27 / 107
Folge 27 体験版
しおりを挟む
さて。
咲乃が登校を再開した週の最終日。
金曜日だ。
火、水、木は症状も軽くならなくて大変だった。
途中保健室で休んだり、突然教室を飛び出してトイレに駆け込み吐いたり。
毎日ヘトヘトになっていた。
そして今日もオレにしがみ付いての教室入り。
クラスメイトも慣れてきたようだ、とオレは思い込んでいる。
じゃないと、あの目線に耐えられない。
咲乃は、当然だが双子の姉である美咲と同様に美人。
雰囲気に多少の違いはあるものの、髪型から制服の着こなしまで同じ。
若干咲乃はスカートを短めにしているぐらいかな。
初見の人ならどちらか分からないだろう。
そんな子が男子と腕を組んで毎朝登校してくるわけだ。
おまけにその相手がオレ。
オレは弟妹好きな上に、妹と付き合っていると噂されている。
その所為で毎日白い目で見られている身。
噂は本当なので何も言い返せないのだけど。
そんな奴が美人で有名な女子の妹と毎日くっついている。
視線が優しいわけがない。
オレが吐きそうだよ。
「ようようおはようお二人さん。咲乃ちゃんはどうですか?」
「裕二おはよう。今日は……どう? 咲乃」
「うん。今日はね、昨日までよりマシみたいなんだ」
「だそうだよ」
「おお! そりゃ良かったじゃない。なんだかんだで金曜日までがんばったね、偉い!」
あのな。
そういうセリフはオレが言いたいんだよ。
裕二はオレの一番言いたいことを全て持って行っちまう。
「ありがと。でもね、それはサーちゃんに言って欲しい事なんだよ」
「おっと、これは失礼しました」
裕二は敬礼している。相変わらず軽いなあ。
しかし驚いた。
咲乃はオレの気持ちが分かったのかと思った。
というより、そのままの意味でオレの言葉として聞きたかったのか。
なんだか嬉しいな。
つい、頭を撫でてしまう――ってここ、学校じゃないか!
咲乃は上目遣いでにっこりしている。
「あのさ、すっかりカップルになっていると思うんですけど、お二人さん」
はっ!
そうか、そうなってしまうんだ。
痛い視線を気にしないためにも、咲乃の目を見ていよう。
「いや、付き合っていないから」
「見つめ合ったままで言われても、説得力ないんだよなあ」
「ボクは早く、付き合っているよって言いたいんだけどね」
「あれま。じゃあ後はサダメ次第だと?」
「そう。サーちゃんって、心の扉が頑丈なの。なかなか突き破れないんだ」
「それじゃあ咲乃ちゃんの熱い想いで火矢を飛ばして、サダメに火をつけようよ」
「う~。ずっとそんな感じで攻めているんだよっ」
まだオレを上目遣いで見つめたまま話している。
「でも、開かないんだ。妹さんには扉が全開なんだけどね」
ほらほら。
そういうこと言うからオレに痛い視線が突き刺さる。
「咲乃、ここで妹の話はご法度だ。そこはよろしく頼む」
「あ、ごめんねサーちゃん。ごめんなさい。気を付けるね」
上目遣いを続けたまま今度は目をうるうるさせている。
そんな表情されたらなんでも許してしまうじゃないか。
「わ、わかってくれればいいから」
「あれまあ。咲乃ちゃんはサダメに対して随分と弱腰になったんだねえ」
「離れたくないからね。絶対離したくないから」
「くっついてないんだけどなあ」
「サダメ君。まだそれを言うかね? いいじゃないか、これだけ思ってもらっているんだから」
う~ん。
確かに付き合えない理由があるのかと問われると……。
無いんだよね。
どんな子か分かっている今となっては。
実は壁を無くしているんだよ。
これってもう、付き合えってことなのかな。
でも、最初に告白してくれた美咲の気持ちは?
最近美咲はオレに対して告白当初のようなアプローチは一切して来なくなっている。
やはり、タケルと……。
あ、それは置いておくんだった。
ああもう! わからないんだよ!
