溺愛のすすめ 

優那

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バレバレらしい

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「少しは慣れたか?」
 高次DEZAINの社長、高次公一が次男である公介に聞く。
 「まあ、少しは」
 「お前の希望でかあさんの姓で入社させたんだから、一からすべて吸収しろよ」
 副社長である長男の公樹が厳しい顔で言った。
 「公介さんもがんばっているわよね」
 公樹の妻美佐子は微笑みながら、高次家の男達を見る。

ほんと、義父さんと公介さんは良く似てるわ
公樹さんは義母さん似の眼鏡の似合うハンサムだし、見てて飽きないわ~

 久しぶりの食事会で公介さんの顔が見れて二人とも嬉しそう、うふふ 素直じゃないんだから

「ところで、春菜ちゃんは元気か?」
 「なんで父さんが春菜さんの事聞くんだよ」
 「良い子だからな、公樹の嫁にと思ったが美佐子さんが来てくれたからな」
 「・・・・」
 「まあ、わしの嫁さんでも良かったんだが」と公一は笑ったが
「なっ ふざけんなよ、いくつ違うと思ってんだよ」
 「確かに、かわいくて良い子だよな」
 「兄さんには、美佐子さんがいるだろ」
 三人は楽しそうに公介を見ていた。
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