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1章 ハッピーエンドはまだこない?
さよなら…地下施設
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「とりあえずここは危険だ。地上にでるぞ。」
「え?地上?」
出ていいの?なんて顔を6がする。それに気づいたリョウは優しく微笑む。
「緊急事態だからな。許可も貰ってるから罰もないよ。」
なにもない無機質な部屋で死ぬまで過ごすと思っていたけど与えられたチャンスに6も、もちろん私も顔を輝かした。
「はやく行こうよ!リョウさん。7。」
怖がりで泣いてばかりの6が珍しく笑顔で自分から動いている。外に出られることも嬉しいがなにより6のその行動が私は嬉しかった。
「外に出たあとどうなるの?」
「とりあえず地下施設が見つかったからな一般人に紛れて各自過ごすか他の施設に移動だろうな。」
「そっか。移動か…。」
「悲しい?寂しい?」
「いや…。」
こんな部屋にでも思い出がある。6と初めてあった日も、リョウとのことも。でも…。
「でも、これからの生活の方が楽しみだし。一般人の生活ができるかもなんでしょ?」
たとえ一時的でも私にとってはリョウと6がいるなら絶対楽しくなる。
「行こうか。」
「うん。」
リョウに手を引かれ6のもとへ向かった。
「え?地上?」
出ていいの?なんて顔を6がする。それに気づいたリョウは優しく微笑む。
「緊急事態だからな。許可も貰ってるから罰もないよ。」
なにもない無機質な部屋で死ぬまで過ごすと思っていたけど与えられたチャンスに6も、もちろん私も顔を輝かした。
「はやく行こうよ!リョウさん。7。」
怖がりで泣いてばかりの6が珍しく笑顔で自分から動いている。外に出られることも嬉しいがなにより6のその行動が私は嬉しかった。
「外に出たあとどうなるの?」
「とりあえず地下施設が見つかったからな一般人に紛れて各自過ごすか他の施設に移動だろうな。」
「そっか。移動か…。」
「悲しい?寂しい?」
「いや…。」
こんな部屋にでも思い出がある。6と初めてあった日も、リョウとのことも。でも…。
「でも、これからの生活の方が楽しみだし。一般人の生活ができるかもなんでしょ?」
たとえ一時的でも私にとってはリョウと6がいるなら絶対楽しくなる。
「行こうか。」
「うん。」
リョウに手を引かれ6のもとへ向かった。
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