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三十五話 人魚
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「・・・・・・そろそろ、オイラは修行に戻ります」
「わかったわ」
風太が立ち上がる。
「・・・・・・風ちゃん」
「はい」
「前にここへ来た時、お母さんを治してあげられなくてごめんね」
「・・・・・・気にしないで下さい。人魚である夏海さんが海からわざわざ母ちゃんの為にここへ来てくれただけでもありがたかったです」
「・・・・・・私にできることがあったら遠慮なく言ってね!特に治療なら川次郎にも負けないから!」
「ありがとうございます。そういえば、川次郎さんと夫婦になったそうですね。おめでとうございます」
「ありがとう」
「確か、水希っていう義理の娘ができたって聞いたんですけど・・・・・・」
「水希は村にいるわ。村がどんな状況かわからなかったから」
「そうですか」
風太は外へと出る。
「わかったわ」
風太が立ち上がる。
「・・・・・・風ちゃん」
「はい」
「前にここへ来た時、お母さんを治してあげられなくてごめんね」
「・・・・・・気にしないで下さい。人魚である夏海さんが海からわざわざ母ちゃんの為にここへ来てくれただけでもありがたかったです」
「・・・・・・私にできることがあったら遠慮なく言ってね!特に治療なら川次郎にも負けないから!」
「ありがとうございます。そういえば、川次郎さんと夫婦になったそうですね。おめでとうございます」
「ありがとう」
「確か、水希っていう義理の娘ができたって聞いたんですけど・・・・・・」
「水希は村にいるわ。村がどんな状況かわからなかったから」
「そうですか」
風太は外へと出る。
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