32 / 113
第三十一話 一人じゃ行きにくい所その七
しおりを挟む
「ねえねえ、お姉ちゃんって髪の毛いくらか赤っぽいけど染めてるの?」
「ううん。染めてないよ」
「この娘ね。子供の頃はよく外で遊んでたから、日に当たって段々にこんな色になっちゃったのよ」
「えっそうなの!?」
「ちょっとお母さん!嘘はやめてよ!本気にしちゃうでしょ!」
「ごめん。ほんとは生まれつきなの」
「ごめんね」
「もう・・・・・・」
「そっか。もし、ほんとだったらやってみようと思ったんだけど・・・・・・でも、それなら叔父さんのモジャモジャと一緒だね」
健太がそう言うと、真知と幸は登の髪を見て、
「あら、そうだったの?」
「へぇ~」
「まあ、生まれつきの天然パーマという奴です。人口物とは違いますよ!」
それを聞き、思わず幸が少し笑う。
「あっごめんなさい・・・・・・その登さんの髪で笑ったんじゃなくて、その言い方に笑ったというか・・・・・・」
「大丈夫です。わざとそう言ったので」
すると、
「そういえばお姉ちゃんって彼氏いるの?」
健太が幸に質問した。
「ううん。染めてないよ」
「この娘ね。子供の頃はよく外で遊んでたから、日に当たって段々にこんな色になっちゃったのよ」
「えっそうなの!?」
「ちょっとお母さん!嘘はやめてよ!本気にしちゃうでしょ!」
「ごめん。ほんとは生まれつきなの」
「ごめんね」
「もう・・・・・・」
「そっか。もし、ほんとだったらやってみようと思ったんだけど・・・・・・でも、それなら叔父さんのモジャモジャと一緒だね」
健太がそう言うと、真知と幸は登の髪を見て、
「あら、そうだったの?」
「へぇ~」
「まあ、生まれつきの天然パーマという奴です。人口物とは違いますよ!」
それを聞き、思わず幸が少し笑う。
「あっごめんなさい・・・・・・その登さんの髪で笑ったんじゃなくて、その言い方に笑ったというか・・・・・・」
「大丈夫です。わざとそう言ったので」
すると、
「そういえばお姉ちゃんって彼氏いるの?」
健太が幸に質問した。
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説


御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
せいとも
恋愛
国内外に幅広く事業展開する城之内グループ。
取締役社長
城之内 仁 (30)
じょうのうち じん
通称 JJ様
容姿端麗、冷静沈着、
JJ様の笑顔は氷の微笑と恐れられる。
×
城之内グループ子会社
城之内不動産 秘書課勤務
月野 真琴 (27)
つきの まこと
一年前
父親が病気で急死、若くして社長に就任した仁。
同じ日に事故で両親を亡くした真琴。
一年後__
ふたりの運命の歯車が動き出す。
表紙イラストは、イラストAC様よりお借りしています。


淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。

冷徹義兄の密やかな熱愛
橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。
普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。
※王道ヒーローではありません
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる