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第十九話 幸の過去その五
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さらに数年後──
幸はアナグマ幼稚園に就職していた。
そして、幸は友達の紹介で穴山悟という三つ年上の男性と出会い、告白され付き合っていた。
その悟はイラストレーターを目指していた。
その際、幸に様々な衣装を着せてはモデルにしてイラストを描いていた。
幸も悟の役に立てて、嬉しく感じていた。
そんなある日。
「やったー」
「どうしたの?」
「見てくれ!」
それは、幸をモデルに描いたイラストで大賞を受賞したのだ。
「すごい!」
「幸のおかげだよ!ありがとう!」
「そんなことないよ。悟さんが頑張ったからだよ!」
悟の所にはそれをきっかけに仕事が舞い込むようになる。しかし、それと同時に悟の性格にも変化が起きる。
それから十ヶ月後──
それは悟のアパートに幸が来ていた時だった。
幸は座って、小説の表紙を見ていた。
「これって、悟が描いたイラストなんだよね?」
「ああ、そうだよ」
「すごいね」
「それほどでも・・・・・・」
悟は幸をじっと見る。
「なあ、幸」
「何?」
「その・・・・・・胸を触ってもいいかな?」
「えっ⁉」
「あっごめん!嫌だよね?」
・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・服の上からならいいよ」
「えっ!いいの?」
「うん・・・・・・恥ずかしいけど」
幸は頬を赤らめながら返答する。
「わかった・・・・・・」
そういうと、悟は後ろから幸の胸を触る。
「・・・・・・」
幸は頬をさらに赤らめる。
悟は優しく、そっと軽く揉むように触る。
そして、軽く撫でるように触る。
・・・・・・やっぱり恥ずかしい。
「・・・・・・ありがとう」
「うん」
悟は幸の胸を触るのをやめる。
「・・・・・・」
それから、一ヶ月後──
幸は悟に呼ばれ、レストランに来ていた。
「どうしたの?」
「大事な話がある」
「大事な話?」
もしかして、プロポーズ?と幸はそう思いながら、心臓をドキドキさせる。
「別れて欲しい」
「へっ⁉」
幸はアナグマ幼稚園に就職していた。
そして、幸は友達の紹介で穴山悟という三つ年上の男性と出会い、告白され付き合っていた。
その悟はイラストレーターを目指していた。
その際、幸に様々な衣装を着せてはモデルにしてイラストを描いていた。
幸も悟の役に立てて、嬉しく感じていた。
そんなある日。
「やったー」
「どうしたの?」
「見てくれ!」
それは、幸をモデルに描いたイラストで大賞を受賞したのだ。
「すごい!」
「幸のおかげだよ!ありがとう!」
「そんなことないよ。悟さんが頑張ったからだよ!」
悟の所にはそれをきっかけに仕事が舞い込むようになる。しかし、それと同時に悟の性格にも変化が起きる。
それから十ヶ月後──
それは悟のアパートに幸が来ていた時だった。
幸は座って、小説の表紙を見ていた。
「これって、悟が描いたイラストなんだよね?」
「ああ、そうだよ」
「すごいね」
「それほどでも・・・・・・」
悟は幸をじっと見る。
「なあ、幸」
「何?」
「その・・・・・・胸を触ってもいいかな?」
「えっ⁉」
「あっごめん!嫌だよね?」
・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・服の上からならいいよ」
「えっ!いいの?」
「うん・・・・・・恥ずかしいけど」
幸は頬を赤らめながら返答する。
「わかった・・・・・・」
そういうと、悟は後ろから幸の胸を触る。
「・・・・・・」
幸は頬をさらに赤らめる。
悟は優しく、そっと軽く揉むように触る。
そして、軽く撫でるように触る。
・・・・・・やっぱり恥ずかしい。
「・・・・・・ありがとう」
「うん」
悟は幸の胸を触るのをやめる。
「・・・・・・」
それから、一ヶ月後──
幸は悟に呼ばれ、レストランに来ていた。
「どうしたの?」
「大事な話がある」
「大事な話?」
もしかして、プロポーズ?と幸はそう思いながら、心臓をドキドキさせる。
「別れて欲しい」
「へっ⁉」
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