◇
朝、散々裕二を交えて話してからあっという間に全ての授業が終わった。
今日の咲乃は、明るい表情にはなれないようだったけど、酷い症状は出ずに過ごせた。
初めて一日無事に過ごせたんだ。前進できて良かったなあ。
下校途中にそんなことを思いながら歩いていると、無意識に咲乃の頭を撫でていた。
咲乃の腕への抱き着きが強くなるまでそれに気づかずにいたよ。
「あ、ごめん」
「何が?」
「撫でていたからさ」
「今更何言っているの? 今日だけでもボクの頭を何度も撫でてくれているよ」
「そう、だな。よく頑張ったなって思ったらつい、ね」
「今日乗り切れたのはそれもあったと思う。サーちゃん、ありがと」
「一緒に登校しているだけだし、何もしていないぞ」
「一緒に登校してくれていることが凄いんだよ」
「はあ」
まいっか。咲乃がニコニコして調子が良ければ。
あれ?
それって、妹たちに思うことと一緒じゃないか?
う~む。
ということは、もしかして裕二が言っていたことって――。
付き合っているようにしか見えないというより、もう、そうなのかな。
その方が自然なのかな。
そういえば、何か忘れているような……美咲って、どこ?
冷静になってみると、後ろから付いてきている足音が聞こえる。
当然振り返ってみる。
「美咲、何か喋ってよ」
「あら、とても私が入り込む余地はありませんでしたけど」
「そんな。オレは咲乃に付き添っているだけで、姉の美咲が存在消しちゃだめだろ」
「そう言われましても。私がサーちゃんにくっついて歩いているようで、なんだか不思議なんですよ」
「ああ。双子だから楽しめる部分? ってやつなのかな。でもね、話には参加するようにね」
「わかりました。それじゃ、咲乃とサーちゃんを挟んじゃいますか」
はは。
妹以外で双子から挟まれるなんてこと、考えもしなかったよ。
なんて言っているうちに藍原家が間近に迫ってきた頃、
「兄ちゃん!」
よく通る元気な妹の声がした。
二人共走ってくる。
その二人の後ろにもう二人の姿が見える。
いつの間にかオレから離れていた美咲とタケルが道角で話していた。
やっぱりそういうことなのかな。
「兄ちゃんってばっ! あたしへの反応が薄すぎだよ!」
あたた。
ツィスカに思いっきり体当たりされた。
「おかえり。ツィスカ、そのぶつかるまで突進してくるのをなんとかしてくれよ」
「じゃあちゃんとした反応しなさいよ! 彼女が呼んでいるんだから」
「いつもならまだ構わないんだけどさ、今は咲乃も一緒なんだから危ないだろ?」
今気づいたかのような顔をして咲乃を睨みつけ始めた。
「いいわよね、咲乃さんは。同じ学校で一日兄ちゃんと一緒にいられてさ」
「ごめんなさい。ボクは今一日学校にいることだけが目標なだけで」
「ツィスカ、そんなに咲乃を責めるなよ。オレがいるだけでその目標を達成できているんだぜ?」
ツィスカはお得意の腰に両手の甲をあて、仁王立ちなポーズをとる。
もうツィスカポーズと言っていいのかも。
「わかっているわよ。これはちょっとした嫉妬。それぐらい言わせなさいよ」
「わたし達ね、今日話し合ったのよ。この一週間の様子について」
カルラもツイスカの横に並んで何やら話し出した。
二人で畳みかけてくるお話は毎度圧倒されるよ。
「咲乃さんの事情はよくわかったし、何がきっかけで症状が良くなるかなんてわからないわよね。でも、そのきっかけがサダメなら、いっそ傍にいさせてあげてはどうかってことになったの」
へ!?
それどういうこと?
「ま、要するにあれよ、その、体験版お付き合いをしてみたらどう? って彼女からの提案よ」
それ凄い提案だな。
彼女から体験で彼女になれという提案。
聞いたことねえ。
「ほんとに!? ボク、サーちゃんの彼女になっていいの?」
「あの~、オレの気持ちは?」
「兄ちゃんは決められないんでしょ?」
あ、見透かされていた。
ってか分かるよな、この妹達なら。
「困っている人や弱っている人を無視できないんだから」
妹二人は同時にため息。なんだか、すみません。
「だから、咲乃さんのためではあるんだけど、兄ちゃんのためでもあるの」
「わたしたちがいない時間はサダメのこと、咲乃さんよろしくお願いしますね」
咲乃がここ最近で一番の笑顔になっていた。
そして、その笑顔をオレに向けて見せてくる。
こうなると、この子は可愛いや。
はぁ、オレの負けです。
「でもね咲乃さん、体験だから。お試しなの。それを忘れないでね!」
ツィスカが釘を刺している。
妙に嬉しかったりして。
オレってつくづく妹が好きなんだな。
我ながら困ったもんだ。
にしても、咲乃と付き合うのか。
付き合うってどうするんだろ。
今までと何が違うんだろ。
実は、わかんねえ。
だってさ、妹とは仲良くしているだけだし。
他の人と仲良くせずに彼女とだけ仲良くするってこと、と違うのかな。
わっかんねえ。
言われて付き合うってのも良くないと思うけど、体験だもんね。
オレとしても体験版か。
気楽にやってみますか。
それで、いいんだよね?
ああ! わっかんねぇ!
咲乃が登校を再開した週の最終日。
金曜日だ。
火、水、木は症状も軽くならなくて大変だった。
途中保健室で休んだり、突然教室を飛び出してトイレに駆け込み吐いたり。
毎日ヘトヘトになっていた。
そして今日もオレにしがみ付いての教室入り。
クラスメイトも慣れてきたようだ、とオレは思い込んでいる。
じゃないと、あの目線に耐えられない。
咲乃は、当然だが双子の姉である美咲と同様に美人。
雰囲気に多少の違いはあるものの、髪型から制服の着こなしまで同じ。
若干咲乃はスカートを短めにしているぐらいかな。
初見の人ならどちらか分からないだろう。
そんな子が男子と腕を組んで毎朝登校してくるわけだ。
おまけにその相手がオレ。
オレは弟妹好きな上に、妹と付き合っていると噂されている。
その所為で毎日白い目で見られている身。
噂は本当なので何も言い返せないのだけど。
そんな奴が美人で有名な女子の妹と毎日くっついている。
視線が優しいわけがない。
オレが吐きそうだよ。
「ようようおはようお二人さん。咲乃ちゃんはどうですか?」
「裕二おはよう。今日は……どう? 咲乃」
「うん。今日はね、昨日までよりマシみたいなんだ」
「だそうだよ」
「おお! そりゃ良かったじゃない。なんだかんだで金曜日までがんばったね、偉い!」
あのな。
そういうセリフはオレが言いたいんだよ。
裕二はオレの一番言いたいことを全て持って行っちまう。
「ありがと。でもね、それはサーちゃんに言って欲しい事なんだよ」
「おっと、これは失礼しました」
裕二は敬礼している。相変わらず軽いなあ。
しかし驚いた。
咲乃はオレの気持ちが分かったのかと思った。
というより、そのままの意味でオレの言葉として聞きたかったのか。
なんだか嬉しいな。
つい、頭を撫でてしまう――ってここ、学校じゃないか!
咲乃は上目遣いでにっこりしている。
「あのさ、すっかりカップルになっていると思うんですけど、お二人さん」
はっ!
そうか、そうなってしまうんだ。
痛い視線を気にしないためにも、咲乃の目を見ていよう。
「いや、付き合っていないから」
「見つめ合ったままで言われても、説得力ないんだよなあ」
「ボクは早く、付き合っているよって言いたいんだけどね」
「あれま。じゃあ後はサダメ次第だと?」
「そう。サーちゃんって、心の扉が頑丈なの。なかなか突き破れないんだ」
「それじゃあ咲乃ちゃんの熱い想いで火矢を飛ばして、サダメに火をつけようよ」
「う~。ずっとそんな感じで攻めているんだよっ」
まだオレを上目遣いで見つめたまま話している。
「でも、開かないんだ。妹さんには扉が全開なんだけどね」
ほらほら。
そういうこと言うからオレに痛い視線が突き刺さる。
「咲乃、ここで妹の話はご法度だ。そこはよろしく頼む」
「あ、ごめんねサーちゃん。ごめんなさい。気を付けるね」
上目遣いを続けたまま今度は目をうるうるさせている。
そんな表情されたらなんでも許してしまうじゃないか。
「わ、わかってくれればいいから」
「あれまあ。咲乃ちゃんはサダメに対して随分と弱腰になったんだねえ」
「離れたくないからね。絶対離したくないから」
「くっついてないんだけどなあ」
「サダメ君。まだそれを言うかね? いいじゃないか、これだけ思ってもらっているんだから」
う~ん。
確かに付き合えない理由があるのかと問われると……。
無いんだよね。
どんな子か分かっている今となっては。
実は壁を無くしているんだよ。
これってもう、付き合えってことなのかな。
でも、最初に告白してくれた美咲の気持ちは?
