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シンデレラ改変その六

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「・・・・・・ふっ馬鹿なシンデレラ」

 そう言いながら、膝を曲げ、エラを見る。

「まさか徹夜で服の修繕を終わらせて、舞踏会用のドレスを少しずつ作っていたとは驚いたわ」

 義理の母は舞踏会用のドレスを見る。

 義理の母は部屋にあったハサミを手にし、舞踏会用のドレスを細かく切っていく。

 細かく切った舞踏会用のドレスを見て、

「これでシンデレラは舞踏会には行けないわ」

 ニヤリと笑う。

「一応、他に舞踏会用のドレスがないか確認しときましょう」

 義理の母はエラの部屋を漁る。

 それから数分後──。

「どうやら、あの一枚だけのようね。よかったわ。けど、もしかしたらドリとアスアの舞踏会用ドレスを着ようとするかもしれないから、クローゼットにカギをしとかないとね」

 そう言って義理の母は部屋を出ていく。
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