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第三十二夜 猜疑心の果てに
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一夜更けて、二夜が更け──。
もうそろそろ、集落を見つけても良いんじゃないかと考え出した。
『黒猫館』にはだが露骨な変化は訪れていないような気がする。
少し気になってきたので黒猫館の地下へと亜美さんを連れて案内して貰った。
あの地下へのカラクリは鮎川家に関わる者しか動かせない。
そのカラクリの鍵は壁に敷き詰められた本で特定の物を押し込むと動くようになっている。
そうして、亜美さんに動かして貰うと地下の世界を見渡した。
ガランとした空虚な世界が広がる──。
そして俺は監獄へ入ると彼らが開通させた隧道を通り抜け、外の世界に出る。
だが──人っ子一人いない。
一体、彼らは戻ってくるのだろうか?
それとも──まさか見捨てられたのか?
猜疑心が湧いてきて、共に逃げれば良かったのかと考え出した。
先も見えない中で待つという行為は、結構神経を使うものだと痛感していた──。
彼らは果たして集落を見つけたのだろうか?
考えれば、考える程に悪い方角に考えてしまう。
答えはひたすら待つことなのに──何かをしていないと俺は──。
やっと俺も判った。
皆がいたからあんな最低の場所でも精神を保つ事が出来たんだ。
共に戦う人が居たから俺も安定して居られたんだ──。
なら──信じて待つしか無いかもしれない。
「旦那様──大丈夫ですか?」
亜美さんが俺に気遣ってくれた。
目の前にいるこの人を大事にしてあげよう。
俺はこの人の前で泣いた事もあるんだから──。
正直な不安な気持ちを話した。
「正直、不安で仕方ないよ……。でも待つしか無いのが更に辛い──」
「途中で倒れていないか? とか考えてしまう」
「松下様──」
ここが地下という事で彼女は俺を抱き締めて気持ちを落ち着かせてくれた。
この人は信じていい……きっと信じていいんだ──。
亜美さんの身体の感触を確かめながら、俺は頬に涙を流していた──。
地下の世界は自由を奪われていたが、意外と刺激が沢山あって暇はしない世界だった。
だからこそ直美や雪菜さんも表の暇な世界を捨てて、夜はこちらで遊んでいたのは解る。
なら──俺も刺激に満ち足りた世界を創り出せばいい──と、直美を餌にしてやってみる事にした。
あの女は支配したいと同時に支配されたいという欲求する女だ。
ならその願い、ついでに叶えてやる。
あの女を地下へ連れて越させた。
そして雪菜さんは女を玩ぶに相応しい部屋が地下にあるという事でそこへ案内してくれた。
相変わらず、地下の世界の雄犬共はうるさい。
だが──支配者が変わった事を悟るのも異様に早い。
今度は俺にこの支配から解放して欲しいと懇願する。
──俺は果てしない猜疑心で心が塗りたくられた。こいつらには誇りはないのか? 散々、奴隷にされた事で強者の糧になる事に馴れたのだろうか?
こいつらにも、鳴川や唐島や小杉のような、一欠片の覇気が有れば、ああも弄ばれる事も無かったろうに──。
馬鹿にするつもりは毛頭ない。
だけど、そうなる前に少しでも機転をきかせれば良かったろうに──と考える。
直美には、生意気な口を利かせないように白い布で口封じしている。鼻まで覆っていないから死ぬことは無いだろう。
後ろ手にも荒縄でキツく縛り上げて鬱血するくらいにした。
雪菜さんは、もう俺に味方している。
母親と反りが合わないが、俺とは気が合うらしく、俺が求めると彼女は嬉しそうに答え、彼女も礼儀を持って求めると俺も嬉しくなる。それが気持ち良かった──。
「ここが、どういう部屋か解るよな? 直美」
直美は心底怯える仕草をする。
この部屋には一通りの拷問道具がある。
何日か何十日か忘れたが俺も拷問された部屋だからだ。
こいつをどうやって痛めつけてやろうか?
色々な拷問道具がある中、男の象徴の形をした玩具があった。本来なら女性が自慰に使う玩具らしいが、硬くて冷たそうな雰囲気だ。これで責めたらどうなるか──試してやる。
「ここ三日ほどアレを突っ込んで貰っていないから酷く欲しいだろう? まあ、俺が寝ている間もお前はずっと晒し者にしていたけどさ」
直美は実は椅子に括り付けたままで放置してやっておいた。
ほぼ丸一日かけて辱めてやっていた。
「だから、今夜は褒美としてコイツで責めてやろう──気持ちいいぞ」
「んん──!!」
必死で首を横に振る。
それは俺もしたけど、じゃあきちんと御礼返ししないとな──。
頬を張る事はしないが、顎を掴み傲慢に言ってやる。
宵闇の瞳が畏れと恐怖に竦む。
「嫌だと? 都合の良い言い訳をするなよ? 俺はアンタにされた時に強引にさせられたんだぜ? 忘れた訳でもあるまい!?」
「特別に俺が自ら磔に処してやるよ」
「旦那様自らが施して頂くのよ? 有り難いって思ってくださいね」
木製の磔台に直美を処する。勿論全裸で何にも纏わせない。丸一日も放置されたのか花びらはもう何が何だか判らない液体で溢れていた。
「コイツを挿れてやる。亜美。白い布は外していいよ」
「はい──」
口が自由になって初めての言葉は何だったと思うか?
「旦那様ぁ──生の旦那様を挿れてください──」
「──嫌だね」
その玩具を腟内に挿れてやった。
ズブズブと手で責める。サービスに乳首を片方の手で弄る。
ほら──愛液がドロドロと出てくる。呆れる程に濡れるな──。
「嫌っ! 痛いっ! 痛いの嫌っ──!」
「俺もこれ、されたけどね──アンタにさ」
ぐちゃぐちゃと粘着質な音と汗と香水の香りが充満していて──五感が潰されそうだ。
尚も玩具で責めて、口づけをしようと見せかけて罵倒する言葉を吐く──。
「色情狂さん──気持ちよくないのか? こういうのが大好きなんだろう──?」
「アンッ…アンッ…お、奥ぅ……突いて──」
「もっと深くね──遠慮なく」
「アアッ! ソコっ! そこを突いてぇ!」
俺の直美の調教は始まったばかりだ──。
もうそろそろ、集落を見つけても良いんじゃないかと考え出した。
『黒猫館』にはだが露骨な変化は訪れていないような気がする。
少し気になってきたので黒猫館の地下へと亜美さんを連れて案内して貰った。
あの地下へのカラクリは鮎川家に関わる者しか動かせない。
そのカラクリの鍵は壁に敷き詰められた本で特定の物を押し込むと動くようになっている。
そうして、亜美さんに動かして貰うと地下の世界を見渡した。
ガランとした空虚な世界が広がる──。
そして俺は監獄へ入ると彼らが開通させた隧道を通り抜け、外の世界に出る。
だが──人っ子一人いない。
一体、彼らは戻ってくるのだろうか?
それとも──まさか見捨てられたのか?
猜疑心が湧いてきて、共に逃げれば良かったのかと考え出した。
先も見えない中で待つという行為は、結構神経を使うものだと痛感していた──。
彼らは果たして集落を見つけたのだろうか?
考えれば、考える程に悪い方角に考えてしまう。
答えはひたすら待つことなのに──何かをしていないと俺は──。
やっと俺も判った。
皆がいたからあんな最低の場所でも精神を保つ事が出来たんだ。
共に戦う人が居たから俺も安定して居られたんだ──。
なら──信じて待つしか無いかもしれない。
「旦那様──大丈夫ですか?」
亜美さんが俺に気遣ってくれた。
目の前にいるこの人を大事にしてあげよう。
俺はこの人の前で泣いた事もあるんだから──。
正直な不安な気持ちを話した。
「正直、不安で仕方ないよ……。でも待つしか無いのが更に辛い──」
「途中で倒れていないか? とか考えてしまう」
「松下様──」
ここが地下という事で彼女は俺を抱き締めて気持ちを落ち着かせてくれた。
この人は信じていい……きっと信じていいんだ──。
亜美さんの身体の感触を確かめながら、俺は頬に涙を流していた──。
地下の世界は自由を奪われていたが、意外と刺激が沢山あって暇はしない世界だった。
だからこそ直美や雪菜さんも表の暇な世界を捨てて、夜はこちらで遊んでいたのは解る。
なら──俺も刺激に満ち足りた世界を創り出せばいい──と、直美を餌にしてやってみる事にした。
あの女は支配したいと同時に支配されたいという欲求する女だ。
ならその願い、ついでに叶えてやる。
あの女を地下へ連れて越させた。
そして雪菜さんは女を玩ぶに相応しい部屋が地下にあるという事でそこへ案内してくれた。
相変わらず、地下の世界の雄犬共はうるさい。
だが──支配者が変わった事を悟るのも異様に早い。
今度は俺にこの支配から解放して欲しいと懇願する。
──俺は果てしない猜疑心で心が塗りたくられた。こいつらには誇りはないのか? 散々、奴隷にされた事で強者の糧になる事に馴れたのだろうか?
こいつらにも、鳴川や唐島や小杉のような、一欠片の覇気が有れば、ああも弄ばれる事も無かったろうに──。
馬鹿にするつもりは毛頭ない。
だけど、そうなる前に少しでも機転をきかせれば良かったろうに──と考える。
直美には、生意気な口を利かせないように白い布で口封じしている。鼻まで覆っていないから死ぬことは無いだろう。
後ろ手にも荒縄でキツく縛り上げて鬱血するくらいにした。
雪菜さんは、もう俺に味方している。
母親と反りが合わないが、俺とは気が合うらしく、俺が求めると彼女は嬉しそうに答え、彼女も礼儀を持って求めると俺も嬉しくなる。それが気持ち良かった──。
「ここが、どういう部屋か解るよな? 直美」
直美は心底怯える仕草をする。
この部屋には一通りの拷問道具がある。
何日か何十日か忘れたが俺も拷問された部屋だからだ。
こいつをどうやって痛めつけてやろうか?
色々な拷問道具がある中、男の象徴の形をした玩具があった。本来なら女性が自慰に使う玩具らしいが、硬くて冷たそうな雰囲気だ。これで責めたらどうなるか──試してやる。
「ここ三日ほどアレを突っ込んで貰っていないから酷く欲しいだろう? まあ、俺が寝ている間もお前はずっと晒し者にしていたけどさ」
直美は実は椅子に括り付けたままで放置してやっておいた。
ほぼ丸一日かけて辱めてやっていた。
「だから、今夜は褒美としてコイツで責めてやろう──気持ちいいぞ」
「んん──!!」
必死で首を横に振る。
それは俺もしたけど、じゃあきちんと御礼返ししないとな──。
頬を張る事はしないが、顎を掴み傲慢に言ってやる。
宵闇の瞳が畏れと恐怖に竦む。
「嫌だと? 都合の良い言い訳をするなよ? 俺はアンタにされた時に強引にさせられたんだぜ? 忘れた訳でもあるまい!?」
「特別に俺が自ら磔に処してやるよ」
「旦那様自らが施して頂くのよ? 有り難いって思ってくださいね」
木製の磔台に直美を処する。勿論全裸で何にも纏わせない。丸一日も放置されたのか花びらはもう何が何だか判らない液体で溢れていた。
「コイツを挿れてやる。亜美。白い布は外していいよ」
「はい──」
口が自由になって初めての言葉は何だったと思うか?
「旦那様ぁ──生の旦那様を挿れてください──」
「──嫌だね」
その玩具を腟内に挿れてやった。
ズブズブと手で責める。サービスに乳首を片方の手で弄る。
ほら──愛液がドロドロと出てくる。呆れる程に濡れるな──。
「嫌っ! 痛いっ! 痛いの嫌っ──!」
「俺もこれ、されたけどね──アンタにさ」
ぐちゃぐちゃと粘着質な音と汗と香水の香りが充満していて──五感が潰されそうだ。
尚も玩具で責めて、口づけをしようと見せかけて罵倒する言葉を吐く──。
「色情狂さん──気持ちよくないのか? こういうのが大好きなんだろう──?」
「アンッ…アンッ…お、奥ぅ……突いて──」
「もっと深くね──遠慮なく」
「アアッ! ソコっ! そこを突いてぇ!」
俺の直美の調教は始まったばかりだ──。
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