最近美咲はオレに対して告白当初のようなアプローチは一切して来なくなっている。
やはり、タケルと……。
あ、それは置いておくんだった。
ああもう! わからないんだよ!
◇
朝、散々裕二を交えて話してからあっという間に全ての授業が終わった。
今日の咲乃は、明るい表情にはなれないようだったけど、酷い症状は出ずに過ごせた。
初めて一日無事に過ごせたんだ。前進できて良かったなあ。
下校途中にそんなことを思いながら歩いていると、無意識に咲乃の頭を撫でていた。
咲乃の腕への抱き着きが強くなるまでそれに気づかずにいたよ。
「あ、ごめん」
「何が?」
「撫でていたからさ」
「今更何言っているの? 今日だけでもボクの頭を何度も撫でてくれているよ」
「そう、だな。よく頑張ったなって思ったらつい、ね」
「今日乗り切れたのはそれもあったと思う。サーちゃん、ありがと」
「一緒に登校しているだけだし、何もしていないぞ」
「一緒に登校してくれていることが凄いんだよ」
「はあ」
まいっか。咲乃がニコニコして調子が良ければ。
あれ?
それって、妹たちに思うことと一緒じゃないか?
う~む。
ということは、もしかして裕二が言っていたことって――。
付き合っているようにしか見えないというより、もう、そうなのかな。
その方が自然なのかな。
そういえば、何か忘れているような……美咲って、どこ?
冷静になってみると、後ろから付いてきている足音が聞こえる。
当然振り返ってみる。
「美咲、何か喋ってよ」
「あら、とても私が入り込む余地はありませんでしたけど」
「そんな。オレは咲乃に付き添っているだけで、姉の美咲が存在消しちゃだめだろ」
「そう言われましても。私がサーちゃんにくっついて歩いているようで、なんだか不思議なんですよ」
「ああ。双子だから楽しめる部分? ってやつなのかな。でもね、話には参加するようにね」
「わかりました。それじゃ、咲乃とサーちゃんを挟んじゃいますか」
はは。
妹以外で双子から挟まれるなんてこと、考えもしなかったよ。
なんて言っているうちに藍原家が間近に迫ってきた頃、
「兄ちゃん!」
よく通る元気な妹の声がした。
二人共走ってくる。
その二人の後ろにもう二人の姿が見える。
いつの間にかオレから離れていた美咲とタケルが道角で話していた。
やっぱりそういうことなのかな。
「兄ちゃんってばっ! あたしへの反応が薄すぎだよ!」
あたた。
ツィスカに思いっきり体当たりされた。
「おかえり。ツィスカ、そのぶつかるまで突進してくるのをなんとかしてくれよ」
「じゃあちゃんとした反応しなさいよ! 彼女が呼んでいるんだから」
「いつもならまだ構わないんだけどさ、今は咲乃も一緒なんだから危ないだろ?」
今気づいたかのような顔をして咲乃を睨みつけ始めた。
「いいわよね、咲乃さんは。同じ学校で一日兄ちゃんと一緒にいられてさ」
「ごめんなさい。ボクは今一日学校にいることだけが目標なだけで」
「ツィスカ、そんなに咲乃を責めるなよ。オレがいるだけでその目標を達成できているんだぜ?」
ツィスカはお得意の腰に両手の甲をあて、仁王立ちなポーズをとる。
もうツィスカポーズと言っていいのかも。
「わかっているわよ。これはちょっとした嫉妬。それぐらい言わせなさいよ」
「わたし達ね、今日話し合ったのよ。この一週間の様子について」
カルラもツイスカの横に並んで何やら話し出した。
二人で畳みかけてくるお話は毎度圧倒されるよ。
「咲乃さんの事情はよくわかったし、何がきっかけで症状が良くなるかなんてわからないわよね。でも、そのきっかけがサダメなら、いっそ傍にいさせてあげてはどうかってことになったの」
へ!?
それどういうこと?
