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26話 もう一人の獅子王
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その日の夜。
エミールは何故、キリーが戦いを望むのか聞いてみた。
何故、パトリス帝国のものが欲しいのかを。美型な男達ならアトランティカ帝国にも沢山いる。なのに何故欲しいのか、を。
「キリー様」
「なに? エミール」
「キリー様は何故、パトリス帝国と戦いたいのですか?」
「どうしたの?」
「今のままでも美男なら手に余る程、手に入れてらっしゃるのに何故と想って」
「エミールも判ってないわね。私が欲しいのはあの気高き獅子王の息子たちよ。美しい双子の兄弟。特に弟は滅びを招く色の男と聞くじゃない。でも我がアトランティカ帝国では銀色は繁栄の象徴。オリハルコン軍団も白銀の兵隊。我々アトランティカ帝国はその血筋を得てさらなる繁栄を手に入れるのよ」
「ここの夜伽共にはない気品こそ私が欲しいもの。そしてその高貴な男も私の物にするのよ」
エミールは銀色という言葉を聞いて、エリオット宰相の事だと思った。灰銀色と世にも珍しい銀色の瞳の宰相。狙われているのはエリオット宰相だったんだ。
エミールはキリーに寄り添いながらもパトリス帝国のあの人達の事を想っていた。
今頃、一体、あの人達はどうしているのだろうか? きちんとアトランティカ帝国の和平派の諜報部員と接触できたのか。
一晩が過ぎて、二晩が過ぎる頃。
パトリス帝国では夜伽兼スパイとして行かせたエミールの報告を耳にしたエリオット宰相は、珍しく元老院会議へと参加している。大臣オグスを司会進行役にして。
重苦しい空気が流れるなか、元老院議官の者達はとうとうエリックを皇帝から退位させてエリオットを皇帝へと即位させようという動きもあった。
しかし。エリオットはそれに反対している。
「いいえ。私は皇帝にはなるつもりはありません。帝国の宰相としての責務を果たしたい」
「だが、いつまで経ってもエリック陛下は世継ぎを産ませようともしない。ならば、側室からも信頼の厚い君こそ皇帝に適任だ」
「御冗談を。私が即位してエリックはどうするおつもりですか? まさか皇帝家から身分を外すとでも?」
「それは君次第だよ。エリオット君」
「伝説をお忘れか? 銀色の瞳を持つ者は破滅をもたらす人間。そんな男が即位したとなると国民が混乱する。それは避けたい」
「伝説など忘れたまえ。君の政治手腕は確かなのだ。今のパトリス帝国よりもっと繁栄を約束してくれる」
「自分が好きな女とも結婚もできる。君にとってはメリットなど数えきれない程あるぞ」
「権力など相応の力だけ手に入れば良いのです。手に余る力はやがて国を滅ぼします」
ここでも一貫してエリオットは宰相としての自分自身を貫き通す覚悟だった。
子供時代の時。父である獅子王は自らの息子達に人の上に立つ者としてのあるべき姿を話して聞かせた。
街を歩きながらそこに住む人々の暮らしを垣間見させて、こう彼らに教えたのだ。
「いいか。人の上に立つ者こそ人々の安息の為に働くのだ。国とは国民があってこその国であり、人々である。そして国民の安定した日々の暮らしや文化、安息こそ、国を豊かにする。その事を忘れるな。良いな? 息子たちよ」
獅子王と呼ばれた父は誰より平和を望んでいた。故に領土拡大にも積極的だった。自らの代で、限りある人生の中で力無き人々の為に安息できる国を作る。
それがあってこその今の大帝国パトリスなのだ。
元老院の者達は人々の安息の為ではなく、利益や打算を優先させる。確かに国の豊かさの為には利益となるものが必要なのはわかる。異国からの交易はこのパトリス帝国に雇用と金銭の流通をもたらした。
働きに出る者達はパトリス帝国なら安心して日々の糧を得る事ができると税金などを収めてくれる。
まだ確かに奴隷制度だけは残っていたが、宰相エリオットはそれでも人権だけは残してやる事にしていた。
人々あってこその国であり、奴隷でも牛や馬ではなく人間である、という考えの持ち主なのだ。
父の教えを彼は心に刻み今日までそれを実践していた。それを自ら皇帝になる事で平然と破るなど己の主義に反する。だからこそ彼は皇帝にはならないと宣言しているのだ。
「いい加減に観念したまえ。エリオット君。君も気高きパトリスの血を引く正当なる後継者。君には野心はないのか? もっとこの帝国を繁栄させたいと考えないのか? 自らの名前を歴史に刻みたいと思わないのか?」
「元老院の皆さんが望む皇帝は、裏から自由に操る事ができるあやつり人形のような皇帝なのでは? 生憎ですが私はそんな者に成り下がる気はありません。私は私の使命を果たしたい。宰相として国を繁栄させたいのです」
「口を慎みたまえ! いかにパトリスの獅子王の息子でも口が過ぎるぞ!」
「静粛に!」
議長のオグスが木製机の上に載る木製の小さなハンマーで音を響かせる。
議会を取り仕切る者として彼はハリのある声で注意を促す。
「議会では私論は謹んで頂きたい。元老院議官の皆さんも、市民から選ばれた者としての責務を忘れなきようお願いします」
その場の空気は段々と張り詰めるような雰囲気だ。この獅子王の息子は只者ではない。いや、むしろ、自分自身が銀色の瞳の呪われた人間だからこそ、国を想う気持ちは誰にも負けない気迫を感じられる。
元老院議官達はそういう者こそ皇帝として皆を導いて欲しいのだ。国を想うからこそ、皇帝として導いて欲しい。先頭に立ち旗印として戦乱の世を生き残る為に。
議論は白熱してそして議会は時間となり本日は閉会となる。
宰相エリオットも思わずため息を吐いた。
議会の議長を務める大臣オグスも背筋を伸ばすような仕草をする。
「白熱した議会だったな。どうやら元老院は本気でお前を皇帝に据えたいらしい」
「皇帝…か。議会を中立の立場として眺めた君の意見はどうなんだ?」
「私か? そうだな──仮にお前が皇帝になったとしても私はこのパトリス帝国には仕える覚悟はあるぞ。お前が暴走しそうになったら止める。同僚として、な」
「──お前」
「まあ、遠い将来を考えるなら、お前はいつか皇帝になるだろう。血がどうのという問題では無くて、その心の有り様が皇帝としての条件を満たしているのだから」
廊下を歩くエリオットの足が止まった。
その場に立ち尽くす。
大臣オグスは足を止めた宰相エリオットに振り向き、そして言った。唇は少し微笑みを浮かべている。
「お前は宰相という立場で終わる程の器の持ち主ではないさ。覚悟は決めておいた方が良いかもな」
そして、大臣の部屋へと歩いて行く。
それを茫然と見つめるエリオットは一人、呟いた。
「本当に俺は皇帝となる資格を持つのかな」
その時だった。
「エリオット宰相閣下ですね?」
「誰かな?」
「アトランティカ帝国の者です。ですが、敵対意志はありません。内密に話を聴いて頂きたい」
宰相エリオットはその言葉を汲んで、アトランティカ帝国の和平派の諜報部員との話をする事になった。
エミールは何故、キリーが戦いを望むのか聞いてみた。
何故、パトリス帝国のものが欲しいのかを。美型な男達ならアトランティカ帝国にも沢山いる。なのに何故欲しいのか、を。
「キリー様」
「なに? エミール」
「キリー様は何故、パトリス帝国と戦いたいのですか?」
「どうしたの?」
「今のままでも美男なら手に余る程、手に入れてらっしゃるのに何故と想って」
「エミールも判ってないわね。私が欲しいのはあの気高き獅子王の息子たちよ。美しい双子の兄弟。特に弟は滅びを招く色の男と聞くじゃない。でも我がアトランティカ帝国では銀色は繁栄の象徴。オリハルコン軍団も白銀の兵隊。我々アトランティカ帝国はその血筋を得てさらなる繁栄を手に入れるのよ」
「ここの夜伽共にはない気品こそ私が欲しいもの。そしてその高貴な男も私の物にするのよ」
エミールは銀色という言葉を聞いて、エリオット宰相の事だと思った。灰銀色と世にも珍しい銀色の瞳の宰相。狙われているのはエリオット宰相だったんだ。
エミールはキリーに寄り添いながらもパトリス帝国のあの人達の事を想っていた。
今頃、一体、あの人達はどうしているのだろうか? きちんとアトランティカ帝国の和平派の諜報部員と接触できたのか。
一晩が過ぎて、二晩が過ぎる頃。
パトリス帝国では夜伽兼スパイとして行かせたエミールの報告を耳にしたエリオット宰相は、珍しく元老院会議へと参加している。大臣オグスを司会進行役にして。
重苦しい空気が流れるなか、元老院議官の者達はとうとうエリックを皇帝から退位させてエリオットを皇帝へと即位させようという動きもあった。
しかし。エリオットはそれに反対している。
「いいえ。私は皇帝にはなるつもりはありません。帝国の宰相としての責務を果たしたい」
「だが、いつまで経ってもエリック陛下は世継ぎを産ませようともしない。ならば、側室からも信頼の厚い君こそ皇帝に適任だ」
「御冗談を。私が即位してエリックはどうするおつもりですか? まさか皇帝家から身分を外すとでも?」
「それは君次第だよ。エリオット君」
「伝説をお忘れか? 銀色の瞳を持つ者は破滅をもたらす人間。そんな男が即位したとなると国民が混乱する。それは避けたい」
