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13話

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天狗は空を飛んでいた。ピカッ…!天狗「んっ?なんだあれ」林の方で一瞬、光ったのが上空から見えた。




金丸「まだかなぁ…」かれこれ、1時間ほど3人は月梨を待っていた。

ガラガラガラッ病室の扉が開いた。看護師C「どうぞ、中へ」3人は病室に呼ばれた。3人は病室に入った。

月梨「あら、金丸さん!?」月梨は振り返る。金丸「月梨さん、良かった。」西郷「心配したにゃ」仁科「心配しましたよ。」医師と向かい合うように月梨は診察室の椅子に座っている。金丸「先生もう大丈夫なんですか!?」仁村「えぇ大丈夫ですよ。少し疲れていたのでしょう。話しは聞きましたから。」金丸「くっ…」金丸の耳鳴りが一瞬大きくなった。

キーーーン(うっ!なんだこの耳鳴りは…痛い…耳が痛い…)
仁村「どうしました?どうかしましたか?」仁科「せっ先生!」金丸「大丈夫だ仁科くん…」
仁村「東京で働いてるみたいですね。先生」
金丸「えぇ…本日は急に駆けつけてしまい、大変助かりました。」
月梨「金丸さんも先生なの?」金丸「えぇ…大学病院で精神科医をしています。仁科くんは、私の部下というか後輩にあたります。」仁科「宜しくお願いします。」月梨「こちらこそ宜しくね。私、小さい頃から心臓が悪っくってね。発作が出たみたいね。」
仁村「そうですね、藪先生から発作の対処法も聞いていましたので…」月梨「藪先生…」金丸「仁村先生は最近伊勢病院に来られたそうですね?」仁村「えぇ…3ヶ月ほどになります。」月梨「藪先生が安心してたのよ…彼は名医って私に言っていたわ。」仁村「それほどでは…(笑)」月梨も話しながら笑ってみせた。
金丸「良かったですよ。一時はどうなるかと思いました。」西郷「ほんとうだにゃ。」仁科「仁村先生ありがとうございました!」仁村「いえいえ」西郷「帰るにゃ」
4人は病室を出た。月梨「皆さんご迷惑おかけしました。本当にありがとうございます。」金丸「気にしないで下さい。そんなことより月梨さんが無事で良かった。」月梨は少しだけ赤くなった。仁科「本当ですよ。」西郷「んにゃ。」金丸「僕らホテルに帰りますが、月梨さんはどうされますか?」月梨「家に帰ります。」月梨は疲れていた。金丸「タクシーで送ります。仁科くんタクシー呼んで!」仁科「はい。」
西郷「本当大丈夫かにゃ?」西郷は月梨に話しかけた。月梨「えぇ、もう大丈夫です。」月梨は金丸の方を向いて話しかけた。金丸はその月梨と目が合って、少し赤くなった。西郷はそれを察した。西郷「連絡先交換するだにゃ」月梨「えっ!?はっはい。」金丸「僕の方から言いますね!」2人が連絡先を交換している様を、タクシーに電話しながらその様子を仁科が見ていた。仁科「はい。伊勢病院に4人お願いします。」





大嶽丸はふっ飛んでいた。「ぐわぁぁあ」金棒で踏み潰す瞬間、逆にふっ飛ばされた。

タケル「許さない!お前を許さないぞ!」タケルはそういうと、一瞬で大嶽丸の頭上に現れた。ふっ飛ばされている仰向けの大嶽丸と、水平になるようにタケルがいる。タケルは大嶽丸の顔面を殴った。

バッコン!!!一発で大嶽丸は地面に頭を叩きつけられた。叩きつけられた地面は10メートルほど穴が空いた。大嶽丸の顔面は血だらけになっている。タケルの凄まじい攻撃が続く、タケル「うおぉぉおおお!!!」タケルのパンチの連打が始まった。バンバンバン!!!大嶽丸の身体はボコボコに殴られている。田村麻呂は呆然とその様子を見ている。田村麻呂「すごい力だ!一体あの虹色の覇気はなんだ!」10メートルもある巨体の大嶽丸が人間程のサイズのタケルにボコボコに殴られている。タケルの身体終始虹色の覇気が出ている。2人は砂埃で見えなくなっていった。
大嶽丸「ぐわぁぁあ」大嶽丸の悲痛の声が響き渡る。タケル「痛みを知れ!!!そしてもう二度と目を覚ますな!」タケルは切れながらボコボコに殴っている。








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