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シンデレラ改変その十五
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それから約一ヶ月後──。
「いや~君のおかげで助かったよ」
「いえ、そんな・・・・・・」
「身体に気をつけてね」
「ありがとうございます。調理長」
ナミはお辞儀をして、その場を去った。
ナミが城の中を歩いていると、
「ドゼ!アスア!何を怠けてるの!」
二人が眼鏡をかけた四十代くらいのメイドさんに注意をされている現場を目にする。
「いえ、怠けてたわけではなく少し休んでただけです。ねえアスア?」
「はい」
「少し休んでたって、先程休憩したばかりでしょ!それより床掃除は終わったの?」
「いえ、まだ・・・・・・」
「はい・・・・・・」
「だったら、さっさ掃除を終わらせなさい!」
「はい!すみません」
「すみません」
二人は床掃除を必死にやり始める。
一ヶ月前のあの後、義理の母達にエラをこちらで預かる話とエラにしてきた仕打ちのことを問いただしたらしい。
それに対して、義理の母は王妃に盾突いたらしく、それが原因で牢屋へとぶち込まれた。
残りの二人はああやって、安い給金で働かされている。
ナミはその場を去る。
ナミがしばらく歩くと、
「おお、ナミか・・・・・・」
「王様・・・・・・」
「ニャ~」
猫を抱えながら、歩いていた。
「この度はいろいろすみませんでした。そして、お世話になりました。ありがとうございます」
「いや、もういいよ・・・・・・と言うよりこんなこと言っちゃなんだが、前より言葉づかいがよくなったよ」
「ありがとうございます・・・・・・そういえば、猫はどうするんですか?」
「それなんだが、このまま城で飼おうと思ってな」
「え?」
「最初はなかなか懐かなかったんだが、頬ずりを辞めて、君に頼まれたお礼の魚を与えたら段々に懐くようになってな」
王様が猫を見る。猫は王様に顔ですりすりし始める。
「ニャ~」
「そうなんですか・・・・・・それはよかった。では、失礼します」
「うん。達者でね」
ナミが軽くお辞儀し、王様と猫が軽く手を振る。
その後、ナミは城の各場所の人達に別れの挨拶をしていく。
そして・・・・・・。
「いや~君のおかげで助かったよ」
「いえ、そんな・・・・・・」
「身体に気をつけてね」
「ありがとうございます。調理長」
ナミはお辞儀をして、その場を去った。
ナミが城の中を歩いていると、
「ドゼ!アスア!何を怠けてるの!」
二人が眼鏡をかけた四十代くらいのメイドさんに注意をされている現場を目にする。
「いえ、怠けてたわけではなく少し休んでただけです。ねえアスア?」
「はい」
「少し休んでたって、先程休憩したばかりでしょ!それより床掃除は終わったの?」
「いえ、まだ・・・・・・」
「はい・・・・・・」
「だったら、さっさ掃除を終わらせなさい!」
「はい!すみません」
「すみません」
二人は床掃除を必死にやり始める。
一ヶ月前のあの後、義理の母達にエラをこちらで預かる話とエラにしてきた仕打ちのことを問いただしたらしい。
それに対して、義理の母は王妃に盾突いたらしく、それが原因で牢屋へとぶち込まれた。
残りの二人はああやって、安い給金で働かされている。
ナミはその場を去る。
ナミがしばらく歩くと、
「おお、ナミか・・・・・・」
「王様・・・・・・」
「ニャ~」
猫を抱えながら、歩いていた。
「この度はいろいろすみませんでした。そして、お世話になりました。ありがとうございます」
「いや、もういいよ・・・・・・と言うよりこんなこと言っちゃなんだが、前より言葉づかいがよくなったよ」
「ありがとうございます・・・・・・そういえば、猫はどうするんですか?」
「それなんだが、このまま城で飼おうと思ってな」
「え?」
「最初はなかなか懐かなかったんだが、頬ずりを辞めて、君に頼まれたお礼の魚を与えたら段々に懐くようになってな」
王様が猫を見る。猫は王様に顔ですりすりし始める。
「ニャ~」
「そうなんですか・・・・・・それはよかった。では、失礼します」
「うん。達者でね」
ナミが軽くお辞儀し、王様と猫が軽く手を振る。
その後、ナミは城の各場所の人達に別れの挨拶をしていく。
そして・・・・・・。
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