19 / 47
高1【春】
5月③
しおりを挟む
※※※
「夢ちゃん……。どうして俺の事避けるの? 俺……、何かしたかな?」
私の机の前で、屈んでこちらを覗き込むような仕草をみせる楓くんは、そう言って悲しそうな顔をさせる。
ーーあれから私は、奏多くんとの約束通りに楓くんとの接触を避け続けていた。
とはいえ、同じクラスの私達。避け続けるのは簡単ではない。
現に今、こうして捕まってしまったのだから……。
目の前で楓くんが話し掛けてくれているというのに、無視してこの場を立ち去るなんて凄く酷いと思う。
私だって、されたくはない。
だけどーー
そう思う以上に、奏多くんのことが怖くて堪らないのだ。
(こんな現場を目撃されたら……。また、怒るかもしれないーー)
「……っ」
(ごめんね、楓くん……っ)
そう心の中で謝罪をすると、席を立って急いで教室を出たーーその時。誰かとぶつかった衝撃で、フラリとよろめく。
下を向いていたせいで、目の前に人がいた事に気付けなかったのだ。
「っ……、ご、ごめんなさい」
謝罪の言葉を紡ぎながら、ゆっくりと顔を上げてみるとーー
その先に見えてきた人物の姿に驚き、ビクリと肩を揺らした。
「っ……!!」
氷のように冷たい表情で、私を見下ろしている奏多くん。
そのあまりにも冷たい瞳に恐怖した私は、その場で身を固めるとカタカタと身体を震えさせた。
そんな私を静かに見下ろす奏多くんは、無言のまま私の腕を掴むと、そのままズルズルと引きずるようにして廊下を歩き始める。
周りの生徒達がチラチラと視線を向ける中、それでも気にせずに無言で歩き続ける奏多くん。
そのまま空き教室へと辿り着くと、投げ入れられるようにして中へと入れられた私は、その勢いに体制を崩すと床へと倒れこんだ。
その痛さと仕打ちに耐え切れなかった私は、ついにボロボロと涙を流した。
「ーー夢。約束破ったね」
そう言いながら、ゆっくりと近付いてくる奏多くん。
「はなっ……して……っ、ぅな……いぃっ……。はっ……なしっ……て……なっ……ぅぅっ」
「夢は、本当に悪い子だね……」
泣きながら何度も話していないと訴えてみても、その言葉を信じてくれる様子はない。
「悪い子には、お仕置きが必要だね」
そう告げると、床に座り込んでいた私の後頭部に手を添え、トンッと肩を押した奏多くん。
突然の出来事に、一瞬で頭が真っ白になり思考が停止する。
かろうじて動く瞳をゆっくりと動かしてみると、目の前には相変わらず冷たい瞳をした奏多くんとーーその先には、教室の天井が見える。
つまり、私は今ーー
床に仰向けに倒れているのだ。
そう認識した、次の瞬間。
馬乗りになった奏多くんが、私の制服のリボンを解くと胸元を開き始めた。
「……やっーー!!? んっ……んーっ!!!」
叫びかけた私の口元を片手で塞ぐと、露わになった首元をペロリと舐め上げた奏多くん。
その瞬間、ゾクリとした未知なる刺激が身体中を駆け巡って、自分の意思とは関係なくピクリと身体を震えさせる。
嫌だと泣き叫びたいのにそれすら叶わぬ状況に、次々と涙が流れては床へと落ちてゆく。
チクリとした痛みを何度か首元や鎖骨に与えられた後、塞いでいた口元を一旦解放すると、今度は自らの唇で塞いだ奏多くん。
その隙に、叫ぼうとして口を開いたーーその刹那。
突然、ヌルリと口内へと侵入してきた生暖かい舌。
ーー嫌で嫌で、たまらない。
それでも、逃げては捕まる私の舌。
覆いかぶさる奏多くんを退かそうと押してみても、ビクともしない。
どう頑張っても逃げられない状況に、私はただ、そのまま奏多くんに口内を侵され続けるしかなかったーー
ようやく塞がれていた口が解放されると、私は新鮮な空気を求めて荒く呼吸を始めた。
そんな私を見下ろす奏多くんは、私の首から鎖骨へとゆっくりと指を滑らせると、恍惚とした表情をさせた。
「……虫除け。夢は、虫が嫌いでしょーー?」
そう言って妖しく微笑んだ奏多くんは、
身の毛がよだつほどに、とても恐ろしかったーー
※※※
「それじゃあ夢、また後でね」
そう言って私の首を撫でる奏多くんは、昨日付けたばかりの首元の印を眺めて恍惚とした表情をさせる。
私の耳元に顔を寄せると、「虫には気をつけるんだよ」と告げてから自分の教室へと入って行った奏多くん。
その後ろ姿を見送った私は、首元を隠すようにして髪の毛を前に持ってくると、小さく息を吐いてから自分の教室へと入った。
自分の席に着き、鞄から教科書とノートを取り出すと机の中に入れようとしたーーその時。
何かにコツンとぶつかり、その手を止めた。
(……え?)
あるはずのない物の存在に驚く。
毎日のように嫌がらせを受けている私は、自分の持ち物を机の中に入れたままにして帰る事などないのだ。
何かと思い、机の中を覗いてみるとーー
そこには、見覚えのない白い箱がある。
(何だろう……?)
何の疑いもなくそれを取り出すと、私はおもむろに箱の蓋を開いてみた。
「……っ!!!? い゛やあぁぁぁぁぁーー!!!!」
持っていた箱を投げ出すと、椅子から転げ落ちて床に倒れる。
放り投げた箱からは大量の虫の死骸が飛び散り、周りにいた生徒達も驚きの声を上げる。
そんな中、泣きながらガクガクと震える私は、必死に後ずさろうとするもうまく身体が動かない。
「ーー夢ちゃん!」
駆け寄ってきた隼人くんが、私の身体を支えるようにして肩を掴んだ。
「いやぁーーっっ!!! ……っ……いやあぁぁ!!!」
パニックで取り乱してしまった私は、隼人くんを突き放すとその反動で床へと倒れ込んだ。
そのまま自力で起き上がることもできずに、カタカタと小さく身体を震わせる。
「夢ちゃーー」
「ーーいいよ、俺がやるから」
隼人くんの言葉を遮って、私に近付いて来た楓くん。
一度そっと優しく私の肩に触れると、その場にしゃがんで私の背中を優しく摩り始める。
「……夢ちゃん。大丈夫、大丈夫だよ……」
背中を摩りながらも優しく声を掛け続けてくれる楓くんは、一度そっと私を抱きしめると、「夢ちゃん、保健室に行こうね」と告げてから私を抱え上げて教室を後にしたーー
保健室に着くと、泣きじゃくる私を見て驚く先生に向けて、「ちょっと色々あって……。休ませてあげて下さい」とだけ伝えると、そのままベットまで運んでくれる楓くん。
まるでガラス細工でも扱うかのように、私をそっとベットへと寝かせると、露わになった首元に触れて静かに口を開く。
「夢ちゃん……。これ……、奏多にやられたの?」
『虫には気をつけるんだよ』
先程、奏多くんに言われた言葉を思い出す。
あの箱に入っていた虫は、奏多くんがやったのだろうかーー?
(……っ。何で……、何でこんな事をするの……っ?)
