【総集編】童話パロディ短編集
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【総集編】日本昔話 パロディ短編集
Grisly
児童書・童話
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今まで発表した
日本昔ばなしの短編集を、再放送致します。
朝ドラの総集編のような物です笑
読みやすくなっているので、
⭐︎登録して、何度もお読み下さい。
読んだ方も、読んでない方も、
新しい発見があるはず!
是非お楽しみ下さい😄
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母から娘へ
はなこ
児童書・童話
最愛なる娘に
贈るつもり。
出産を夫にわかってもらうより。
この素晴らしさ
我が子に伝えたい。
出産が痛い訳ない
そう言わなければ
いたわってもらえない。
それは、母子の危機だから。
痛いだけだったら?
出産は、何かの罪?
おんなと子
その子というのは、
後に、男にもなる訳で。
それは、みんなの秘密。
こんなに衝撃的に
逝くことは
出産以外ないもの。
医学がこれだけ発達した現代でも
おんなは、普通に
命がけで挑む。
絶対に引き返せない。
子と自分。
どちらかたとえ無くなったとしても
産む。
おっとりドンの童歌
花田 一劫
児童書・童話
いつもおっとりしているドン(道明寺僚) が、通学途中で暴走車に引かれてしまった。
意識を失い気が付くと、この世では見たことのない奇妙な部屋の中。
「どこ。どこ。ここはどこ?」と自問していたら、こっちに雀が近づいて来た。
なんと、その雀は歌をうたい狂ったように踊って(跳ねて)いた。
「チュン。チュン。はあ~。らっせーら。らっせいら。らせらせ、らせーら。」と。
その雀が言うことには、ドンが死んだことを(津軽弁や古いギャグを交えて)伝えに来た者だという。
道明寺が下の世界を覗くと、テレビのドラマで観た昔話の風景のようだった。
その中には、自分と瓜二つのドン助や同級生の瓜二つのハナちゃん、ヤーミ、イート、ヨウカイ、カトッぺがいた。
みんながいる村では、ヌエという妖怪がいた。
ヌエとは、顔は鬼、身体は熊、虎の手や足をもち、何とシッポの先に大蛇の頭がついてあり、人を食べる恐ろしい妖怪のことだった。
ある時、ハナちゃんがヌエに攫われて、ドン助とヤーミでヌエを退治に行くことになるが、天界からドラマを観るように楽しんで鑑賞していた道明寺だったが、道明寺の体は消え、意識はドン助の体と同化していった。
ドン助とヤーミは、ハナちゃんを救出できたのか?恐ろしいヌエは退治できたのか?