インフィニート!!

桜木雨

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番外編「エイプリルフール!その2」

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今日は4月2日。
昨日は4月1日。
エイプリルフールだった。そして、メンバーに騙されまくった。
5人中4人が嘘をついて、4人分全部引っかかったし。
もはや、才能だよね。
今日は嘘を付いてはいけない日らしい。
昨日騙されまくっていじけてた時にネットで調べた。
そして、結局僕は騙されただけで騙せないまま4月1日を終えた。
なんか損した気分。気分の問題だけど。

「そういやさ、みんなにリーダーの寝顔の写真見せちゃったんだけど、大丈夫だった?」
と海斗が言った。
「へ?」
「いやだから、寝顔の写真」
「海斗、エイプリルフール終わったよ?今日は嘘ついちゃいけない日なんだよ?」
「いや、嘘じゃないし」
「まじ?」
「マジ」
「そんなのいつ撮ったの?」
「今朝とか昨日の朝とか…?てか、毎朝…?」
「なんで疑問系なの…まあいいよ。ネットとかに流さなければ」
「よかったー。怒られたらどうしようかと思った。もうみんな入ってきていいよー!」
ぞろぞろとメンバー達ががリビングに入ってくる。
なんか今日はリビング広いなーとか思ってたら、男子高校生4人いなかったのか。
そりゃ広いよね。いくらリビング広くても男子高校生4人はやばい。
「そんな僕怖がられてるわけ?」
「いやそう言うわけじゃないんだけど…やっぱり無断だったし?」
と慶が捕捉する。
「なるほど」
あのさ、と千景が口を開く。
「言おうかどうしようか迷ったんだけど、すごく気になるから言うね。今日、嘘ついちゃいけない日じゃないよ」
「…ぇ…本当に?」
昨日ネットで見たのに!
「うん。それもエイプリルフールの嘘だよ」
「何年か前からネットで言われるようになったんですよね」
と、月。
「まじか…僕じゃあ、昨日5回引っかかったってこと?」
「「「「「そだね」」」」」

え、僕流石に引っかかりすぎじゃない?!
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