この現状が酷く辛く、悲しくて。それと同時に、とても怖くてーー
楓くんの言葉に答える事もなく、ただ、押し殺すようにして涙を流し続ける。
「……今は、ゆっくり休んで」
私の無言を肯定と捉えたのか、楓くんは一瞬悲しそうな顔をみせると、私の頭を優しく撫でてから保健室を後にしたのだったーー
「夢ちゃん……。どうして俺の事避けるの? 俺……、何かしたかな?」
私の机の前で、屈んでこちらを覗き込むような仕草をみせる楓くんは、そう言って悲しそうな顔をさせる。
ーーあれから私は、奏多くんとの約束通りに楓くんとの接触を避け続けていた。
とはいえ、同じクラスの私達。避け続けるのは簡単ではない。
現に今、こうして捕まってしまったのだから……。
目の前で楓くんが話し掛けてくれているというのに、無視してこの場を立ち去るなんて凄く酷いと思う。
私だって、されたくはない。
だけどーー
そう思う以上に、奏多くんのことが怖くて堪らないのだ。
(こんな現場を目撃されたら……。また、怒るかもしれないーー)
「……っ」
(ごめんね、楓くん……っ)
そう心の中で謝罪をすると、席を立って急いで教室を出たーーその時。誰かとぶつかった衝撃で、フラリとよろめく。
下を向いていたせいで、目の前に人がいた事に気付けなかったのだ。
「っ……、ご、ごめんなさい」
謝罪の言葉を紡ぎながら、ゆっくりと顔を上げてみるとーー
その先に見えてきた人物の姿に驚き、ビクリと肩を揺らした。
「っ……!!」
氷のように冷たい表情で、私を見下ろしている奏多くん。
そのあまりにも冷たい瞳に恐怖した私は、その場で身を固めるとカタカタと身体を震えさせた。
そんな私を静かに見下ろす奏多くんは、無言のまま私の腕を掴むと、そのままズルズルと引きずるようにして廊下を歩き始める。
周りの生徒達がチラチラと視線を向ける中、それでも気にせずに無言で歩き続ける奏多くん。
そのまま空き教室へと辿り着くと、投げ入れられるようにして中へと入れられた私は、その勢いに体制を崩すと床へと倒れこんだ。
その痛さと仕打ちに耐え切れなかった私は、ついにボロボロと涙を流した。
「ーー夢。約束破ったね」
そう言いながら、ゆっくりと近付いてくる奏多くん。
「はなっ……して……っ、ぅな……いぃっ……。はっ……なしっ……て……なっ……ぅぅっ」
「夢は、本当に悪い子だね……」
泣きながら何度も話していないと訴えてみても、その言葉を信じてくれる様子はない。
「悪い子には、お仕置きが必要だね」
そう告げると、床に座り込んでいた私の後頭部に手を添え、トンッと肩を押した奏多くん。
突然の出来事に、一瞬で頭が真っ白になり思考が停止する。
かろうじて動く瞳をゆっくりと動かしてみると、目の前には相変わらず冷たい瞳をした奏多くんとーーその先には、教室の天井が見える。
つまり、私は今ーー
床に仰向けに倒れているのだ。
そう認識した、次の瞬間。
馬乗りになった奏多くんが、私の制服のリボンを解くと胸元を開き始めた。
「……やっーー!!? んっ……んーっ!!!」
叫びかけた私の口元を片手で塞ぐと、露わになった首元をペロリと舐め上げた奏多くん。
その瞬間、ゾクリとした未知なる刺激が身体中を駆け巡って、自分の意思とは関係なくピクリと身体を震えさせる。
嫌だと泣き叫びたいのにそれすら叶わぬ状況に、次々と涙が流れては床へと落ちてゆく。
チクリとした痛みを何度か首元や鎖骨に与えられた後、塞いでいた口元を一旦解放すると、今度は自らの唇で塞いだ奏多くん。
その隙に、叫ぼうとして口を開いたーーその刹那。
突然、ヌルリと口内へと侵入してきた生暖かい舌。
ーー嫌で嫌で、たまらない。
それでも、逃げては捕まる私の舌。
覆いかぶさる奏多くんを退かそうと押してみても、ビクともしない。
どう頑張っても逃げられない状況に、私はただ、そのまま奏多くんに口内を侵され続けるしかなかったーー
ようやく塞がれていた口が解放されると、私は新鮮な空気を求めて荒く呼吸を始めた。
そんな私を見下ろす奏多くんは、私の首から鎖骨へとゆっくりと指を滑らせると、恍惚とした表情をさせた。
「……虫除け。夢は、虫が嫌いでしょーー?」
そう言って妖しく微笑んだ奏多くんは、
身の毛がよだつほどに、とても恐ろしかったーー
※※※
「それじゃあ夢、また後でね」
そう言って私の首を撫でる奏多くんは、昨日付けたばかりの首元の印を眺めて恍惚とした表情をさせる。
私の耳元に顔を寄せると、「虫には気をつけるんだよ」と告げてから自分の教室へと入って行った奏多くん。
その後ろ姿を見送った私は、首元を隠すようにして髪の毛を前に持ってくると、小さく息を吐いてから自分の教室へと入った。
自分の席に着き、鞄から教科書とノートを取り出すと机の中に入れようとしたーーその時。
何かにコツンとぶつかり、その手を止めた。
(……え?)
あるはずのない物の存在に驚く。
毎日のように嫌がらせを受けている私は、自分の持ち物を机の中に入れたままにして帰る事などないのだ。
何かと思い、机の中を覗いてみるとーー
そこには、見覚えのない白い箱がある。
(何だろう……?)
何の疑いもなくそれを取り出すと、私はおもむろに箱の蓋を開いてみた。
「……っ!!!? い゛やあぁぁぁぁぁーー!!!!」
持っていた箱を投げ出すと、椅子から転げ落ちて床に倒れる。
放り投げた箱からは大量の虫の死骸が飛び散り、周りにいた生徒達も驚きの声を上げる。
そんな中、泣きながらガクガクと震える私は、必死に後ずさろうとするもうまく身体が動かない。
「ーー夢ちゃん!」
駆け寄ってきた隼人くんが、私の身体を支えるようにして肩を掴んだ。
「いやぁーーっっ!!! ……っ……いやあぁぁ!!!」
パニックで取り乱してしまった私は、隼人くんを突き放すとその反動で床へと倒れ込んだ。
そのまま自力で起き上がることもできずに、カタカタと小さく身体を震わせる。
「夢ちゃーー」
「ーーいいよ、俺がやるから」
隼人くんの言葉を遮って、私に近付いて来た楓くん。
一度そっと優しく私の肩に触れると、その場にしゃがんで私の背中を優しく摩り始める。
「……夢ちゃん。大丈夫、大丈夫だよ……」
背中を摩りながらも優しく声を掛け続けてくれる楓くんは、一度そっと私を抱きしめると、「夢ちゃん、保健室に行こうね」と告げてから私を抱え上げて教室を後にしたーー
保健室に着くと、泣きじゃくる私を見て驚く先生に向けて、「ちょっと色々あって……。休ませてあげて下さい」とだけ伝えると、そのままベットまで運んでくれる楓くん。
まるでガラス細工でも扱うかのように、私をそっとベットへと寝かせると、露わになった首元に触れて静かに口を開く。
「夢ちゃん……。これ……、奏多にやられたの?」
『虫には気をつけるんだよ』
先程、奏多くんに言われた言葉を思い出す。
あの箱に入っていた虫は、奏多くんがやったのだろうかーー?
(……っ。何で……、何でこんな事をするの……っ?)
この現状が酷く辛く、悲しくて。それと同時に、とても怖くてーー
楓くんの言葉に答える事もなく、ただ、押し殺すようにして涙を流し続ける。
「……今は、ゆっくり休んで」
私の無言を肯定と捉えたのか、楓くんは一瞬悲しそうな顔をみせると、私の頭を優しく撫でてから保健室を後にしたのだったーー
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
学園ミステリ~桐木純架
よなぷー
ミステリー
・絶世の美貌で探偵を自称する高校生、桐木純架。しかし彼は重度の奇行癖の持ち主だった! 相棒・朱雀楼路は彼に振り回されつつ毎日を過ごす。
そんな二人の前に立ち塞がる数々の謎。
血の涙を流す肖像画、何者かに折られるチョーク、喫茶店で奇怪な行動を示す老人……。
新感覚学園ミステリ風コメディ、ここに開幕。
『小説家になろう』でも公開されています――が、検索除外設定です。
バージン・クライシス
アーケロン
ミステリー
友人たちと平穏な学園生活を送っていた女子高生が、密かに人身売買裏サイトのオークションに出展され、四千万の値がつけられてしまった。可憐な美少女バージンをめぐって繰り広げられる、熾烈で仁義なきバージン争奪戦!
時の呪縛
葉羽
ミステリー
山間の孤立した村にある古びた時計塔。かつてこの村は繁栄していたが、失踪事件が連続して発生したことで、村人たちは恐れを抱き、時計塔は放置されたままとなった。17歳の天才高校生・神藤葉羽は、友人に誘われてこの村を訪れることになる。そこで彼は、幼馴染の望月彩由美と共に、村の秘密に迫ることになる。
葉羽と彩由美は、失踪事件に関する不気味な噂を耳にし、時計塔に隠された真実を解明しようとする。しかし、時計塔の内部には、過去の記憶を呼び起こす仕掛けが待ち受けていた。彼らは、時間が歪み、過去の失踪者たちの幻影に直面する中で、次第に自らの心の奥底に潜む恐怖と向き合わせることになる。
果たして、彼らは村の呪いを解き明かし、失踪事件の真相に辿り着けるのか?そして、彼らの友情と恋心は試される。緊迫感あふれる謎解きと心理的恐怖が交錯する本格推理小説。
リモート刑事 笹本翔
雨垂 一滴
ミステリー
『リモート刑事 笹本翔』は、過去のトラウマと戦う一人の刑事が、リモート捜査で事件を解決していく、刑事ドラマです。
主人公の笹本翔は、かつて警察組織の中でトップクラスの捜査官でしたが、ある事件で仲間を失い、自身も重傷を負ったことで、外出恐怖症(アゴラフォビア)に陥り、現場に出ることができなくなってしまいます。
それでも、彼の卓越した分析力と冷静な判断力は衰えず、リモートで捜査指示を出しながら、次々と難事件を解決していきます。
物語の鍵を握るのは、翔の若き相棒・竹内優斗。熱血漢で行動力に満ちた優斗と、過去の傷を抱えながらも冷静に捜査を指揮する翔。二人の対照的なキャラクターが織りなすバディストーリーです。
翔は果たして過去のトラウマを克服し、再び現場に立つことができるのか?
翔と優斗が数々の難事件に挑戦します!
ARIA(アリア)
残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……
失踪した悪役令嬢の奇妙な置き土産
柚木崎 史乃
ミステリー
『探偵侯爵』の二つ名を持つギルフォードは、その優れた推理力で数々の難事件を解決してきた。
そんなギルフォードのもとに、従姉の伯爵令嬢・エルシーが失踪したという知らせが舞い込んでくる。
エルシーは、一度は婚約者に婚約を破棄されたものの、諸事情で呼び戻され復縁・結婚したという特殊な経歴を持つ女性だ。
そして、後日。彼女の夫から失踪事件についての調査依頼を受けたギルフォードは、邸の庭で謎の人形を複数発見する。
怪訝に思いつつも調査を進めた結果、ギルフォードはある『真相』にたどり着くが──。
悪役令嬢の従弟である若き侯爵ギルフォードが謎解きに奮闘する、ゴシックファンタジーミステリー。
どんでん返し
あいうら
ミステリー
「1話完結」~最後の1行で衝撃が走る短編集~
ようやく子どもに恵まれた主人公は、家族でキャンプに来ていた。そこで偶然遭遇したのは、彼が閑職に追いやったかつての部下だった。なぜかファミリー用のテントに1人で宿泊する部下に違和感を覚えるが…
(「薪」より)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる