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第三十七話 ちくしょう
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ちくしょう・・・・・・俺、ここで死ぬのか?・・・・・・とタケシは思った。
しかし、木の根元にいる怯えた顔をした泣き黒子の女性が目に入る。
・・・・・・いや、諦めるのはまだ早いと思い、タケシはゆっくり立ち上がる。
「なんだ?まだ立ち上がれるのか?」
「・・・・・・なあ、その女の人を見逃してやってくれないか?」
「何言ってんだお前?なんで見逃さなきゃならないんだな?頭おかしくなったか?」
「・・・・・・だよな」
「お前、立ってるのでやっとなんだな?だから、そんなこと言い出したんだな?」
「・・・・・・」
「図星な──いぎゃあああ」
「!」
ブターノは左足から膝をつくように崩れた。
しかし、木の根元にいる怯えた顔をした泣き黒子の女性が目に入る。
・・・・・・いや、諦めるのはまだ早いと思い、タケシはゆっくり立ち上がる。
「なんだ?まだ立ち上がれるのか?」
「・・・・・・なあ、その女の人を見逃してやってくれないか?」
「何言ってんだお前?なんで見逃さなきゃならないんだな?頭おかしくなったか?」
「・・・・・・だよな」
「お前、立ってるのでやっとなんだな?だから、そんなこと言い出したんだな?」
「・・・・・・」
「図星な──いぎゃあああ」
「!」
ブターノは左足から膝をつくように崩れた。
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