ倒れそうになり気づく。シグレさんが私のオマンコに口をつけていた。
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