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街に入ったらしい
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『へぇ、ここがルガレート街か』
門を潜り抜け街に入ると、そこには沢山の人・亜人が行き来しているとても賑やかな感じが感じ取れた。
『随分と賑わっているな』
『ですね』
『ここで、立ち止まっていてもあれだし先に冒険者ギルドに行って登録してくるか』
『その方が良いですね』
『金は・・・・・・・・必要なのか?』
『銀貨1枚ですね。こんなこともあろうかと身元証明カードと一緒に馬車にあった金をあるだけ全部持っていました』
と言ってリリィは沢山金が入っているであろう袋を取り出した。
見た感じ沢山あるし・・・・大丈夫だな。要らない心配だった。流石リリィだ。こういうことはしっかりしてる。それに、馬車には誰もいなかったし色々放棄されてあったからな。彼処に放置しても無駄だったしな。良い判断だったと思う。
『よし、早速行くか』
『はい!!』
俺たちは、冒険者ギルドへ向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
冒険者ギルドは、この街の中央に位置する広場にある。
『しっかし、でかいな』
『そうですね』
流石、冒険者ギルドなんだろうな。他の建物とは比べ物になら無いくらい大きいし広い。これが民家だったら誰もが欲しいと思っちゃうな、これ。
中に入ってみると・・・・・・・・
『ほお~』
『沢山人がいますね』
リリィが念じた通り、此処には沢山の人もとい冒険者がいた。筋肉質な男やいかにもナルシストっぽい男、男勝りであろう女性等々・・・・実に楽しそうな場所である。
『ギルドカードを登録してくるか』
『はい。此処で呆気にとられていても始まりませんし』
俺たちは、登録するために受付嬢がところまで歩いた。
「ギルドへようこそ」
「ギルドカードを登録しに来たのですけど」
「カードの登録ですね。少しお待ち下さい」
受付嬢は奥の部屋に行き、1枚の紙を持ってきた。
「此方の紙に名前と戦闘スタイルを該当欄に記入してください」
『『え?それだけ?』』
俺たちは、つい同じセリフを念じてしまった。
少し驚いてしまったがリリィが直ぐに質問をしてくれた。
「あの・・・・それだけで良いのですか?」
「はい。私たちのギルドでは冒険者様の個人情報を詳しく書いてもらうということは失礼に値すると考えておりますので先程の2つ以外を書いてもらうことは行っておりません」
成る程。理由はどうあれ、今、リリィのスキルとかを知られては困るしな。丁度良いや。ん?そういえば。
『リリィは、字は書けるのか?』
『勿論です。旅をする前、お父様に世界共通語を教えてもらいましたから、大丈夫ですよ』
と言ってリリィは、スラスラと記入し始めた。
「・・・・・・・・書き終わりました」
「このままカードを製作するので少しお待ち下さい」
受付嬢は、リリィが書いた用紙を持って奥の部屋に入っていった。
ー数分後ー
「これがギルドカードになります」
受付嬢がリリィのギルドカードを持ってきた。
見てみたいところだけど、俺には話す言葉は分かるけど文字で書かれているのは読めないのだ。残念だけど諦めるしかない。今度、教えてもらうか・・・・・・・・
「ありがとうございます」
「カードについての説明は要りますか?」
「お願いします」
「では、説明させていただきます。ランクはFからSまであり、最初はFからスタートになります。クエストをある程度クリアされますとランクアップになります。DからCにランクアップなされるときから昇格試験を受けてもらいます。最後に、もしギルドカードをなくされた場合は再発行として銀貨2枚支払うことになります。お分かりいただけたでしょうか?」
「ありがとうございます」
「分かりました。またのご利用お待ちしております」
受付嬢からギルドカードを受け取りギルドの簡単な説明を受けた俺たちは、早速クエストを受けようと掲示板に向かった。そのとき・・・・
「おい、そこのエルフ」
突然、いかにも厳つくまた新人いじめか何かそれに近いようなことをしそうなブサメン男がリリィに話しかけてきた。
