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シルバーヘアーのメロディー
7話 狂ったメロディー
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傍から見れば、こういうことをするのはいけないことなのは、私も知っている。
実際、それが世の中に露見すれば、私は職を失うばかりか、刑務所へ入れられるだろう。
そして、世間から叩かれ、心の弱い私は…きっと自殺するに違いない。
何の罪もないジェニファーにも非難の声がかかるだろう。
いじめの対象にされるだろう。
そして、一生、彼女も咎められるのだ。私とこういう関係を持ったことに…。
愚かな親だ。私は。なんて馬鹿な親だろう…?
私は、娘を…実の娘を己の欲望を発散させる女にしている。
まだ、女とは呼べない、あどけない少女に、それをしている。
その欲望を発散させるための映像が、アネットとの愛の交換の記録だったのに。
それをアネットに取り上げられてしまった…。
なあ…アネット。君は今、天国で私達をどう見ているんだい?
笑っているのか? 怒っているのか?
それとも、呆れているのか?
完全に人の道を外れた私を、君はどう思う?
嫌な男だと思うだろう? とんでもない父だと思うだろう?
わかっているよ。自分でも…。
今は何とも言われていないけど、あまりに親密だとかえって怪しく映るだろう?
その為に、私はピアニストとしての仕事は、積極的に活用しようと思う。
海外のオーケストラ公演とか、チャリティーコンサート、もちろんイギリス国内のコンサートだって活用しようと思う。
ジェニファーには多少寂しい想いをさせることになるだろうけど、かえってその方がいい。
とても二人きりでは、私の男としての本能が、私の理性を簡単に負かしてしまう。
そして、レッスンと称したセックスをジェニファーとしてしまう。
まだ…分身は入れたことはないけど。
でも、オーラルセックスは毎回している。
その度、ジェニファーは快楽という濁流に飲みこまれ、彼女のあどけない喘ぎ声が、私の雄の部分をこれでもかというくらいに刺激する。
まるで、君という快楽に飲みこまれた私みたいに…ジェニファーはなってきている。
彼女のラビアはきれいなピンク色で、その愛の蜜は君と同じくらい美味しい。
だんだん、私のオーラルセックスも激しさを増している。
今にあの子にアナルセックスまでするのでは…そう思う私もいる。
怖いよ。自分が。
あの子といると自分の正気が無くなりそうで、怖い。
ようやく、ピアニストとしての私が、その理性を繋いでいる感じだよ。
ピアノと向き合い、鍵盤に指を叩く時、私は正気を保っていられる。
美しい旋律に身を委ね、その旋律を奏でる時だけ私は正気を保っていられる。
正気を真似た狂気が私を飲みこもうとしている。
私は…狂ってしまったメロディーだ。
君という存在を無くした悲しみを埋め合わせる方法を見つけていない。
それとも、こういうのを君は望んでいるのかい?
こんな狂気を…君は望むのか…?
ダメだよ。そんなの。狂気に囚われた人間が行きつくところは、やはり狂気の世界だよ。
私の狂ったメロディーは、本当は直さないといけないんだ。
でも、私は正気を、簡単に見失ってしまう。
いや。あの子は何も悪くない。悪いのは、そういう風に育てた私だ。
軽いスキンシップと称して始めた、実の娘とのキス…。
あの時、私の雄の部分が本能的に反応してしまった。
情けない話だよな。普通はそんな雄の部分は抑えるのが世の中の常識なのに…。
私はなんて、心の弱い男だろう。
明日からは久々の海外でのオーケストラ公演だ。
しばらくの間、イギリスから離れることになる。
それまで、この狂ったメロディーを少しでも直せれば、そう思う。
実際、それが世の中に露見すれば、私は職を失うばかりか、刑務所へ入れられるだろう。
そして、世間から叩かれ、心の弱い私は…きっと自殺するに違いない。
何の罪もないジェニファーにも非難の声がかかるだろう。
いじめの対象にされるだろう。
そして、一生、彼女も咎められるのだ。私とこういう関係を持ったことに…。
愚かな親だ。私は。なんて馬鹿な親だろう…?
私は、娘を…実の娘を己の欲望を発散させる女にしている。
まだ、女とは呼べない、あどけない少女に、それをしている。
その欲望を発散させるための映像が、アネットとの愛の交換の記録だったのに。
それをアネットに取り上げられてしまった…。
なあ…アネット。君は今、天国で私達をどう見ているんだい?
笑っているのか? 怒っているのか?
それとも、呆れているのか?
完全に人の道を外れた私を、君はどう思う?
嫌な男だと思うだろう? とんでもない父だと思うだろう?
わかっているよ。自分でも…。
今は何とも言われていないけど、あまりに親密だとかえって怪しく映るだろう?
その為に、私はピアニストとしての仕事は、積極的に活用しようと思う。
海外のオーケストラ公演とか、チャリティーコンサート、もちろんイギリス国内のコンサートだって活用しようと思う。
ジェニファーには多少寂しい想いをさせることになるだろうけど、かえってその方がいい。
とても二人きりでは、私の男としての本能が、私の理性を簡単に負かしてしまう。
そして、レッスンと称したセックスをジェニファーとしてしまう。
まだ…分身は入れたことはないけど。
でも、オーラルセックスは毎回している。
その度、ジェニファーは快楽という濁流に飲みこまれ、彼女のあどけない喘ぎ声が、私の雄の部分をこれでもかというくらいに刺激する。
まるで、君という快楽に飲みこまれた私みたいに…ジェニファーはなってきている。
彼女のラビアはきれいなピンク色で、その愛の蜜は君と同じくらい美味しい。
だんだん、私のオーラルセックスも激しさを増している。
今にあの子にアナルセックスまでするのでは…そう思う私もいる。
怖いよ。自分が。
あの子といると自分の正気が無くなりそうで、怖い。
ようやく、ピアニストとしての私が、その理性を繋いでいる感じだよ。
ピアノと向き合い、鍵盤に指を叩く時、私は正気を保っていられる。
美しい旋律に身を委ね、その旋律を奏でる時だけ私は正気を保っていられる。
正気を真似た狂気が私を飲みこもうとしている。
私は…狂ってしまったメロディーだ。
君という存在を無くした悲しみを埋め合わせる方法を見つけていない。
それとも、こういうのを君は望んでいるのかい?
こんな狂気を…君は望むのか…?
ダメだよ。そんなの。狂気に囚われた人間が行きつくところは、やはり狂気の世界だよ。
私の狂ったメロディーは、本当は直さないといけないんだ。
でも、私は正気を、簡単に見失ってしまう。
いや。あの子は何も悪くない。悪いのは、そういう風に育てた私だ。
軽いスキンシップと称して始めた、実の娘とのキス…。
あの時、私の雄の部分が本能的に反応してしまった。
情けない話だよな。普通はそんな雄の部分は抑えるのが世の中の常識なのに…。
私はなんて、心の弱い男だろう。
明日からは久々の海外でのオーケストラ公演だ。
しばらくの間、イギリスから離れることになる。
それまで、この狂ったメロディーを少しでも直せれば、そう思う。
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