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第3部 ギャラリー・ルクス
エピローグ 光の指先
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モノクロ写真に閉じこめられた夏空を背景に、空良が笑っていた。
背が高く、肩幅はひろく、がっしりしている。下から見上げるように撮られた写真で、撮影者はたぶん座っていたのだ。男の目尻には小さく皺がより、唇は楽しくてたまらないといいたげだった。見ていると自分まで快活な気分に包まれるようだ。
男の表情は魅力的だが、顔の造作は平凡な方だろう。ものすごい美形ではまったくない。藤野谷藍閃の方が断然ハンサムだったんじゃないか、と俺は思う。しかし葉月にとってそんなことは問題ではなかったのだろう。
数歩うしろに下がるともっとたくさんの写真が視界に入ってくる。ギャラリーの中にいる客は五、六人というところで、この広さなら、集中して鑑賞するのにちょうどいい人数だ。
写真に添えられたキャプションはタイトルと年号だけのあっさりしたものだが、非売品以外の作品のほとんどに売却済を示す赤丸がついていた。三日前のオープニングパーティで半分以上売れたらしい。生前はまったく無名だったアマチュア写真家の、ごくささやかな回顧展なのに。
俺は黒崎さんと相談して、写真のクレジットには「葉月」とだけ載せることにした。佐井葉月でも、藤野谷葉月でも、柳葉月でもなく。
エントランスを抜けてギャラリー・ルクスの外に出る。とたんにムッとする夏の空気につつまれる。頭の上にも写真のような夏空が広がっている。といっても明日はもう九月だが、天気予報によると暑さはむしろこれからだという。緑道を通り抜けて吹く風は多少涼しく感じられるが、公園には人影はない。
エントランスの階段に腰かけて待っているとエンジンの音が聞こえてくる。青のSUVが停まり、ドアが開いた。
「中で待っていればいいのに。暑いだろう?」と藤野谷がいう。
「夏らしさを味わいたかったんだ」
俺はそう返して助手席に乗り込む。畳んだロードバイクが一台、後部にどうにかおさまっている。もう一台もトランクの中におさまっているはずだが。
「ちゃんと積めたんだな。初心者のくせに」
「積めたよ。サエのAIがやり方を教えてくれた。しかし、どんな風に聞けば素直に答えを教えてくれるのか、いまだによくわからん」
「おまえが慣れていないんだ」
藤野谷とつがいになってから季節がひとつ過ぎようとしている。この夏のあいだに俺たちはふたりで住むための家を買った。やたらとだだっ広いLDKと寝室と、俺のアトリエに使う広い部屋と、藤野谷の車と俺のロードをしまえるガレージと、そしてさらにまだ空き部屋がある中古の家で、ひと昔前は高級住宅街だった地域にある。
中古にしたのは俺が自分で改装したかったからで、藤野谷は呆れた顔をしたが文句はいわなかった。引越しの時は以前俺の家で使っていたホームAIもこちらに移したのだが、意外なことに藤野谷はこの手のAIを使い慣れておらず、毎日俺には意味不明な、一方的な口論をAI相手に繰り広げている。自分が経営する会社では最先端テクノロジーを活用するのだと豪語しているくせに。
いつもの通り藤野谷はFMをつけっぱなしだった。俺は洋楽ヒットチャートから別の番組に変える。俺たちの音楽の好みは合う時もあるが、救いがたいほどすれ違っているときもある。とはいえ、この点で争ったことはない。俺は藤野谷がヒットチャートばかり聞いているのに慣れて、時々自分でも口ずさんでいることがある。藤野谷は藤野谷で、最近は俺がマニアックな音楽を再生するたび、曲名をたずねるようになった。
「天気、どうかな」と俺はいう。
「大丈夫だ。晴れだ」藤野谷は断言する。
「台風予報出てなかったか? あっちまで来るかわからないけど」
「その時はその時だ。コテージでのんびりすればいい」
やっと藤野谷にまとまった休暇がとれるというので、俺たちは最初海外旅行へ行くことを考えたが、葉月の個展が重なったのと俺のヒートが近いのとで、結局やめることにした。
かわりに湖のコテージをしばらく借りてのんびりすごすことになった。俺が近隣を自転車で走りたいというと、それならと藤野谷は自分のロードバイクを買った。今回が彼の初ツーリングということになる。俺にとっても誰かと一緒に走るのは、これがはじめてだ。
「個展の評判、良さそうだな」と藤野谷がいう。
「らしいね。祖父も佐枝の両親もすごく喜んでる」
「オープニングに母が行っただろう。三点ほど買ったようだ。父が話していた」
俺は驚いて眉をあげたが、へえ、という相槌以外は出てこなかった。藤野谷の実家とは今のところ、つかず離れずの関係を保っている。藍閃が帰国して一時滞在したあと、藤野谷の父、藍晶の様子がずいぶん変わったと藤野谷はいう。俺にはその意味することがあまりよくわかっていない。もちろん藍晶と藍閃のあいだには、俺の父親の空良と藍閃のあいだ以上に複雑な時間と感情の堆積があるにちがいなく、藍閃の帰還は相当の激震になったのだろう。渡来がちらりと俺にもらしたところでは、母親の紫もこのごろは毒気を抜かれた感じらしい。
たしかにあれから俺は何度か藤野谷の本家をたずねているが、広い敷地の全体に、潮目が明るい方へ変わったような、そんな雰囲気が漂っていた。名族である藤野谷家のあとを誰が継ぐのか、将来については保留されたままだが、以前のような暗い圧力は藤野谷の肩からおりたようだ。
信号待ちで藤野谷がちらりと俺をみる。
「サエの絵は?」
「ん?」
「出展するんだろう?」
「冬の作家展にね。売れるかどうかはわからない」
ちょうど今、葉月の個展とならんで開催されている新人作家の展示に俺は間に合わなかった。黒崎さんは冬に出すよう勧めてくれ、新しいアトリエで俺はいまその準備をしていた。
車は高速に入り、藤野谷はスピードをあげる。
「サエの絵なら少なくとも三波は買いたがるんじゃないか。ファンだから」
俺は面映ゆい気分でうなずく。
「それはな……嬉しいけど俺は時々恥ずかしい」
「いいじゃないか」
藤野谷は喉の奥で笑う。
「三波がサエのファンだったおかげで俺は助かったんだ」
「俺の動画をネットでみつけた話?」
「そう。俺としても三波に買われる方がいいな。あいつより」
あいつ、というのが誰なのかは見当がつくが、俺はあえて何もいわないことにする。俺だってひとのことをいえた義理じゃないが、藤野谷の嫉妬深さは相当なものだ。寝た子は起こさないにかぎる。
その時俺は思いついた。
「じゃあ峡に買わせて、三波にプレゼントさせればいい」
藤野谷は不思議そうな顔をした。
「どうして?」
「だってあのふたり、付き合ってるだろう?」
藤野谷がびっくりしたように俺をみる。
「天、知らなかったのか?」
「俺は三波と仕事以外では話さないんだ」
「そうか。俺も知ったのは最近だからな」
ふうんと藤野谷はうなずき、それ以上の興味はなくしたようだった。
柵でさえぎられた退屈な高速の景色を抜けるあいだ、藤野谷と俺は世間のニュースや好きな音楽や藤野谷のビジネスの話など、とりとめなく話す。そうしながら俺は、懐かしいような、まったくはじめての経験をしているような、おかしな気分におちいる。
高校の一年間と大学の四年間、そして去年の再会のあとも、俺と藤野谷はこんな風にとりとめのない話をしていたし、今だって話の内容は似たようなものだ。なのにあの頃とは何かが決定的に変わっている。俺の視界で藤野谷はあいかわらず輝く色、俺にしか見えない色をふりまいているが、俺がいま描いている絵では、その色は影ではなく、無数の光の断片を重ねたようにあらわされる。
こんなに変わりすぎるほど変わったのに、あいかわらず同じように話をしているのがなんだか愉快だった。胸のうちを迫ってくる強い気持ちに対抗して俺はそっと首を振る。そうしないと、あふれてどこかへ流れ出してしまいそうだ。
すると藤野谷は話を中断し、俺をちらっとみてまた前方に注意を戻す。
「どうした?」
たずねる声は流れる音楽のリズムにタイミングが合っていた。
「なんでもない。楽しみだなって思っただけだ」と俺は答える。
「何が?」
「休暇。この先のこと。それ以外もいろいろ」
なぜか藤野谷はふふっと笑いをもらした。
「よかった」
「何が?」
「サエが笑っていると俺も嬉しいから」
「俺、笑ってた?」
「ああ。笑ってた」
車は大きくカーブを曲がった。道の上を雲の影が流れ、空を映した湖が遠くで青く光っている。
(『まばゆいほどに深い闇』本編 END)
背が高く、肩幅はひろく、がっしりしている。下から見上げるように撮られた写真で、撮影者はたぶん座っていたのだ。男の目尻には小さく皺がより、唇は楽しくてたまらないといいたげだった。見ていると自分まで快活な気分に包まれるようだ。
男の表情は魅力的だが、顔の造作は平凡な方だろう。ものすごい美形ではまったくない。藤野谷藍閃の方が断然ハンサムだったんじゃないか、と俺は思う。しかし葉月にとってそんなことは問題ではなかったのだろう。
数歩うしろに下がるともっとたくさんの写真が視界に入ってくる。ギャラリーの中にいる客は五、六人というところで、この広さなら、集中して鑑賞するのにちょうどいい人数だ。
写真に添えられたキャプションはタイトルと年号だけのあっさりしたものだが、非売品以外の作品のほとんどに売却済を示す赤丸がついていた。三日前のオープニングパーティで半分以上売れたらしい。生前はまったく無名だったアマチュア写真家の、ごくささやかな回顧展なのに。
俺は黒崎さんと相談して、写真のクレジットには「葉月」とだけ載せることにした。佐井葉月でも、藤野谷葉月でも、柳葉月でもなく。
エントランスを抜けてギャラリー・ルクスの外に出る。とたんにムッとする夏の空気につつまれる。頭の上にも写真のような夏空が広がっている。といっても明日はもう九月だが、天気予報によると暑さはむしろこれからだという。緑道を通り抜けて吹く風は多少涼しく感じられるが、公園には人影はない。
エントランスの階段に腰かけて待っているとエンジンの音が聞こえてくる。青のSUVが停まり、ドアが開いた。
「中で待っていればいいのに。暑いだろう?」と藤野谷がいう。
「夏らしさを味わいたかったんだ」
俺はそう返して助手席に乗り込む。畳んだロードバイクが一台、後部にどうにかおさまっている。もう一台もトランクの中におさまっているはずだが。
「ちゃんと積めたんだな。初心者のくせに」
「積めたよ。サエのAIがやり方を教えてくれた。しかし、どんな風に聞けば素直に答えを教えてくれるのか、いまだによくわからん」
「おまえが慣れていないんだ」
藤野谷とつがいになってから季節がひとつ過ぎようとしている。この夏のあいだに俺たちはふたりで住むための家を買った。やたらとだだっ広いLDKと寝室と、俺のアトリエに使う広い部屋と、藤野谷の車と俺のロードをしまえるガレージと、そしてさらにまだ空き部屋がある中古の家で、ひと昔前は高級住宅街だった地域にある。
中古にしたのは俺が自分で改装したかったからで、藤野谷は呆れた顔をしたが文句はいわなかった。引越しの時は以前俺の家で使っていたホームAIもこちらに移したのだが、意外なことに藤野谷はこの手のAIを使い慣れておらず、毎日俺には意味不明な、一方的な口論をAI相手に繰り広げている。自分が経営する会社では最先端テクノロジーを活用するのだと豪語しているくせに。
いつもの通り藤野谷はFMをつけっぱなしだった。俺は洋楽ヒットチャートから別の番組に変える。俺たちの音楽の好みは合う時もあるが、救いがたいほどすれ違っているときもある。とはいえ、この点で争ったことはない。俺は藤野谷がヒットチャートばかり聞いているのに慣れて、時々自分でも口ずさんでいることがある。藤野谷は藤野谷で、最近は俺がマニアックな音楽を再生するたび、曲名をたずねるようになった。
「天気、どうかな」と俺はいう。
「大丈夫だ。晴れだ」藤野谷は断言する。
「台風予報出てなかったか? あっちまで来るかわからないけど」
「その時はその時だ。コテージでのんびりすればいい」
やっと藤野谷にまとまった休暇がとれるというので、俺たちは最初海外旅行へ行くことを考えたが、葉月の個展が重なったのと俺のヒートが近いのとで、結局やめることにした。
かわりに湖のコテージをしばらく借りてのんびりすごすことになった。俺が近隣を自転車で走りたいというと、それならと藤野谷は自分のロードバイクを買った。今回が彼の初ツーリングということになる。俺にとっても誰かと一緒に走るのは、これがはじめてだ。
「個展の評判、良さそうだな」と藤野谷がいう。
