機動戦士ガンダムSEEDから観る私という人間

私はSEEDが大嫌いだ

　私は機動戦士ガンダムSEEDが嫌いだ。
　嫌いな理由から筆者の何が好きで何が嫌いか、深掘り出来そうなので書くことにした。
　ここでは徹底的にそのSEEDをこき下ろす事にするので、この作品が好きな人はここから先は読まない方がいい。
　素直にブラウザーバックを推奨する。

　では。
　何故、私はこのSEEDこと『種』が嫌いなのか、ちょっと私なりに深掘ってみよう。

　まずは当然、あのキラ・ヤマトって善人面をした主人公だ。
　時にコズミック・イラではいわゆる私達のように自然に産まれたナチュラルと遺伝子操作を受けて産まれたコーディネーターがお互いに『てめーら全員死ね!』という戦争をしている。
　キラ・ヤマトは作品で後に語られることになるが、頭のおかしいクソ親父が生み出した最高のコーディネーターとして作り出された。
　そもそも人間の誕生を人為的に操ろうとか、遺伝子をいじるという行為からして私は反吐が出る。あの世界では私はナチュラル主義になるだろうなぁ。
　そして平和な日常を壊されて戦争へと駆り出される。
　『種』は機動戦士ガンダムのオマージュ作品と観ている。
　ちなみに重度のガノタの中ではコズミック・イラ派と宇宙世紀派とで派閥があるらしい。
　筆者は重度の宇宙世紀派のガノタ。
　好きなモビルスーツはと問われると真っ先に【高機動型ザクⅡR-2】と答える人間である。ちなみに弟は0083【スターダストメモリー】のガトー少佐が好きなので姉弟間での戦争は無い。
　そもそもこんなに主人公に対して不快感を覚える作品はあまり観ないのが筆者だが、リアルタイムで観た感想は、歌だけはやたらと良いのは認める。
　肝心の中身はあまりよろしくない。
　色々、はっちゃけてエキセントリックな言動と人間性に定評のある『ガンダムW』は好きな作品と思える。
　『ガンダムW』は真剣に【戦争と兵器】について語ろうとしていて、劇場版にて兵器を捨てるという選択にまで達した。
　『種』は全てを暴力によって黙らせただけに過ぎない。
　暴力は暴力を呼ぶのは後のデスティニーに繋がるからあの『種』は何にも解決に至らなかった訳だね。何のためにフレイやニコルは死んだのか首を傾げる。
　そして昨今の【チート】というエセ能力のハシリと考えているSEEDという能力（なのだろうか?）も色々盛り過ぎ感が否めない。
　とあるガンダムファンのYou Tubeチャンネルではよく『種』を絶賛しているのが目立つが、ガンダムってそもそも性癖を発散するような作品ではないと私は思っている。
　作品によっては【戦争と平和】、【ニュータイプとは何か?】、【人と人がわかり合う為には?】を描いた作品だ。
　あの『種』には品性下劣なライトノベル的な要素は沢山あるなぁと私は冷徹な視線で感じるのであった。