神の送りし日常は

「貴方は、こちらの手違いで異世界の召喚に巻き込まれました。申し訳ございませんでした。お詫びにこの中からお好きなスキルを3つお選びください」

こんな感じのセリフから異世界に少年が召喚される。

召喚、転生、転移、天啓。

これらのものには大抵神の存在が付きまとう。

だが、神とはなんだろう。

あるところで不老不死といわれているが、子供が存在する神も存在する。

神は食事は万能といわれているのにそれぞれ得意なことが違う。

「フーーー。やっと今回の大仕事が終わった。先輩!!一緒に食堂いきましょ!!」
「相変わらずお前緊張感っていうやつがないなぁ。ところで今回ので異世界召喚の回数は何回目だっけ?」
「さあ?私は10より先は数えていません。会議室にこもって聖剣の形状と能力をあーだこうだとかれこれ10年くらい討論しあっているおじいさん達は知っているんじゃないですか?」
「おじいさん達って・・元老院の方々だぞ?もう少し尊敬の念を示せ」
「いいじゃないですか。先輩のことは尊敬してますよ。だから養ってください!!」
「・・・・・その言葉。さっきの召喚組に聞かれたら大騒ぎになるな」

これは。異世界召喚、転移、転生などを仕事にしている神様達の日常の話。

たまにどんちゃん騒ぎを起こしたり、魔王な新人が入ってきたり、神と人間の恋愛模様を陰ながら見守ったり、異世界に送った勇者と偵察中にバッタリと再会し、何故かその勇者と戦ったりする。

飲み物片手に気軽に読んでみてください。(但し、グロいシーンあり)

もし何か感想があればどうぞご遠慮なく。



『異世界召喚の裏方。お見せします』
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