「らしいね。祖父も佐枝の両親もすごく喜んでる」
「オープニングに母が行っただろう。三点ほど買ったようだ。父が話していた」
俺は驚いて眉をあげたが、へえ、という相槌以外は出てこなかった。藤野谷の実家とは今のところ、つかず離れずの関係を保っている。藍閃が帰国して一時滞在したあと、藤野谷の父、藍晶の様子がずいぶん変わったと藤野谷はいう。俺にはその意味することがあまりよくわかっていない。もちろん藍晶と藍閃のあいだには、俺の父親の空良と藍閃のあいだ以上に複雑な時間と感情の堆積があるにちがいなく、藍閃の帰還は相当の激震になったのだろう。渡来がちらりと俺にもらしたところでは、母親の紫もこのごろは毒気を抜かれた感じらしい。
たしかにあれから俺は何度か藤野谷の本家をたずねているが、広い敷地の全体に、潮目が明るい方へ変わったような、そんな雰囲気が漂っていた。名族である藤野谷家のあとを誰が継ぐのか、将来については保留されたままだが、以前のような暗い圧力は藤野谷の肩からおりたようだ。
信号待ちで藤野谷がちらりと俺をみる。
「サエの絵は?」
「ん?」
「出展するんだろう?」
「冬の作家展にね。売れるかどうかはわからない」
ちょうど今、葉月の個展とならんで開催されている新人作家の展示に俺は間に合わなかった。黒崎さんは冬に出すよう勧めてくれ、新しいアトリエで俺はいまその準備をしていた。
車は高速に入り、藤野谷はスピードをあげる。
「サエの絵なら少なくとも三波は買いたがるんじゃないか。ファンだから」
俺は面映ゆい気分でうなずく。
「それはな……嬉しいけど俺は時々恥ずかしい」
「いいじゃないか」
藤野谷は喉の奥で笑う。
「三波がサエのファンだったおかげで俺は助かったんだ」
「俺の動画をネットでみつけた話?」
「そう。俺としても三波に買われる方がいいな。あいつより」
あいつ、というのが誰なのかは見当がつくが、俺はあえて何もいわないことにする。俺だってひとのことをいえた義理じゃないが、藤野谷の嫉妬深さは相当なものだ。寝た子は起こさないにかぎる。
その時俺は思いついた。
「じゃあ峡に買わせて、三波にプレゼントさせればいい」
藤野谷は不思議そうな顔をした。
「どうして?」
「だってあのふたり、付き合ってるだろう?」
藤野谷がびっくりしたように俺をみる。
「天、知らなかったのか?」
「俺は三波と仕事以外では話さないんだ」
「そうか。俺も知ったのは最近だからな」
ふうんと藤野谷はうなずき、それ以上の興味はなくしたようだった。
柵でさえぎられた退屈な高速の景色を抜けるあいだ、藤野谷と俺は世間のニュースや好きな音楽や藤野谷のビジネスの話など、とりとめなく話す。そうしながら俺は、懐かしいような、まったくはじめての経験をしているような、おかしな気分におちいる。
高校の一年間と大学の四年間、そして去年の再会のあとも、俺と藤野谷はこんな風にとりとめのない話をしていたし、今だって話の内容は似たようなものだ。なのにあの頃とは何かが決定的に変わっている。俺の視界で藤野谷はあいかわらず輝く色、俺にしか見えない色をふりまいているが、俺がいま描いている絵では、その色は影ではなく、無数の光の断片を重ねたようにあらわされる。
こんなに変わりすぎるほど変わったのに、あいかわらず同じように話をしているのがなんだか愉快だった。胸のうちを迫ってくる強い気持ちに対抗して俺はそっと首を振る。そうしないと、あふれてどこかへ流れ出してしまいそうだ。
すると藤野谷は話を中断し、俺をちらっとみてまた前方に注意を戻す。
「どうした?」
たずねる声は流れる音楽のリズムにタイミングが合っていた。
「なんでもない。楽しみだなって思っただけだ」と俺は答える。
「何が?」
「休暇。この先のこと。それ以外もいろいろ」
なぜか藤野谷はふふっと笑いをもらした。
「よかった」
「何が?」
「サエが笑っていると俺も嬉しいから」
「俺、笑ってた?」
「ああ。笑ってた」
車は大きくカーブを曲がった。道の上を雲の影が流れ、空を映した湖が遠くで青く光っている。
(『まばゆいほどに深い闇』本編 END)
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