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♡第一章♡
君はやっぱりヒーローでした
しおりを挟む──お昼休み。お兄ちゃん達と一緒に屋上でお弁当を食べていると、隣にいるひぃくんがおもむろに口を開いた。
「昨日は楽しかったねー。また一緒にスパ行こうね、花音」
ニコニコとご機嫌な様子のひぃくん。
(そ、それは今言って欲しくなかった……)
私は昨日、彩奈と二人で映画に行くと言って家を出たのだ。
チラリとお兄ちゃんの様子を窺うと、あまりの恐ろしさに握っていたお箸をポロリと落とす。そんな私の目の前には、お兄ちゃんではなく鬼がいた。
「花音……昨日スパに行ったのか?」
「…………」
固まったまま何も答えようとしない私を見て、諦めた兄ちゃんは私の隣にいるひぃくんへと視線を移す。すると、その視線に気付いたひぃくんが口を開いた。
「そうだよ。花音たら裸で歩いてたからビックリしちゃったよ」
────!?
ひぃくんの発した言葉に、ギシリとその場で身を固めた私とお兄ちゃん。
(ひぃくん……っ、ビックリなのは私の方だよ。私ちゃんと水着着てたし。裸でなんて歩いてないから)
「はだ……、か……っ?」
両目を丸く見開いたお兄ちゃんは、ゆっくりと頭を動かすと驚きに見開かれた瞳で私を捉えた。
「ちっ……違うよ、お兄ちゃん! 私ちゃんと水着着てたよ!?」
「じゃあ、スパには行ったんだな?」
(ああ……、なんて事だ)
私はスパに行った事を認めてしまったらしい。せっかく色々と考えて上手く誤魔化せたと思っていたのに、これも全てひぃくんのせいだ。
(何でよりにもよってお兄ちゃんの前で言うのよ!)
キッとひぃくんを睨みつけると、私の視線に気付いたひぃくんは「また行こうねー」なんてニコニコとしている。
(なんて呑気な人なんだろう。今の状況わかってる……? 私今、お兄ちゃんに追い詰められてるんだよ!?)
相変わらずニコニコとしているひぃくんを見て、諦めた私はお兄ちゃんの顔を見ると口を開いた。
「嘘付いてごめんなさい……」
今にも消えてしまいそうな程にか細い声で謝る。だってお兄ちゃん怖いから。
味方につければこれ以上にないくらいに心強い。だけど敵ともなれば話は別。とんでもなく恐ろしい鬼なのだ。
(お願い……、鬼にならないで)
顔を俯かせてビクビクとしていると、そんな私を見て大きく溜息を吐いたお兄ちゃん。
「響が一緒だったんならまあ……いいよ。けど、もう嘘は付くなよ」
(……え? いいの? だってひぃくんだよ? 私は全然よくないけどね!?)
なんだかんだでお兄ちゃんはひぃくんのことを信頼しているらしい。
昔からそう。最終的にはひぃくんが一緒ならいいと言ってくれるのだ。
(なんで……?)
何でかは分からないけど、とりあえずこの場は助かった。
(ひぃくん、たまには役に立つね)
チラリとひぃくんの方を見る。
「わかったのか? 花音」
「はっ……、はい! わかりました!」
ひぃくんを見ていた私は、お兄ちゃんの声に驚いてピシッと背筋を伸ばすとそう答える。その返事を聞いて、満足気にニッコリと微笑んだお兄ちゃん。
(良かった……)
ホッと安堵の息を漏らした私は、再びお弁当を食べようとその視線を下へと下げる。
(あ……お箸落としちゃったんだ。どうしよう、食べれない)
そんなことを考えながら地面に転がっているお箸を眺める。
すると、視界の端からスッと伸びてきたお箸の握られた腕。その腕を辿ってすぐ横を振り返ると、そんな私を見てニッコリと笑ったひぃくん。
「食べ終わったから使っていいよ」
「……ありがとう」
素直にひぃくんからお箸を受け取ると、私は食べかけだったお弁当を再び食べ始める。そんな中、やけに隣からの視線を感じ、なんだか居心地の悪くなった私はピタリと手を止めた。
(何だろう? そんなに見られると食べにくいんだけど)
「美味しそうだねー」
隣から聞こえてきたその声に小さく溜息を吐く。
(もう……、まだ食べ足りないからってそんなに見つめないでよ。言ってくれれば分けてあげるのに)
「食べる?」
「えっ! いいの!?」
嬉しそうにキラキラと瞳を輝かせるひぃくん。子供みたいなその反応を見て、私は思わずクスリと笑みを溢した。
「いいよ」
笑顔でそう答えると、ひぃくんが好きな玉子焼きを掴んでそのお箸をひぃくんの方へと差し出す。
「いただきま~す」
嬉しそうな声を上げながら、ゆっくりと私に向かって近付いてくるひぃくんの顔。
「……え?」
唖然とする私の耳に届いたのは、「……響!」と焦ったように発したお兄ちゃんの声。ポトリと地面に落下した玉子焼きは、私の足元をコロコロと転がってゆく。
「っ、……お前何してんだよ!」
「えー? だって花音が食べていいって言ったから」
「弁当の話だろ! ほっぺた食うやつがいるかよ!」
私の頬をパクリと食べたひぃんを引き剥がすと、呆然と固まったままの私の頬をゴシゴシと擦るお兄ちゃん。
(お兄ちゃん……ひぃくんてこんなだよ? 本当にひぃくんと一緒ならいいの……? ……なんで?)
そんな事を思いながら、私は擦られ過ぎてヒリヒリと赤くなった頬をそっと右手で抑えた。
◆◆◆
「──ねぇ、花音ちゃん」
突然目の前にフッと影が差し、帰り支度をしていた私は手元から視線を上げると声の主を見た。
私の目の前でニッコリと微笑むクラスメイトの志帆ちゃん。
「今日ってこれから暇かな?」
「うん。どうしたの?」
「今日ね、これから合コンがあるんだけど……花音ちゃん一緒に行かない? 前に彼氏欲しいって言ってたよね?」
そう告げた志帆ちゃんは、私の様子を伺うようにして小首を傾げる。
「い、行きたいっ! 彼氏欲しい!」
勢いよく立ち上がった私を見て、クスクスと笑い声を漏らす志帆ちゃん。
「良かった。南高の人なんだけどね、可愛い子呼べって煩くて」
「え……、それって私で大丈夫なのかな……?」
(合コンには行ってみたい。けど、可愛い子しかダメなら私なんてお呼びではないんじゃ……)
「大歓迎だよ! 花音ちゃんが一番可愛いもん!」
そんなお世辞を言ってくれる志帆ちゃん。なんて優しいんだろう。
「駅前のカラオケで集合だから、一緒に行こう?」
「うんっ!」
合コンなんて生まれて初めてな私は、ワクワクとした気持ちから満面の笑顔を咲かせた。
問題なのはひぃくんとお兄ちゃんだ。もうそろそろ教室に迎えに来てしまう。
(何て言い訳をしよう……)
素直に言ったところで絶対に許してくれるはずもない。かと言って嘘も付けない。ついこの間お兄ちゃんと約束をしてしまったから。
──残る手段は一つしかない。
「彩奈! 先に帰ったってお兄ちゃんに言っておいて! 志帆ちゃん、ダッシュで行こっ!」
近くにいた彩奈にそう告げると、私は志帆ちゃんの手を取って急いで教室を出ていこうとする。そんな私の背後から「えっ!? ちょっと花音!」と言っている彩奈の声が聞こえる。
(ごめんね、彩奈! 今度彩奈の好きなクレープ奢るから!)
心の中でそんな謝罪をした私は、そのまま志帆ちゃんを連れて教室を後にした。
◆◆◆
「何その子!? めちゃくちゃ可愛いじゃん!」
「でしょ~?」
両目を大きく見開いている男の子に向けて、腕組みをしながら得意げな表情を浮かべる志帆ちゃん。
私は今、合コン会場である駅前のカラオケ店へと来ている。見開いた瞳で私を眺めているのは、赤髪で少しチャラそうな見た目のイケメンさん。その対面側のソファには、なんだか男性とは思えないほどの色気を放つイケメンさんが座っている。
(ど、どうしよう……)
あまり深く考えずにここまで来てしまった私は、よくよく考えてみたら合コンとは何をする場なのか全く分からなかった。
(とりあえず……座ってもいいの、かな? でも、一体どこに座るべきなのか……)
チラリと空いているソファに視線を送る。
「こっちにおいで」
その声につられるようにして視線を向けてみると、色気の凄いイケメンさんが自分の座っている隣をポンポンと叩いている。
(これは……隣に座れってこと、だよね?)
「うわぁー! 先越された。蓮が相手じゃ敵わねーよ」
ガックリと肩を落としたチャラそうなイケメンさんは、「はい、君はこっちに座ってね~」と言って私をソファへと座らせる。チラリとすぐ隣を見てみると、色気の凄いイケメンさんがニッコリと微笑む。
「お名前は?」
「結城……、花音です」
「俺は蓮。よろしくね、花音ちゃん」
「あ、はい。……よろしくお願いします」
(こんな感じでいいのかな……? 次は何を話せばいいの?)
そんな事を思っていると、隣にいる蓮さんが話を振ってくれた。
「花音ちゃんは一年生?」
「はい、そうです」
「可愛いね。俺は南高の三年」
「…………」
(な、なんて返せばいいのかわからない。どうしよう……)
チラリと志帆ちゃん達の方を見てみると、すっかりと馴染んで会話が弾んでいる。
(一度しか会った事がない人だって言ってたのに、志帆ちゃんてコミュ力高いんだなぁ……)
そんな志帆ちゃんに関心していると、またもや蓮さんが話を振ってくれた。
「合コン初めて?」
「……はい」
「そっか。それじゃあ緊張しちゃうね」
(はい、そうなんです……。今とっても緊張しています。どうしたらいいのかわかりません)
ヘタレな私は心の中で溜息を吐いた。
(ダメだ……私、合コン無理かも)
カラオケ店に入って十分弱。来るんじゃなかったとさっそく後悔をする。
その後も次々と話題を振ってくれた蓮さん。私はというと、ただ黙って蓮さんの話を聞いているか、時折「はい」とか「そうなんですね」と返事を返すだけで精一杯だった。
(ダメだ……っ、会話が続けられない)
「あ、あの……トイレに行ってきます」
そう伝えると、私は一人トイレへと逃げ込んだ。
(どうしよう……)
もう帰りたいとは流石に言えない。カラオケがあるなら大丈夫かな? なんて思っていたけど、先程から誰も歌う様子などない。
(合コンてそういうものなの?)
これでは場がもたない。私は小さく溜息を吐くと目の前にある鏡を見た。
「……もう戻らないとね」
情けない顔をした自分に向けて小さく呟く。
いつまでもトイレに隠れているわけにもいかず、私はすっかりと気落ちしてしまった心のまま部屋の扉を開いた。
「……え?」
部屋へと一歩入ったところで小さく声を漏らすと、私はピタリと足を止めて呆然とした。それもそのはず。先程までいた志帆ちゃんの姿が見当たらないのだ。
室内を見渡してみると、あのチャラそうなイケメンさんの姿もない。それどころか、志帆ちゃんの荷物までないのだ。
「あの、志帆ちゃん達は……」
「あの二人なら先に帰ったよ」
「……えっ、?」
(さ、先に帰った!? 志帆ちゃん私を置いて先に帰っちゃったの!?)
呆然と扉の前で固まる私。
「ここからは二人で楽しもうね」
立ち尽くしている私の腕を掴んだ蓮さんは、そう告げると私をソファへと座らせた。肩にまわされた腕にガッチリと掴まれ、全く身動きが取れない。
(あ、あれ……? 何か……っ怖い、かも)
「あの……、私も……か、帰ります」
小さな声で縮こまってそう伝える。
「なんで?」
そう言ってニッコリと微笑む蓮さん。
確かに顔は微笑んではいるけど、私の肩を掴む蓮さんの力が強くてなんだかとても怖い。
(どうしよう……、帰りたい)
「わ、私……っ、あの……」
────!?
蓮さんの手が突然私の太腿に触れ、驚いた私はビクリと肩を揺らした。
(な、何!? やだ……っ!)
太腿に触れている蓮さんの手を掴むと、その手を退けようと目一杯力を込める。
両手で掴んでいるというのにビクともしない蓮さんの手。スカートの中に少しだけ入ったその指先に、気付けば私は恐怖から涙を流していた。
「やめっ……、やめてくださ……っ」
カタカタと震える身体で小さな声を振り絞って懇願する。それで辞めてくれると思っていた。初対面でよくわからない人とはいえ、私は泣いているのだ。
「ごめんね」と言って手を離してくれる。そう期待していた私は、頭上から降ってきた声に思考が追いつかなかった。
「大丈夫だよ。大人しくしててね」
そう言って私をソファへと押し倒した蓮さんは、私に跨ると片手で私の口を塞いだ。
────!!?
突然の出来事に状況が全く理解できない。
(何、これ……? 何……!? いや……、怖い……っ!!)
ガタガタと震えながら次々と溢れてくる涙。
(怖い……っ、怖いよ! 助けて……っ! 助けてひぃくん!!!)
何故かその時私の頭に浮かんできたのは、いつもの優しい笑顔のひぃくんだった。
(ごめんなさい……っ、黙って合コンになんて来るんじゃなかった。もうしない……絶対にしないから……っ! だからお願い、ひぃくん助けて!!!)
ギュッと固く瞼を閉じた──その時。
────バンッ!!
突然部屋の扉が乱暴に開かれ、その音に反応して全開になった私の瞳。
目の前に見えるのは、私の上に跨っている蓮さん。その蓮さんがグンッと一瞬上へと持ち上がったかと思うと、そのまま視界の端へと吹き飛んだ。
「……花音っ!!!」
(──!! 来てくれた……っ、助けに来てくれた……っ!!!)
視界に入ってきたひぃくんの姿を見て、その安堵感からボロボロと涙を流す。
「ひぃ……っぐっ、ん……っ」
「っ……大丈夫。もう大丈夫だよ、花音。怖かったね……もう大丈夫だから」
そっと私を抱き起こしてくれたひぃくんは、そのまま私を抱きしめると優しく頭を撫でてくれる。
何度も何度も「大丈夫だよ」と言ってくれるひぃくんのその声は、とても優しく私の耳に響いてなんだかとても安心した。
その後、ひぃくんからの連絡で駆け付けてくれたお兄ちゃん。凄く怒られる。そう覚悟していたのに、私を見たお兄ちゃんは今にも泣き出しそうな顔をして優しく抱きしめてくれた。
そんなお兄ちゃんの姿を見た私は、鼻水を垂らしながらも「ごめんなさい」と何度も謝り続けた。
彩奈から事情を聞いた二人は、ずっと手分けして駅前のカラオケ店を探し回ってくれていたらしい。そんな二人を前に、私はなんて馬鹿なんだろうと心から反省した。
私をおぶって帰るひぃくんの横顔を見つめながら、聞こえるかわからないくらいの声で「ありがとう」と呟く。そんな私を横目に確認したひぃくんは、フワリと優しく微笑んでそれに応えてくれる。
昔から、いつだって私を助けてくれたひぃくん。男の子に意地悪された時も、痴漢やしつこいナンパに遭遇した時も。いつも必ずひぃくんが助けてくれた。
(何でそんな事も忘れてたんだろ……。昔からひぃくんは私のヒーローだったのに)
目の前のひぃくんの背中にギュッと抱きつくと、私はその優しい温もりに涙を流した。
(ひぃくん……っ、ごめんね。いつもありがとう)
心地よく揺れる背中の上でそっと瞼を閉じると、私はそのまま黙って自宅へと帰って行った。
◆◆◆
──その日の夜。自室のベットの上で中々寝付けないでいた私は、少し震える自分の手をキュッと握った。
今日あった出来事が頭の中で何度も再生され、その度に恐怖が蘇ってくる。
(あの時ひぃくんが来てくれなかったら……今頃私はどうなってたんだろう?)
そう考えるととても恐ろしかった。
考えちゃダメ。そうは思うのに、今日あった出来事を嫌でも思い出してしまう。
(眠れないよ……)
そう思いながらギュッと固く瞼を閉じた──その時。
フワリと背後から夜風が吹き込み、ギシリとベッドを軋ませたひぃくんがキュッと優しく私を抱きしめた。
「……花音」
私の耳元で優しく囁くひぃくん。いつもは私が寝ている間にいつの間にか忍び込んで来るのに、まだ午後十時だというのに今日は私が起きている時間に来たようだ。
クルリと後ろに向きを変えると、優しく微笑むひぃくんと視線がぶつかる。
「ずっと花音のこと守ってあげるからね」
そう告げたひぃくんの瞳はとても優しかった。
私は堪らずひぃくんにしがみつくと、その胸元に顔を埋めてギュッと固く瞼を閉じる。そんな私の頭を優しく撫でてくれるひぃくんは、そっと私の髪にキスをすると「おやすみ、花音」と優しく囁く。
(今日だけはひぃくんに甘えさせてもらおう。今日だけ……っ、今だけだから……)
そう心の中で何度も呟いた私は、ひぃくんの心地良いぬくもりに包まれながらゆっくりと意識を手放していった。
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