34 / 107
Folge 34 理解不能
しおりを挟む
「タケルが凄く嬉しそうね」
「ほんとね。サダメと二人で入ったのは正解だったみたいで良かったわ」
久しぶりにタケルと二人だけで風呂に入って話をした。
風呂を出てからタケルの表情はずっと明るい。
これだけの事でこいつらの気分を明るくできるのか。
オレでも役に立てているってことなのかな。
いやいや。
こいつらが大人なだけだよな。
いつまでも兄になりきれないオレがそんなこと……。
助けてもらっているのはオレばかりで。
「だからなんで急にそんなこと言い出すの」
「元々は私が最初にお声を掛けたからです」
「先着順で決めるものじゃないでしょ?」
「先着順ですよ! だから皆さん必死なんじゃないですか」
「そんなに必死な人いないと思うけど」
「咲乃は今まで関わらなかったから知らないだけです!」
「美咲に経験があるような言い方しないでよ、ボクと同じじゃない」
なんだなんだぁ? 朝から騒がしい。
それに何の躊躇も無く我が家に入って来るとは。
「ちょ、家の鍵は閉めて無いのか?」
「え? だってあの二人が来るから開けてあるわよ」
「それでも不用心過ぎるだろ」
「大丈夫よ、サダメとタケルがいるんだから」
「そういうところは頼られるのな」
まったく、男の価値って結局は体を張れるかどうかってことなのか?
それすら求められるものが無いよりはマシかも知れないが。
あ、いやいや。
そんな低レベルな次元で物事を考えるのはマズイ。
自分を安売りしちゃだめだぞ、サダメ。
それはいいとして、美乃咲姉妹が喧嘩とは珍しいな。
何を言い争っているのかな。
「サーちゃんは私のです!」
「あのさ、サダメの彼女はボクなんだけど?」
「う、そ、それは……」
「はい、ボクの勝ち」
「勝ち負けの話じゃなくて……」
「いや、先着順がどうとか言ってたよね。なら勝負じゃない」
「ああん、もう!」
はは、オレのことでした。
ま、まあ、今あの二人から出てくる話題と言えば、オレしかないとも思うけどさ。
おっと、調子に乗ってはいかんいかん。
あの二人に会う前と比べて対人感覚が変わってしまったようだ。
オレに対する評価と言うか何かが麻痺してしまっているようで、自分基準が分からなくなってきた。
モテるのも辛いものなのな――ああそういうとこだよね。
いけないと思ったそばからこれだよ。
「二人共おはよ……あら、素通りされちゃった」
「まずは兄ちゃんでしょ。しかたないわ」」
そう。
美乃咲姉妹はまっすぐに向かって来た。
タケルと一緒に食卓で朝食の用意をしているオレの所へ。
「おはよ、サダメ」
「サーちゃん、おは……あ!」
挨拶をしながら咲乃の唇が躊躇なくオレの唇へと着地した。
平和な朝だ。
「ちょっと! いきなり何をやっているのよ!」
「何って見ての通り朝の挨拶じゃない」
「挨拶って……」
「恋人同士なら当然でしょ、ね? サダメ」
どうも平和な朝だという情報はガセだったらしい。
さて、恋人同士で朝の挨拶がキスというのは当然なのかがオレにはわからない。
気まずい空気を少しでもなんとかしようと、自然にタケルへと目をやった。
「咲乃ちゃんは兄ちゃんにキスするまで止まれないんだから、しかたないよね」
そう来たか。
確かにそれこそが咲乃なのだけど。
どうにかしたいとこだけど無理なのかな。
それを嫌かと聞かれると、正直嬉しいから困る。
オレって駄目なやつだ。
知ってた?
――ぐはっ。
これでもがんばっているはずなんですよ、はずなのです、はず。
「美咲はしないの?」
「わ、私!?」
「だって、好きなんでしょ?」
「で、でも彼女じゃないし」
「ああそっか、そうだったね。ごめんごめん、ボクだけがサダメの彼女だった」
「ちょっと! それは違うわよ」
ツィスカがツツツっとオレの横に来た。
そして腕に抱き着く。
「咲乃ちゃん、ちょっと調子に乗り過ぎよ。彼女はあたし」
「わたしもね」
しっかりとカルラも主張する。
そう。
あくまでも咲乃が彼女なのは仮だから。
オレの正彼女は妹二人……。
正彼女ってなんだ?
