妖戦刀義

和山忍

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六十話 捕まえる

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 風太は後ろに下がりながら、野次郎の攻撃をかわす。

 風太は野次郎の左手を刀で切断し、刀の柄の部分で野次郎の胸を殴打する。

「ぐふっ!」

 野次郎は胸を押さえ、後退りする。

 このままじゃあ、いずれ殺されちまう・・・・・・どうする?逃げるか?嫌!逃げきれるとは思えねえ・・・・・・!

 野次郎は周りを見渡す。

 野次郎は脇に夏海がいることに気づく。
 
 野次郎は夏海と目が合い、ニヤリと笑う。

「!」

 野次郎が夏海を捕まえる。

「!」

 野次郎は左手で夏海の胸を掴むように抱き抱え、右手で夏海の首に爪を当てる。




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