◯◯の山田くん

今日も今日とて俺は愛しい人の朝食を作るために、急勾配の坂道をギアの壊れた自転車で登っていく。

大好きなあの人のためならば俺はきっとなんだってやってしまうだろう。

―本当にここに至るまで色々やらかしてしまった。

好きだからこそ、毎日会いたい、声を聞きたい。でも、それもできない。

どうしよう、どうしよう、


そうだ、ストーカーになろう。


そして決意してなったストーカーから、俺は彼女の下僕に、「山田」なった。

その彼女に貰った「山田」をいつか卒業するために、俺は頑張らなければいけない。



※以前投稿していた『山田。』と『山田のち◯◯』を大幅に改稿したものです。話の筋はそのままですが、印象はかなり違うかもしれません。
※一話ごとの文字量に偏りがあります。
※ストーカー、盗聴の表現がありますが、犯罪です。ダメ、ゼッタイ。
※更新不定期です。
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,874 位 / 193,874件 ライト文芸 7,641 位 / 7,641件

あなたにおすすめの小説

そこは誰もいなくなった

椿 雅香
ライト文芸
高校1年の松村俊哉は、親友の杉田祐樹とともにサイクリングに出かけ、道を間違って柴山(廃村)にたどり着く。そこで、朽ちかけた家を修復して秘密基地を作る。学校生活の合間に出かけ、非日常を満喫していたが、ある日、その家の正当な権利者である加藤百合に秘密基地を奪われる。成り行きで仲良くなった彼女は、超有名な推理作家の多野椎奈だった。有名になりすぎて、都会に居辛くなった百合は、廃村での一人住まいを楽しんでいた。三人は、楽しい時間を過ごす。そのうち、百合の姪の大野小百合が現れ、俊哉と祐樹は三角関係に陥る。恋と友情の間で悩む俊哉。そんな平和な毎日が、柴山の道路建設で破られることになる。 「なろう」に投稿したものを手なおしして投稿しています。

【完結】諦めた恋が追いかけてくる

キムラましゅろう
恋愛
初恋の人は幼馴染。 幼い頃から一番近くにいた彼に、いつの間にか恋をしていた。 差し入れをしては何度も想いを伝えるも、関係を崩したくないとフラレてばかり。 そしてある日、私はとうとう初恋を諦めた。 心機一転。新しい土地でお仕事を頑張っている私の前になぜか彼が現れ、そしてなぜかやたらと絡んでくる。 なぜ?どうして今さら、諦めた恋が追いかけてくるの? ヒロインアユリカと彼女のお店に訪れるお客の恋のお話です。 \_(・ω・`)ココ重要! 元サヤハピエン主義の作者が書くお話です。 ニューヒーロー?そんなものは登場しません。 くれぐれもご用心くださいませ。 いつも通りのご都合主義。 誤字脱字……(´>ω∂`)てへぺろ☆ゴメンヤン 小説家になろうさんにも時差投稿します。

【完結】お嬢様の身代わりで冷酷公爵閣下とのお見合いに参加した僕だけど、公爵閣下は僕を離しません

八神紫音
BL
 やりたい放題のわがままお嬢様。そんなお嬢様の付き人……いや、下僕をしている僕は、毎日お嬢様に虐げられる日々。  そんなお嬢様のために、旦那様は王族である公爵閣下との縁談を持ってくるが、それは初めから叶わない縁談。それに気付いたプライドの高いお嬢様は、振られるくらいなら、と僕に女装をしてお嬢様の代わりを果たすよう命令を下す。

余命一年と宣告されたので、好きな子脅して付き合うことにした。

蒼真まこ
ライト文芸
「オレの寿命、あと一年なんだって。だから彼女になってよ。一年間だけ」  幼い頃からずっと好きだったすみれに告白した、余命宣告と共に。  そんな告白は、脅しのようなものだけれど、それでもかまわなかった。  大好きなすみれに幸せになってもらうためなら、オレはどんな男にでもなってやるさ──。  運命にあがくように、ひたむきに生きる健と幼なじみの二人。切ない恋と青春の物語。 登場人物紹介 中山 健(たかやま たける) 心臓の病により、幼い頃から病弱だった。高校一年。 人に弱音をあまり吐かず、いじっぱりで気が強いところがあるが、自分より周囲の人間の幸せを願う優しい少年。 沢村 すみれ(さわむら すみれ) 幼なじみの少女。健と同じクラス。 病に苦しむ健を、ずっと心配してきた。 佐々木 信(ささき しん) 幼なじみの少年。長身で力も強いが、少し気弱なところがある。 ※ノベマにも掲載しております。

琥珀色の日々

深水千世
ライト文芸
北海道のバー『琥珀亭』に毎晩通う常連客・お凛さん。 彼女と琥珀亭に集う人々とのひとときの物語。 『今夜も琥珀亭で』の続編となりますが、今作だけでもお楽しみいただけます。 カクヨムと小説家になろうでも公開中です。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

王子様な彼

nonnbirihimawari
ライト文芸
小学校のときからの腐れ縁、成瀬隆太郎。 ――みおはおれのお姫さまだ。彼が言ったこの言葉がこの関係の始まり。 さてさて、王子様とお姫様の関係は?

セリフ&声劇台本

まぐろ首領
ライト文芸
自作のセリフ、声劇台本を集めました。 LIVE配信の際や、ボイス投稿の際にお使い下さい。 また、投稿する際に使われる方は、詳細などに 【台本(セリフ):詩乃冬姫】と記入していただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。 また、コメントに一言下されば喜びます。 随時更新していきます。 リクエスト、改善してほしいことなどありましたらコメントよろしくお願いします。 また、コメントは返信できない場合がございますのでご了承ください。