いよいよハーレム感が増して来ているなあ。
大丈夫かな、オレ。
「ごめんなさいツィスカちゃん、言い過ぎでした」
「気を付けてね」
咲乃はオレの彼女という位置を必死で守る行動をとる。
その一番が妹たちの機嫌を損ねないようにすること。
とにかく妹の言うことには従うんだ。
「あのツィスカちゃん、私も体験させてはもらえないかしら?」
美咲がツィスカにそんなことを言い出した。
最近はオレから離れてタケルと話していたのにどうしたっていうんだろ。
タケルの話では、まだ話せる状況では無いようだったし。
「美咲ちゃんも彼女体験したいの? う~ん、どうするカルラ?」
「どうするって、咲乃ちゃんが体験できているなら同じことだからいいんじゃない?」
おいおい。
話が通ってしまうのかよ。
「え!? ボクがそのまま彼女になるよ!」
「うーんと、あくまで体験中だからね。姉妹なんだし、どちらにも体験してもらいましょう」
「そんな……」
まるでドラマの芝居のようにがっくりと首をうな垂れる咲乃。
相当なショックを受けたようだ。
大変わかりやすい。
「でもいきなりここで終了っていうのも咲乃ちゃんが可哀そうだから今週いっぱいで交代」
いつものこととはいえ、オレ抜きでオレの事が決まってゆく。
この話の中心はオレだと思うんですけど。
何かを言ったところで聞いてはもらえないけどさ。
――情けなさ過ぎる。
「そういうことになったから、兄ちゃん」
「嫌と言う理由は無いけど、それで美咲はいいの?」
「ぜ、ぜひ!」
美咲は押したいのか引きたいのかどっちなんだ?
「そ、そうなのか……」
「サダメ、夜には私のところへ帰って来てね。それまで我慢してる」
「いや、オレから頼んでいる話では無いんだけど」
「美咲ちゃん良かったね! 咲乃ちゃんは残り一週間しっかり満喫してちょうだい」
はあ――みんなが話を畳みかけるから頭がついていけない。
もう完全にオレの脳では理解不能になっています。
これって有りな話なのか? いきなり彼女を変えられてもどう接すればよいのやら。
――――先が思いやられるなあ。
「ほんとね。サダメと二人で入ったのは正解だったみたいで良かったわ」
久しぶりにタケルと二人だけで風呂に入って話をした。
風呂を出てからタケルの表情はずっと明るい。
これだけの事でこいつらの気分を明るくできるのか。
オレでも役に立てているってことなのかな。
いやいや。
こいつらが大人なだけだよな。
いつまでも兄になりきれないオレがそんなこと……。
助けてもらっているのはオレばかりで。
「だからなんで急にそんなこと言い出すの」
「元々は私が最初にお声を掛けたからです」
「先着順で決めるものじゃないでしょ?」
「先着順ですよ! だから皆さん必死なんじゃないですか」
「そんなに必死な人いないと思うけど」
「咲乃は今まで関わらなかったから知らないだけです!」
「美咲に経験があるような言い方しないでよ、ボクと同じじゃない」
なんだなんだぁ? 朝から騒がしい。
それに何の躊躇も無く我が家に入って来るとは。
「ちょ、家の鍵は閉めて無いのか?」
「え? だってあの二人が来るから開けてあるわよ」
「それでも不用心過ぎるだろ」
「大丈夫よ、サダメとタケルがいるんだから」
「そういうところは頼られるのな」
まったく、男の価値って結局は体を張れるかどうかってことなのか?
それすら求められるものが無いよりはマシかも知れないが。
あ、いやいや。
そんな低レベルな次元で物事を考えるのはマズイ。
自分を安売りしちゃだめだぞ、サダメ。
それはいいとして、美乃咲姉妹が喧嘩とは珍しいな。
何を言い争っているのかな。
「サーちゃんは私のです!」
「あのさ、サダメの彼女はボクなんだけど?」
「う、そ、それは……」
「はい、ボクの勝ち」
「勝ち負けの話じゃなくて……」
「いや、先着順がどうとか言ってたよね。なら勝負じゃない」
「ああん、もう!」
はは、オレのことでした。
ま、まあ、今あの二人から出てくる話題と言えば、オレしかないとも思うけどさ。
おっと、調子に乗ってはいかんいかん。
あの二人に会う前と比べて対人感覚が変わってしまったようだ。
オレに対する評価と言うか何かが麻痺してしまっているようで、自分基準が分からなくなってきた。
モテるのも辛いものなのな――ああそういうとこだよね。
いけないと思ったそばからこれだよ。
「二人共おはよ……あら、素通りされちゃった」
「まずは兄ちゃんでしょ。しかたないわ」」
そう。
美乃咲姉妹はまっすぐに向かって来た。
タケルと一緒に食卓で朝食の用意をしているオレの所へ。
「おはよ、サダメ」
「サーちゃん、おは……あ!」
挨拶をしながら咲乃の唇が躊躇なくオレの唇へと着地した。
平和な朝だ。
「ちょっと! いきなり何をやっているのよ!」
「何って見ての通り朝の挨拶じゃない」
「挨拶って……」
「恋人同士なら当然でしょ、ね? サダメ」
どうも平和な朝だという情報はガセだったらしい。
さて、恋人同士で朝の挨拶がキスというのは当然なのかがオレにはわからない。
気まずい空気を少しでもなんとかしようと、自然にタケルへと目をやった。
「咲乃ちゃんは兄ちゃんにキスするまで止まれないんだから、しかたないよね」
そう来たか。
確かにそれこそが咲乃なのだけど。
どうにかしたいとこだけど無理なのかな。
それを嫌かと聞かれると、正直嬉しいから困る。
オレって駄目なやつだ。
知ってた?