絶対何かするだろ、こいつ・・・・・・・・・
門を潜り抜け街に入ると、そこには沢山の人・亜人が行き来しているとても賑やかな感じが感じ取れた。
『随分と賑わっているな』
『ですね』
『ここで、立ち止まっていてもあれだし先に冒険者ギルドに行って登録してくるか』
『その方が良いですね』
『金は・・・・・・・・必要なのか?』
『銀貨1枚ですね。こんなこともあろうかと身元証明カードと一緒に馬車にあった金をあるだけ全部持っていました』
と言ってリリィは沢山金が入っているであろう袋を取り出した。
見た感じ沢山あるし・・・・大丈夫だな。要らない心配だった。流石リリィだ。こういうことはしっかりしてる。それに、馬車には誰もいなかったし色々放棄されてあったからな。彼処に放置しても無駄だったしな。良い判断だったと思う。
『よし、早速行くか』
『はい!!』
俺たちは、冒険者ギルドへ向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
冒険者ギルドは、この街の中央に位置する広場にある。
『しっかし、でかいな』
『そうですね』
流石、冒険者ギルドなんだろうな。他の建物とは比べ物になら無いくらい大きいし広い。これが民家だったら誰もが欲しいと思っちゃうな、これ。
中に入ってみると・・・・・・・・
『ほお~』
『沢山人がいますね』
リリィが念じた通り、此処には沢山の人もとい冒険者がいた。筋肉質な男やいかにもナルシストっぽい男、男勝りであろう女性等々・・・・実に楽しそうな場所である。
『ギルドカードを登録してくるか』
『はい。此処で呆気にとられていても始まりませんし』
俺たちは、登録するために受付嬢がところまで歩いた。
「ギルドへようこそ」
「ギルドカードを登録しに来たのですけど」
「カードの登録ですね。少しお待ち下さい」
受付嬢は奥の部屋に行き、1枚の紙を持ってきた。
「此方の紙に名前と戦闘スタイルを該当欄に記入してください」
『『え?それだけ?』』
俺たちは、つい同じセリフを念じてしまった。
少し驚いてしまったがリリィが直ぐに質問をしてくれた。
「あの・・・・それだけで良いのですか?」
「はい。私たちのギルドでは冒険者様の個人情報を詳しく書いてもらうということは失礼に値すると考えておりますので先程の2つ以外を書いてもらうことは行っておりません」
成る程。理由はどうあれ、今、リリィのスキルとかを知られては困るしな。丁度良いや。ん?そういえば。
『リリィは、字は書けるのか?』
『勿論です。旅をする前、お父様に世界共通語を教えてもらいましたから、大丈夫ですよ』
と言ってリリィは、スラスラと記入し始めた。
「・・・・・・・・書き終わりました」
「このままカードを製作するので少しお待ち下さい」
受付嬢は、リリィが書いた用紙を持って奥の部屋に入っていった。
ー数分後ー
「これがギルドカードになります」
受付嬢がリリィのギルドカードを持ってきた。
見てみたいところだけど、俺には話す言葉は分かるけど文字で書かれているのは読めないのだ。残念だけど諦めるしかない。今度、教えてもらうか・・・・・・・・
「ありがとうございます」
「カードについての説明は要りますか?」
「お願いします」
「では、説明させていただきます。ランクはFからSまであり、最初はFからスタートになります。クエストをある程度クリアされますとランクアップになります。DからCにランクアップなされるときから昇格試験を受けてもらいます。最後に、もしギルドカードをなくされた場合は再発行として銀貨2枚支払うことになります。お分かりいただけたでしょうか?」
「ありがとうございます」
「分かりました。またのご利用お待ちしております」
受付嬢からギルドカードを受け取りギルドの簡単な説明を受けた俺たちは、早速クエストを受けようと掲示板に向かった。そのとき・・・・
「おい、そこのエルフ」
突然、いかにも厳つくまた新人いじめか何かそれに近いようなことをしそうなブサメン男がリリィに話しかけてきた。
絶対何かするだろ、こいつ・・・・・・・・・
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