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2ヶ月ぶりにセックスした俺と彼女の話。②
しおりを挟むつぅ、と、太ももを指でなぞる。
なんの反応もない。
胸の上で組んでいる腕をどかせば、さすがに起きそうだから触れない。
とりあえずソファからはみ出ている足元に移動した。
血が通っていないんじゃないか不安になるくらい真っ白な足先に触れる。
小さくて飾り気のない足の指にかるく唇をつける。
熟睡しているのか、ぴくりとも動かない。調子に乗って親指に舌を絡める。
くちゅくちゅとわざと音を出しながらしゃぶる。
「んっ、んんっ」
夢の中でくすぐられてると思っているのか、眉間にシワを寄せて耐えている彼女。
つぅうーーー、と舌先で足指からふくらはぎ、太ももの内側をなぞる。
「んっ、はぁっ」
舌を往復させると、はぁはぁと苦しそうな息を吐き、身動ぎをする。
胸の上で組んでいた手は、くまさん枕の端っこをつかんで震えていた。
これで起きないなんて嘘だろ。
絶対エロい夢を見てる……。
彼女の足の間に上半身を入れて、太ももを撫でながら、パンツの中央を見下ろす。
そろそろと人差し指で触れてみたら、ぷちゅ、と水音がした。……濡れてる。
そのまま足の付け根から指を差し込むと、ぬるりとしたぬかるみにはまった。人差し指の第一関節を曲げて、くちくちとほじる。
とろとろの粘液が指を包み込む。そのままぐぐっと奥に潜り込ませて、つぶつぶとした上壁を擦った。
「んっ」
中指を増やし掻き回す。
パンツを下ろせたらもっといろいろできるけど、それをしてる余裕がない。ぐちゅぐちゅと鳴らしながら、肩にかかっている太ももに舌を伸ばす。息が乱れて腰が振れてきた。
「はぁっ、ぁっ、あっ、……ふふっ」
頭上から小さな笑い声が聞こえた。
顔を上げると、いつのまに外したのか、ヘッドホンを胸に置いた彼女は口に目をつぶりながら手をあてていた。
「起きてる……?」
「起きてるよ。人の寝込み襲うなんてスケベだなぁ」
くっくっ、とイタズラをした子供の目をして笑っている。
起きたら速攻殴られるか蹴られるかを覚悟していたのに。
「いや、だって」
弁解をしようとしたら、ぐん、と勢いよく起き上がった彼女が俺の口を手で制した。
「おいで、続きしよう」
額にかるくキスをされる。
いつもポニーテールかお団子にまとめていたのに、今日は下ろしている背中の真ん中まで伸びた髪が、さらりと俺の頬に流れた。
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