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第十八話 幸の過去その四
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それからニ年後──
幸は幼児保育専門学校の一年生になっていた。
そして、同じ学科の先輩である剛田猛に告白され、付き合っていた。
その猛はアパートで一人暮らしをしていて、幸に合鍵を渡していた。
そんなある日、幸は猛に誕生日サプライズをしようとケーキとプレゼントを持って部屋に入る。
すると、猛は布団の中で知らない女と激しく身体を揺らして、声を荒げていた。
「!・・・・・・」
思わず、手に持っていたケーキとプレゼントを下に落とす。
それに知らない女が気づき、
「ちょっと猛!後ろ!」
「ん?」
猛が後ろを振り向くと、幸がいることに気づき、
「幸!」
猛は思わず、驚く。
猛は幸の足元にあるケーキとプレゼントが落ちてるのに気づく。
「もしかして、サプライズで俺の誕生日を祝ってくれようとしてたのか?」
「うん。でも──」
「これはその・・・・・・幸が悪いんだぞ!ヤらせてくれないし、だから・・・・・・」
「その人とヤッたわけ?」
「まあ・・・・・・そんなところだ」
「まあ・・・・・・そんなところだじゃないよ!なにさ!ひどいよ!」
「ひどいのはどっちだよ!そんな対した身体じゃないのに、勿体ぶってヤらせてくれない、見せてもくれない!・・・・・・あっ!」
「・・・・・・もういい。別れよう」
そう言った後にポシェットから合鍵を出して、下に投げ捨てる。
「あと、サプライズとはいえ、勝手に入ってごめん」
「・・・・・・ああ」
そう言って、幸はアパートを出ていく。
幸は幼児保育専門学校の一年生になっていた。
そして、同じ学科の先輩である剛田猛に告白され、付き合っていた。
その猛はアパートで一人暮らしをしていて、幸に合鍵を渡していた。
そんなある日、幸は猛に誕生日サプライズをしようとケーキとプレゼントを持って部屋に入る。
すると、猛は布団の中で知らない女と激しく身体を揺らして、声を荒げていた。
「!・・・・・・」
思わず、手に持っていたケーキとプレゼントを下に落とす。
それに知らない女が気づき、
「ちょっと猛!後ろ!」
「ん?」
猛が後ろを振り向くと、幸がいることに気づき、
「幸!」
猛は思わず、驚く。
猛は幸の足元にあるケーキとプレゼントが落ちてるのに気づく。
「もしかして、サプライズで俺の誕生日を祝ってくれようとしてたのか?」
「うん。でも──」
「これはその・・・・・・幸が悪いんだぞ!ヤらせてくれないし、だから・・・・・・」
「その人とヤッたわけ?」
「まあ・・・・・・そんなところだ」
「まあ・・・・・・そんなところだじゃないよ!なにさ!ひどいよ!」
「ひどいのはどっちだよ!そんな対した身体じゃないのに、勿体ぶってヤらせてくれない、見せてもくれない!・・・・・・あっ!」
「・・・・・・もういい。別れよう」
そう言った後にポシェットから合鍵を出して、下に投げ捨てる。
「あと、サプライズとはいえ、勝手に入ってごめん」
「・・・・・・ああ」
そう言って、幸はアパートを出ていく。
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