――ぐはっ。
これでもがんばっているはずなんですよ、はずなのです、はず。
「美咲はしないの?」
「わ、私!?」
「だって、好きなんでしょ?」
「で、でも彼女じゃないし」
「ああそっか、そうだったね。ごめんごめん、ボクだけがサダメの彼女だった」
「ちょっと! それは違うわよ」
ツィスカがツツツっとオレの横に来た。
そして腕に抱き着く。
「咲乃ちゃん、ちょっと調子に乗り過ぎよ。彼女はあたし」
「わたしもね」
しっかりとカルラも主張する。
そう。
あくまでも咲乃が彼女なのは仮だから。
オレの正彼女は妹二人……。
正彼女ってなんだ?
いよいよハーレム感が増して来ているなあ。
大丈夫かな、オレ。
「ごめんなさいツィスカちゃん、言い過ぎでした」
「気を付けてね」
咲乃はオレの彼女という位置を必死で守る行動をとる。
その一番が妹たちの機嫌を損ねないようにすること。
とにかく妹の言うことには従うんだ。
「あのツィスカちゃん、私も体験させてはもらえないかしら?」
美咲がツィスカにそんなことを言い出した。
最近はオレから離れてタケルと話していたのにどうしたっていうんだろ。
タケルの話では、まだ話せる状況では無いようだったし。
「美咲ちゃんも彼女体験したいの? う~ん、どうするカルラ?」
「どうするって、咲乃ちゃんが体験できているなら同じことだからいいんじゃない?」
おいおい。
話が通ってしまうのかよ。
「え!? ボクがそのまま彼女になるよ!」
「うーんと、あくまで体験中だからね。姉妹なんだし、どちらにも体験してもらいましょう」
「そんな……」
まるでドラマの芝居のようにがっくりと首をうな垂れる咲乃。
相当なショックを受けたようだ。
大変わかりやすい。
「でもいきなりここで終了っていうのも咲乃ちゃんが可哀そうだから今週いっぱいで交代」
いつものこととはいえ、オレ抜きでオレの事が決まってゆく。
この話の中心はオレだと思うんですけど。
何かを言ったところで聞いてはもらえないけどさ。
――情けなさ過ぎる。
「そういうことになったから、兄ちゃん」
「嫌と言う理由は無いけど、それで美咲はいいの?」
「ぜ、ぜひ!」
美咲は押したいのか引きたいのかどっちなんだ?
「そ、そうなのか……」
「サダメ、夜には私のところへ帰って来てね。それまで我慢してる」
「いや、オレから頼んでいる話では無いんだけど」
「美咲ちゃん良かったね! 咲乃ちゃんは残り一週間しっかり満喫してちょうだい」
はあ――みんなが話を畳みかけるから頭がついていけない。
もう完全にオレの脳では理解不能になっています。
これって有りな話なのか? いきなり彼女を変えられてもどう接すればよいのやら。
――――先が思いやられるなあ。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『階段対策会議(※恋愛)――年上騎士団長の健康管理が過剰です』
星乃和花
恋愛
【完結済:全9話】
経理兼給仕のクラリスは、騎士団で働くただの事務員――のはずだった。
なのに、年上で情緒に欠ける騎士団長グラントにある日突然こう言われる。
「君は転倒する可能性がある。――健康管理対象にする」
階段対策会議、動線の変更、手をつなぐのは転倒防止、ストール支給は防寒対策。
全部合理的、全部正しい。……正しいはずなのに!
「頬が赤い。必要だ」
「君を、大事にしたい」
真顔で“強い言葉”を投下してくる団長に、乙女心を隠すクラリスの心拍数は業務超過。
さらに副団長ローレンは胃薬片手に「恋は会議にするな!!」と絶叫中!?
これは健康管理?それとも恋愛?
――答え合わせの前に、まず“階段(概念)“をご確認ください。
まずはお嫁さんからお願いします。
桜庭かなめ
恋愛
高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。
4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。
総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。
いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。
デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2025.11.25)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想をお待ちしております。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている
夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった!
……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。
なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ!
秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。
「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」
クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない!
秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる