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第六十二話 飲み屋その四
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「表情よ」
「え?」
「幸は、感情が顔に出やすいのよ。だから──」
「ちょっと待って!それって、あまり良いことばかりじゃないでしょ?嫌なことがあれば、それも顔に出るんだし・・・・・・」
「そうね。確かに良いことばかりじゃないけど、幸の表情は不思議と癒やされるのよ」
「癒やされる?」
そう言えば、駿河も言ってたな。
「うん。なんかね、真っ直ぐこう伝わってきて・・・・・・一緒にいるとなぜか安心するんだよね」
「・・・・・・そうかな?」
「うん。あと、幸って人の陰口をほとんど言わないでしょ?それも含めていいのかもしれない」
「・・・・・・そっか」
幸が微笑む。
「ありがとう・・・・・・これで自分の気持ちにきちんと向き会えるような気がする」
「よかった」
幸の表情は晴々としていた。
「ちなみにその気になる人と何か約束はしてないの?」
「それなんだけどね、実は誘われてるんだ」
「えっそうなの!どこに?」
「それは・・・・・・」
「え?」
「幸は、感情が顔に出やすいのよ。だから──」
「ちょっと待って!それって、あまり良いことばかりじゃないでしょ?嫌なことがあれば、それも顔に出るんだし・・・・・・」
「そうね。確かに良いことばかりじゃないけど、幸の表情は不思議と癒やされるのよ」
「癒やされる?」
そう言えば、駿河も言ってたな。
「うん。なんかね、真っ直ぐこう伝わってきて・・・・・・一緒にいるとなぜか安心するんだよね」
「・・・・・・そうかな?」
「うん。あと、幸って人の陰口をほとんど言わないでしょ?それも含めていいのかもしれない」
「・・・・・・そっか」
幸が微笑む。
「ありがとう・・・・・・これで自分の気持ちにきちんと向き会えるような気がする」
「よかった」
幸の表情は晴々としていた。
「ちなみにその気になる人と何か約束はしてないの?」
「それなんだけどね、実は誘われてるんだ」
「えっそうなの!どこに?」
「それは・・・・・・」
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