80 / 113
第七十九話 幸せからの・・・・・・その五
しおりを挟む
幸はスマホを手にしながら、
「約束だよ!二度とあたしとお母さんの前には姿を現さないでね!」
と雅彦に言い放つ。
「はて?そんな約束したか?」
幸が睨む。
「冗談だ。約束は守る」
「さよなら」
「・・・・・・ああ」
幸は自分のアパートへと歩き出す。
「・・・・・・」
しばらく歩いて、幸が後ろを振り向く。
「なんで、ついてくるの⁉」
「しかたないだろ?駅の方向がそっちなんだから・・・・・・ん?」
「なに?」
「あれ」
「えっ?」
幸は雅彦の指さす方へと向く。
すると、そこには髪の長い女性らしき人物に腕組みされながら歩く登の姿があった。
「え・・・・・・⁉」
登はそのまま、女性らしき人物とアパートの中へと入っていった。
「約束だよ!二度とあたしとお母さんの前には姿を現さないでね!」
と雅彦に言い放つ。
「はて?そんな約束したか?」
幸が睨む。
「冗談だ。約束は守る」
「さよなら」
「・・・・・・ああ」
幸は自分のアパートへと歩き出す。
「・・・・・・」
しばらく歩いて、幸が後ろを振り向く。
「なんで、ついてくるの⁉」
「しかたないだろ?駅の方向がそっちなんだから・・・・・・ん?」
「なに?」
「あれ」
「えっ?」
幸は雅彦の指さす方へと向く。
すると、そこには髪の長い女性らしき人物に腕組みされながら歩く登の姿があった。
「え・・・・・・⁉」
登はそのまま、女性らしき人物とアパートの中へと入っていった。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説




淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。

冷徹義兄の密やかな熱愛
橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。
普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。
※王道ヒーローではありません

貴妃エレーナ
無味無臭(不定期更新)
恋愛
「君は、私のことを恨んでいるか?」
後宮で暮らして数十年の月日が流れたある日のこと。国王ローレンスから突然そう聞かれた貴妃エレーナは戸惑ったように答えた。
「急に、どうされたのですか?」
「…分かるだろう、はぐらかさないでくれ。」
「恨んでなどいませんよ。あれは遠い昔のことですから。」
そう言われて、私は今まで蓋をしていた記憶を辿った。
どうやら彼は、若かりし頃に私とあの人の仲を引き裂いてしまったことを今も悔やんでいるらしい。
けれど、もう安心してほしい。
私は既に、今世ではあの人と縁がなかったんだと諦めている。
だから…
「陛下…!大変です、内乱が…」
え…?
ーーーーーーーーーーーーー
ここは、どこ?
さっきまで内乱が…
「エレーナ?」
陛下…?
でも若いわ。
バッと自分の顔を触る。
するとそこにはハリもあってモチモチとした、まるで若い頃の私の肌があった。
懐かしい空間と若い肌…まさか私、昔の時代に戻ったの?!
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる