下町姫様はお嬢様にご乱心!

夜実

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1章

7話 警戒

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「あの。すいません。何かご用でしょうか?」 
美男子さんは、私相手とは違う丁寧な言葉遣いで言っていました。緊張しているのでしょう。 
「なんだ。お前ら城の兵隊か?」 
「はい。そうですが…。」 
「ちょっっとまてーー。」 
私は盗賊さんに聞こえないように少し美男子さんに近づきました。 
「俺も兵隊だと思われちゃっただろ。どうすんだよ。」 
「まかせとけって。」
私は心配です。一応警戒はして、おきますよ。 
「あのですね。城に勝手にはいってもらっちゃ困るんですよ。お引き取りを。」 
「んだと?いいから坊主たちどっかいけよ。痛い目みたいのか?俺らはここの城の奴に用があるんだよ。」 
美男子さん警戒してますね。後ろからしか見えませんが腕が剣にかかってますね。私も短剣に手を掛けますよ。警戒体制に入ってずっとにらみっぱなしてです。どうなってしまうのでしょう。
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