「伝説など忘れたまえ。君の政治手腕は確かなのだ。今のパトリス帝国よりもっと繁栄を約束してくれる」
「自分が好きな女とも結婚もできる。君にとってはメリットなど数えきれない程あるぞ」
「権力など相応の力だけ手に入れば良いのです。手に余る力はやがて国を滅ぼします」
ここでも一貫してエリオットは宰相としての自分自身を貫き通す覚悟だった。
子供時代の時。父である獅子王は自らの息子達に人の上に立つ者としてのあるべき姿を話して聞かせた。
街を歩きながらそこに住む人々の暮らしを垣間見させて、こう彼らに教えたのだ。
「いいか。人の上に立つ者こそ人々の安息の為に働くのだ。国とは国民があってこその国であり、人々である。そして国民の安定した日々の暮らしや文化、安息こそ、国を豊かにする。その事を忘れるな。良いな? 息子たちよ」
獅子王と呼ばれた父は誰より平和を望んでいた。故に領土拡大にも積極的だった。自らの代で、限りある人生の中で力無き人々の為に安息できる国を作る。
それがあってこその今の大帝国パトリスなのだ。
元老院の者達は人々の安息の為ではなく、利益や打算を優先させる。確かに国の豊かさの為には利益となるものが必要なのはわかる。異国からの交易はこのパトリス帝国に雇用と金銭の流通をもたらした。
働きに出る者達はパトリス帝国なら安心して日々の糧を得る事ができると税金などを収めてくれる。
まだ確かに奴隷制度だけは残っていたが、宰相エリオットはそれでも人権だけは残してやる事にしていた。
人々あってこその国であり、奴隷でも牛や馬ではなく人間である、という考えの持ち主なのだ。
父の教えを彼は心に刻み今日までそれを実践していた。それを自ら皇帝になる事で平然と破るなど己の主義に反する。だからこそ彼は皇帝にはならないと宣言しているのだ。
「いい加減に観念したまえ。エリオット君。君も気高きパトリスの血を引く正当なる後継者。君には野心はないのか? もっとこの帝国を繁栄させたいと考えないのか? 自らの名前を歴史に刻みたいと思わないのか?」
「元老院の皆さんが望む皇帝は、裏から自由に操る事ができるあやつり人形のような皇帝なのでは? 生憎ですが私はそんな者に成り下がる気はありません。私は私の使命を果たしたい。宰相として国を繁栄させたいのです」
「口を慎みたまえ! いかにパトリスの獅子王の息子でも口が過ぎるぞ!」
「静粛に!」
議長のオグスが木製机の上に載る木製の小さなハンマーで音を響かせる。
議会を取り仕切る者として彼はハリのある声で注意を促す。
「議会では私論は謹んで頂きたい。元老院議官の皆さんも、市民から選ばれた者としての責務を忘れなきようお願いします」
その場の空気は段々と張り詰めるような雰囲気だ。この獅子王の息子は只者ではない。いや、むしろ、自分自身が銀色の瞳の呪われた人間だからこそ、国を想う気持ちは誰にも負けない気迫を感じられる。
元老院議官達はそういう者こそ皇帝として皆を導いて欲しいのだ。国を想うからこそ、皇帝として導いて欲しい。先頭に立ち旗印として戦乱の世を生き残る為に。
議論は白熱してそして議会は時間となり本日は閉会となる。
宰相エリオットも思わずため息を吐いた。
議会の議長を務める大臣オグスも背筋を伸ばすような仕草をする。
「白熱した議会だったな。どうやら元老院は本気でお前を皇帝に据えたいらしい」
「皇帝…か。議会を中立の立場として眺めた君の意見はどうなんだ?」
「私か? そうだな──仮にお前が皇帝になったとしても私はこのパトリス帝国には仕える覚悟はあるぞ。お前が暴走しそうになったら止める。同僚として、な」
「──お前」
「まあ、遠い将来を考えるなら、お前はいつか皇帝になるだろう。血がどうのという問題では無くて、その心の有り様が皇帝としての条件を満たしているのだから」
廊下を歩くエリオットの足が止まった。
その場に立ち尽くす。
大臣オグスは足を止めた宰相エリオットに振り向き、そして言った。唇は少し微笑みを浮かべている。
「お前は宰相という立場で終わる程の器の持ち主ではないさ。覚悟は決めておいた方が良いかもな」
そして、大臣の部屋へと歩いて行く。
それを茫然と見つめるエリオットは一人、呟いた。
「本当に俺は皇帝となる資格を持つのかな」
その時だった。
「エリオット宰相閣下ですね?」
「誰かな?」
「アトランティカ帝国の者です。ですが、敵対意志はありません。内密に話を聴いて頂きたい」
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