【総集編】童話パロディ短編集

Grisly

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オオカミ少年part2

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午前8時。
今日は村が静かである。

「おかしい。
 いつもオオカミが来たと
 叫んでいる少年はどこへ行った。

 これはただことではないぞ。
 武器を取れ。」

ひっそりと猟銃で武装した村人達。
流石のオオカミでも倒されてしまう。

いくらオオカミが賢くても、
静かな村を襲い、
この展開は予想できない。
彼の嘘も無駄ではなかったと言える。





いざ、オオカミの腹を割ってみると…
可哀想に。

オオカミに対して
最も警戒しなければならないはずの子が
1番ノーガードとは…

皮肉なものである。



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