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サタン@異世界編PART2
"カトサタンおんえあ"の新たなるメンバー
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「なあ、プーチューパーの挨拶してくれよ」
「うるせーんだよ」
大聖堂を目指して2Fへ降りていると、ジョウチンがウザ絡みしてきていた。
「いや、俺、プーチュープって見たことなくてよ。でも、みんな特徴的な挨拶があるってことは知ってるんだぜ」
一番知らなくていいことを知っているせいで、一番やりたくないことを要求してくる。
「やるわけないだろ。俺の挨拶はそんなに安くねーんだよ」
「あ、でもさ!潜入してからずっとポーポー公爵で動画は回してるけど、教会に入ってから挨拶は撮ってないよ」
カトリーナが余計なことを言う。
「そんなの終わってからでいいだろ」
「じゃあ『ピッピンプンスカ教会の闇を暴いてみた!』は前後編で2回に分けるから、ここで後編の導入撮っちゃおう」
「いや、いいよ。それも後で」
「ほら、早く早く。サラッとサラッと」
「なんだお前は!!!」
俺はジョウチンの挨拶を促そうとする手の動きにイラッとして大声を上げた。
「ちょ!サタン!うるさいよ!」
あまりの声にカトリーナから注意を受ける。
「でも、これ以上大事になったら本当に撮れなくなっちゃうよ」
「今のうちに撮るしかねぇよな」
「うん」
「だから意気投合してんじゃねーよ!やらねーって言ってんだよ!」
「じゃあ回すね!ポーポー公爵、こっち向いて!」
ポーポー公爵は俺とジョウチンをその瞳に映した。
「は?いやいや。俺はいいから」
ジョウチンが逃げようとするのを俺は首に腕をかけて制止する。
「おいおい。つれない事言うなよ~。前世からのフレンドじゃないの~。トゥギャザーしようぜ」
「やめろ!!俺は動画なんて出たくねぇ!」
「俺とジョウチンなら"阿吽のブレス"っしょ」
「うるせぇ!そのポーポー止めろ!」
「おいおい。いつまでウェイトさせるんだよ。ほら、見ろよカトリーナの顔を。"仏のフェイスもスリータイムス"だぜ」
「うるせーな!つーかその喋り方なんだよ!!」
そう言いながら俺は強引にジョウチンを『カトサタンおんえあ』に勧誘した。
ーーーそれから3分後。
駄々をこねるジョウチンをバイト代でなんとか説き伏せ、無事に一緒にできることになった。
「35万人も登録者いるなら早く言えよ。本気出しちゃうぞ、この野郎」
「現金なチンピラだな!まったく!」
先ほどとは打って変わってやる気に満ち溢れる男にカトリーナはため息をついた。
「うるせーなガキンチョ。闇金に借金がある奴の気持ちなんてお前にわからねぇだろ」
「なんでそんな借金あるの?」
カトリーナは首をかしげる。
「……買ったから」
「何を?」
「………散弾銃」
「いらなーーー!!」
「バッ!おまっ!いるっつーの!散弾銃は俺のモチーフだっつーの!」
「知らないよ。借金するならもっとまともな使い方あるだろ」
「これのカッコよさはお前みたいなガキンチョにはわかんねーよ」
そう言うとジョウチンは散弾銃をまじまじと眺めた。
「いや、ってかそれ自前かい!なんでバイトしに来てんのに危険物持ってんだよ!」
「うるせぇ」
「あ、ダメだこいつ」
俺は頭のおかしいジョウチンにツッコむのを諦め、動画の撮影に戻った。
「うるせーんだよ」
大聖堂を目指して2Fへ降りていると、ジョウチンがウザ絡みしてきていた。
「いや、俺、プーチュープって見たことなくてよ。でも、みんな特徴的な挨拶があるってことは知ってるんだぜ」
一番知らなくていいことを知っているせいで、一番やりたくないことを要求してくる。
「やるわけないだろ。俺の挨拶はそんなに安くねーんだよ」
「あ、でもさ!潜入してからずっとポーポー公爵で動画は回してるけど、教会に入ってから挨拶は撮ってないよ」
カトリーナが余計なことを言う。
「そんなの終わってからでいいだろ」
「じゃあ『ピッピンプンスカ教会の闇を暴いてみた!』は前後編で2回に分けるから、ここで後編の導入撮っちゃおう」
「いや、いいよ。それも後で」
「ほら、早く早く。サラッとサラッと」
「なんだお前は!!!」
俺はジョウチンの挨拶を促そうとする手の動きにイラッとして大声を上げた。
「ちょ!サタン!うるさいよ!」
あまりの声にカトリーナから注意を受ける。
「でも、これ以上大事になったら本当に撮れなくなっちゃうよ」
「今のうちに撮るしかねぇよな」
「うん」
「だから意気投合してんじゃねーよ!やらねーって言ってんだよ!」
「じゃあ回すね!ポーポー公爵、こっち向いて!」
ポーポー公爵は俺とジョウチンをその瞳に映した。
「は?いやいや。俺はいいから」
ジョウチンが逃げようとするのを俺は首に腕をかけて制止する。
「おいおい。つれない事言うなよ~。前世からのフレンドじゃないの~。トゥギャザーしようぜ」
「やめろ!!俺は動画なんて出たくねぇ!」
「俺とジョウチンなら"阿吽のブレス"っしょ」
「うるせぇ!そのポーポー止めろ!」
「おいおい。いつまでウェイトさせるんだよ。ほら、見ろよカトリーナの顔を。"仏のフェイスもスリータイムス"だぜ」
「うるせーな!つーかその喋り方なんだよ!!」
そう言いながら俺は強引にジョウチンを『カトサタンおんえあ』に勧誘した。
ーーーそれから3分後。
駄々をこねるジョウチンをバイト代でなんとか説き伏せ、無事に一緒にできることになった。
「35万人も登録者いるなら早く言えよ。本気出しちゃうぞ、この野郎」
「現金なチンピラだな!まったく!」
先ほどとは打って変わってやる気に満ち溢れる男にカトリーナはため息をついた。
「うるせーなガキンチョ。闇金に借金がある奴の気持ちなんてお前にわからねぇだろ」
「なんでそんな借金あるの?」
カトリーナは首をかしげる。
「……買ったから」
「何を?」
「………散弾銃」
「いらなーーー!!」
「バッ!おまっ!いるっつーの!散弾銃は俺のモチーフだっつーの!」
「知らないよ。借金するならもっとまともな使い方あるだろ」
「これのカッコよさはお前みたいなガキンチョにはわかんねーよ」
そう言うとジョウチンは散弾銃をまじまじと眺めた。
「いや、ってかそれ自前かい!なんでバイトしに来てんのに危険物持ってんだよ!」
「うるせぇ」
「あ、ダメだこいつ」
俺は頭のおかしいジョウチンにツッコむのを諦め、動画の撮影に戻った。
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