逃すわけないだろう

優那

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助けてあげなくちゃ

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半年後、私は高次美佐子になっていた。

 高次家の広い敷地の中に家を建ててもらい、そこに住んでいる。
 本家のお手伝いさんが、何かと助けてくれるので、私はまだ仕事を続けている。

 子供はまだちょっと先で良いかなと思ってるけど、毎夜の公樹さんの絶倫ぶりでは、そう遠くない気がする。夜だけではないけど。
 私の仕事終わりが早い日は、公樹さんも早く帰ってきて、玄関からベットに直行になる。
 結婚して少しは落ち着くかと思ったけれど、ますます離してくれない。


そう言えば今春、公介さんが入社した。
 春菜ちゃんと同じデザイン課に配属になった。
お義父さんが二人をくっつけようとしているらしい。
 公介くんも春菜ちゃんを気に行ってるらしい。
あっという間に囲われそうな気がする。

 限度をしらない、高次家の男達、助けてあげなくちゃ。
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