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第八十五話 幸せからの・・・・・・その十一
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しばらくして、登はあらかじめレンタルしていた映画のDVDを幸と一緒に観ていた。
「・・・・・・」
二人が観ていたのは洋画のコメディだった。しかし、幸は登の左腕にしがみつくようにして観ていた。
「・・・・・・幸?」
「何?」
「いや、なんだろ?今日、いつもより距離が近くないか?」
「・・・・・・だって、ここにいるのはあたしと登さんだけだよ。こんな時くらいこうしてくっついていたいじゃない」
「・・・・・・まあ、確かに──でも、幸・・・・・・」
「なに?」
腕に胸の感触が伝わる。
「ごめん。なんでもない」
「そう」
・・・・・・俺の馬鹿!
「・・・・・・」
やっぱり今日の幸はいつもと違う。
そして、映画が終わる。
「面白かったね」
「うん・・・・・・」
映画の内容があまり頭に入らなかった・・・・・・嫌ではないけど、このままではいけないような気がする・・・・・・映画鑑賞以外で何か──。
「ねえ、登さん?」
「なに?」
「普段、ゲームとかやるの?」
幸は登のテレビの下にあるゲーム機を見ながら訊ねた。
「え?ああ、うん・・・・・・そうだ!幸?次はテレビゲームやる?」
「うん、やる!」
登は幸にゲームソフトを選んでもらった。
「これがいいかな」
幸が選んだのは大乱戦スカッとキャラクターズというゲームだった。
「それか」
二人はさっそくそのゲームを始める。
「・・・・・・」
二人が観ていたのは洋画のコメディだった。しかし、幸は登の左腕にしがみつくようにして観ていた。
「・・・・・・幸?」
「何?」
「いや、なんだろ?今日、いつもより距離が近くないか?」
「・・・・・・だって、ここにいるのはあたしと登さんだけだよ。こんな時くらいこうしてくっついていたいじゃない」
「・・・・・・まあ、確かに──でも、幸・・・・・・」
「なに?」
腕に胸の感触が伝わる。
「ごめん。なんでもない」
「そう」
・・・・・・俺の馬鹿!
「・・・・・・」
やっぱり今日の幸はいつもと違う。
そして、映画が終わる。
「面白かったね」
「うん・・・・・・」
映画の内容があまり頭に入らなかった・・・・・・嫌ではないけど、このままではいけないような気がする・・・・・・映画鑑賞以外で何か──。
「ねえ、登さん?」
「なに?」
「普段、ゲームとかやるの?」
幸は登のテレビの下にあるゲーム機を見ながら訊ねた。
「え?ああ、うん・・・・・・そうだ!幸?次はテレビゲームやる?」
「うん、やる!」
登は幸にゲームソフトを選んでもらった。
「これがいいかな」
幸が選んだのは大乱戦スカッとキャラクターズというゲームだった。
「それか」
二人はさっそくそのゲームを始める。
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