「ま、要するにあれよ、その、体験版お付き合いをしてみたらどう? って彼女からの提案よ」
それ凄い提案だな。
彼女から体験で彼女になれという提案。
聞いたことねえ。
「ほんとに!? ボク、サーちゃんの彼女になっていいの?」
「あの~、オレの気持ちは?」
「兄ちゃんは決められないんでしょ?」
あ、見透かされていた。
ってか分かるよな、この妹達なら。
「困っている人や弱っている人を無視できないんだから」
妹二人は同時にため息。なんだか、すみません。
「だから、咲乃さんのためではあるんだけど、兄ちゃんのためでもあるの」
「わたしたちがいない時間はサダメのこと、咲乃さんよろしくお願いしますね」
咲乃がここ最近で一番の笑顔になっていた。
そして、その笑顔をオレに向けて見せてくる。
こうなると、この子は可愛いや。
はぁ、オレの負けです。
「でもね咲乃さん、体験だから。お試しなの。それを忘れないでね!」
ツィスカが釘を刺している。
妙に嬉しかったりして。
オレってつくづく妹が好きなんだな。
我ながら困ったもんだ。
にしても、咲乃と付き合うのか。
付き合うってどうするんだろ。
今までと何が違うんだろ。
実は、わかんねえ。
だってさ、妹とは仲良くしているだけだし。
他の人と仲良くせずに彼女とだけ仲良くするってこと、と違うのかな。
わっかんねえ。
言われて付き合うってのも良くないと思うけど、体験だもんね。
オレとしても体験版か。
気楽にやってみますか。
それで、いいんだよね?
ああ! わっかんねぇ!
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
高校デビューした幼馴染がマウントとってくるので、カッとなって告白したら断られました。 隣の席のギャルと仲良くしてたら。幼馴染が邪魔してくる件
ケイティBr
青春
最近、幼馴染の様子がおかしい………いやおかしいというよりも、単に高校デビューしたんだと思う。
SNSなどで勉強をしてお化粧もし始めているようだ。髪の毛も校則違反でない範囲で染めてて、完全に陽キャのそれになっている。
そして、俺の両親が中学卒業と共に海外赴任して居なくなってからと言う物、いつも口うるさく色々言ってくる。お前は俺のオカンか!
告白を断られて、落ち込んでいた主人公に声を掛けたのは隣の席の女のギャルだった。
数々の誘惑され続けながら出す結論は!?
『もう我慢出来ない。告白してやる!』 から始まる、すれ違いラブストーリー
※同名でカクヨム・小説家になろうに投稿しております。
※一章は52話完結、二章はカクヨム様にて連載中
【絵】@Chigethi
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】俺のセフレが幼なじみなんですが?
おもち
恋愛
アプリで知り合った女の子。初対面の彼女は予想より断然可愛かった。事前に取り決めていたとおり、2人は恋愛NGの都合の良い関係(セフレ)になる。何回か関係を続け、ある日、彼女の家まで送ると……、その家は、見覚えのある家だった。
『え、ここ、幼馴染の家なんだけど……?』
※他サイトでも投稿しています。2サイト計60万PV作品です。
双子の妹の保護者として、今年から共学になった女子高へ通う兄の話
東岡忠良
青春
二卵性双生児の兄妹、新屋敷竜馬(しんやしきりょうま)と和葉(かずは)は、元女子高の如月(きさらぎ)学園高校へ通うことになった。
今年から共学となったのである。
そこは竜馬が想像していた以上に男子が少なかった。
妹の和葉は学年一位の成績のGカップ美少女だが、思春期のせいか、女性のおっぱいの大きさが気になって仕方がなく、兄竜馬の『おちんちん』も気になって仕方がない。
スポーツ科には新屋敷兄弟と幼稚園からの幼馴染で、長身スポーツ万能Fカップのボーイッシュ少女の三上小夏(みかみこなつ)。
同級生には学年二位でHカップを隠したグラビアアイドル級美人の相生優子(あいおいゆうこ)。
中学からの知り合いの小柄なIカップロリ巨乳の瀬川薫(せがわかおる)。
そして小柄な美少年男子の園田春樹(そのだはるき)。
竜馬の学園生活は、彼らによって刺激的な毎日が待っていた。
新屋敷兄妹中心に繰り広げられる学園コメディーです。
それと『お気に入り』を押して頂けたら、とても励みになります。
よろしくお願い致します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる