かまとれあのエッチな響き

お母さんになった私、なりたかった私

春の柔らかな日差しが、校庭の桜の木々を優しく包み込み、薄いピンク色の花びらが舞っていた。その美しい光景を背に、かまは一人、ベンチに腰を下ろしていた。彼の心は、まるで嵐の海のように波立っていた。周りの友人たちが楽しそうに笑い合う声が、彼の耳には届いていたが、そのどれもが遠くの音のように感じられた。
「かま、どうしたの？」と、れあが心配そうに声をかけてきた。彼女の瞳は、まるで澄んだ湖のように清らかで、かまはその視線を避けた。彼女は、いつも自分の心の支えだった。だが、その存在が彼にとってどれほど特別なものか理解することができずにいた。
「別に、何でもないよ」と、かまはつぶやいた。彼の声は、まるで風に消えてしまうかのように小さかった。れあは、そんな彼の様子を見逃さなかった。「本当に？何かあったら、言ってね」と、優しく微笑むれあ。その笑顔は、彼の心に小さな火種を灯した。しかし、その火種は、まだ大きな炎にはなれない。
れあは、かまのことが好きだった。彼女の心の中には、告白を何度も試みたけれど、いつも振り向いてもらえなかった彼に対する複雑な思いが渦巻いていた。彼のことを思うと、胸が締め付けられるような感情が湧き上がってくる。何度も心の中で「好き」とつぶやいたが、言葉にする勇気が出なかった。
「かま、今日、映画を見に行かない？」れあが提案する。かまは、少し考えた後、頷いた。彼女と一緒にいると、心が少し落ち着く。不安な気持ちを抱えたまま、彼はれあと映画館へ向かった。
映画館の暗闇の中、スクリーンに映し出される物語に集中しようとしたが、かまの頭の中は、れあのことばかりだった。彼女の笑顔、声、そして何よりも、彼女の存在が彼の心を引き寄せていた。映画が終わり、二人は映画館を出ると、外はすっかり夜になっていた。
「楽しかったね！」れあの声が、かまの心に響く。彼女の笑顔を見ていると、彼も少しだけ心が軽くなったような気がした。「ああ、楽しかった」とかまは答えた。れあの横顔を見ながら、彼は心の中で葛藤していた。告白するべきか、それともこのまま何も言わずに過ごすべきか。彼の心の中で、二つの思いが激しくぶつかり合っていた。
「ねぇ、かま。私、言いたいことがあるんだけど」と、れあが突然口を開いた。かまは心臓がドキリとした。彼女が自分に何を言おうとしているのか、まるで予測できなかった。「何？」と、声を震わせながら尋ねた。
「私、かまのことが好きなの。でも、ずっと告白するのが怖くて…」と、れあは続けた。彼女の言葉は、かまの心に直接響いた。「え…本当に？」かまは驚き、目を見開いた。れあの言葉が真実であることを確かめたくて、彼女の瞳をじっと見つめた。
「うん、本当に。だから、かまも私のことをどう思ってるのか教えてほしい」と、れあは少し恥ずかしそうに言った。かまの心は、喜びと戸惑いで渦巻いていた。「実は、僕もれあのことが好きなんだ」と、彼はついに告白した。
れあの顔がぱっと明るくなった。「本当？よかった！」彼女は嬉しそうに笑った。その瞬間、かまは彼女の笑顔に心を奪われた。彼女の存在が、自分にとってどれほど大切かを実感した。
「でも、僕はこんなに好きなのに、告白できなかった」と、かまは続けた。れあは彼の言葉に耳を傾け、優しく微笑む。「私も同じだよ。だから、もう一度言うね。かま、私を幸せにしてくれる？約束してほしい」と、れあは真剣な目で見つめた。
かまは、その真剣な眼差しに心を打たれた。「そんなに言うなら、絶対に僕を幸せにしてくれよな！」と、彼は力強く言った。
れあはそれにこたえるように
「任せてください！」
といった。
二人の心が一つになった瞬間、周りの世界が煌めいて見えた。
高校卒業後、二人は結婚することになった。互いの心を打ち明けたことで、彼らの愛はさらに深まった。これからの未来を共に歩んでいくことを決意した二人は、まるで春の桜の花びらのように、幸せに舞い上がっていった。
数か月の時がきて、れあはそろそろ子どもがほしいなと感じるとともに、好きな人とえっちなことをしてみたいと思うようになっていた。
「かま、えっちしよう」と、れあが突然言い出した。
「えっ……急にどうしたの？」と、かまはびっくりしながら言った。
「だって、私たちもう付き合って長いし、そろそろいい頃だと思うんだ」れあは頬を赤らめて答えた。
かまは少し戸惑ったが、彼女も自分と同じ気持ちであることがわかり、安心した。しかし同時に、不安な気持ちも湧き上がってきた。彼はほかに女性と付き合ったことがなく、セックスの経験もなかったのだ。
「でも……僕、自信ない……」と、彼は小さな声でつぶやいた。
「大丈夫だよ。私が優しく教えてあげる」れあはそう言うと、かまの手を取った。
二人はベッドの上で抱き合いながらキスをした。キスは次第に激しくなり、舌を絡ませ合ったり唾液を交換したりした。初めてとは思えないほどの濃厚な口づけだった。れあは自分の知識を総動員して、かまをリードしていた。彼女の手つきはとても巧みで、彼の股間は大きく膨らんでいた。
「あらら……こんなに大きくしちゃってるね」と、れあがからかうように言った。
「だって……そんな触り方されたら……」かまは恥ずかしそうに答えた。
れあは微笑みながら彼のズボンを下ろし、パンツの中に手を入れた。すると、そこには硬く大きくなったものが姿を現した。それは彼女の手にすっぽり収まるほどの大きさで、先端からは透明な液体が出ていた。彼女はそれを優しく握り、上下に動かし始めた。最初はゆっくりだったが、だんだん早くなっていった。
「あっ……それやばいかも」と、かまが言うと同時に、彼は射精してしまった。白い液体が飛び散り、シーツの上に染みを作った。
「えっ……もうイッちゃったの？」れあは少し驚いた様子だったが、同時に嬉しさも感じていた。大好きな恋人が初めて絶頂を迎えたことを実感できたからだ。
「うん……ごめん」と、かまは恥ずかしそうに謝った。
「謝らなくていいよ。これからもっと気持ちいいことするんだから」と、れあは言った。彼女はそのまま彼の上にまたがった状態でワイシャツを脱ぎ捨てた。そしてブラジャーを外すと、形の整った美しいバストが現れた。
「ほら、触ってみて」とれあが言った。彼は恐る恐る手を伸ばし、彼女の胸に触れた。柔らかく弾力のある感触が手に伝わり、興奮が高まるのを感じた。
「どう？気持ちいい？」とれあが聞く。
「うん……すごく柔らかい」とかまは答えた。彼女はそのまま体を前後に動かし始めた。その動きに合わせて彼のものが刺激され、快感が広がっていく。さらに彼女は自分の胸を彼の顔に押し当ててきたため、窒息しそうになるほどの柔らかさだった。頭がクラクラし、意識が飛びそうになるほどだった。
「ねぇ……もう我慢できないよ」とかまが言う。
れあは微笑みながら言った。「じゃあ、そろそろ本番いく？」
二人はそのまま一つになった。最初はゆっくりとだったが、徐々に激しくなっていった。お互いの体温が混ざり合い、溶け合っていくような感覚だった。二人の心は完全に一つになり、幸せで満ち溢れていた。
「すごく気持ちいいよ……」とかまが言った。
「私もだよ」とれあも答えた。そして彼女は彼の耳元に顔を近づけ、囁いた。「愛してる」
その瞬間、かまの中で何かが弾けたような気がした。彼のものが脈打ち、熱い液体がれあの中に注ぎ込まれる。彼女はそれを一滴残らず搾り取るかのように強く締め付けた。二人はつながったまま抱き合い、しばらく余韻に浸っていた。
翌朝、かまとれあはベッドの中で目を覚ました。昨晩のことを思い出し、少し照れくさい気持ちになったが、それ以上に幸せを感じた。
「おはよう」とれあが声をかける。
「うん、おはよう」とかまが答える。
二人はしばらくの間、ベッドの上で抱き合っていた。お互いの温もりを感じ合い、愛を確かめ合う時間だった。
その後、れあは会社を辞めることになった。かまとの結婚生活に専念するためだ。彼女は仕事よりも家族や子どもとの時間を大切にしたいと思っていたのだ。かまは彼女を心から応援し、支えることを誓った。
「ねえ、かま？」と、れあが問いかけた。「これからもずっとそばにいてくれるよね？」
「もちろんだよ」とかまは答えた。
そして1年がたとうとしていたころに、私たちに娘ができた。
私たちの大切な。
大事に愛して育てていきたい。大好きな彼と一緒に。