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シンデレラ改変その九

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 ナミは人形を持ち、

「人形のドレスを脱がしてもいい?」

「いいですけど・・・・・・」

 何をするつもりなんだろ・・・・・・

 ナミは人形のドレスを脱がす。

「よし、そしたら・・・・・・」

 ナミが周りを見渡す。

「どうしたんですか?」

「家って、この近く?」

「まあ、はい」

「家まで案内してくれない?」

「・・・・・・はい」

 エラはナミを家まで案内する。

「大きい家・・・・・・いや、屋敷だね」

「ええ・・・・・・」

 なんで、家に案内されたんだろ?

「中に入れてもらってもいい?」

「構いませんけど・・・・・・どうぞ」  

 エラはそう言いながら、屋敷の中へと入る。

 それに続くようにナミも入る。

「お邪魔します・・・・・・そしたら──」

 ナミは腰のあたりから何かを取り出す。

 杖?と思いながら、エラはナミを見る。
 
 ナミは脱がした人形のドレスに向けて、

「服よ!大きくなれ!」

 と声出して、杖をふった。

 すると、ドレスが人間サイズに大きくなった。

「わっ!」

 エラが驚く。

「はい、着てみて」  

 ナミはエラにドレスを渡す。

「・・・・・・ナミさんって、薄々思っていたけど、魔女さんだったんですね」

「まあね。着終わったら教えて。緩い所やきつい所を魔法で調整するから」

「はい。わかりました」

 そっか、この為に家へと案内されたのか・・・・・・

「あたしは外で準備してるから」

「・・・・・・はい」

 準備?

 ナミは家から出る。
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