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「あっつ~」


春もまだ始まったばかりというのに既に半袖でも良いくらい最近は暑い
かと思えば昨日は毛布を引っ張り出すほど寒かったし...


三寒四温とはこのことか



「裕樹ってそんなに暑がりだったっけ」



いつ見ても涼しそうな塩顔イケメンがこちらを向く。

彼は幼馴染の空で、α。


僕はごく普通のβだけど、空は仲良くしてくれている。
同じαとか、お嫁候補のΩと絡めば良いのに、とか思いつつも空といるのは心地良いから幼馴染ポジションから離れられない。


それにしても、どうしてこんなに暑がりになっちゃってんだろう?



「いや、なんか最近やけに暑くて汗が出るんだよね。痩せるかなー」



「痩せたいの?良い身体してると思うけどね」



そう言ってサラッとボディタッチされる。


帰国子女ですか!?


やっぱりαは慣れてるな...


冷たい空の手にブルリと震えると、ニヤッと空が笑った。



「その反応いやらしい~」



敏感だね、と耳元で囁かれて身体がビクッと反応してしまった。



「変なことするなよ!」



「ごめんごめん」



全く、僕に対してもこの調子じゃ空の恋人なんて心臓なんてもたないんじゃないか??


スルッと空の手が腰に降りてくる。


さっきごめんって言ったくせになんだこの手は???



「やめろって!」



「ん~...ねぇ抜いてあげよっか?」



何を?


ずっと距離感が近いままだったから吐息がかかるのが嫌で声は出さずに首だけ傾けて尋ねると、なんと空は僕の性器をツンっと指で突いてきた



「これ、抜いてあげようか?」



「.....結構です!!!」



「でも自分でやるよりイイらしいよ。」



「ふ、ふーん...っておい!!」



目をギラつけせている空なんで初めて見たからちょっとドキドキしつつも変な誘いをスルーしていると、勝手にチャックを開けて僕の萎えたモノを取り出した。


いくらなんでもそれはダメだ


「うわ!やめ...んん♡」


「ね、気持ち良くなるだけだよ?
何にも怖くないから」


ジュプジュプジュプ♡


抵抗しようと思ったのに、空から謎の圧がかかって動けない。
αには威圧フェロモンが出るって聞くけど僕はベーダだから関係ないし、空の眼圧かな...
舌が痺れるみたいですごい...


「はーー♡あーー♡」


そうこうしている間に他人から施される快感は予測不可能ですぐにピュッピュッと射精してしまった

うぅ、早尿みたいで恥ずかしい



「見て、こっちも濡れちゃってる...」


息を整えていると、何故か頬が紅潮している空がツプッとお尻の穴に指を入れてきた


は。。。????


Ωじゃあるまいし...
と思ったが、確かに水音が聞こえて怖くなる。



「裕樹は僕のお嫁さんになりたくてΩになっちゃんだね。
かぁわいい」



違うっ!!こんなの僕じゃない!!



そう否定したいのにグチュグチュ指を出し入れされて、情けない声を出さないようにするので精一杯になる。



「う♡あぅぅ♡♡」



腰がピリピリして気持ちいい♡



「はぁ...もうこんなに蕩ちゃって。
ねぇ、今からコレを裕樹のナカに入れるからちゃんと見ててね」


そう言ってチャックからブルンと目の前に現れた空の昂に一気に目が覚める。



は??

コレを挿れるの...???



「むり...」



「でも子作りセックスはしたいでしょ?」


ギュムッと腰を持ち上げられて、お尻の穴の入り口に空の昂りがピタッと当てられる。



「最近身体がおかしかったのはね、僕のせいだよ。
いつも飲んでたオレンジジュース、美味しかったでしょ?
裕樹をΩにしたくてこっそり薬を混ぜてたんだ。オメガの身体になる為に代謝が上がってたんだよ」



「は?」



「ごめんね?
でも裕樹のことが好きすぎて、我慢できなかった...」


おめが....?

すき...?



しかも身体がおかしかったのはお前のせいだったのかよ!!


よく分からないけどとりあえず空がとんでもないことをしたのは分かった


そんな、そんな可愛い顔して謝られたって絶対に許さない


第一βからΩになる薬が本当にあるなんて...


「大丈夫、すぐ僕と番になるんだから生活に支障は出ないよ」


番?
こんな、ただのβを番にしてもいいのか?


「責任は、とれよ...」


何故かだんだん頭がボーとしてきてうまく考えられないけど、責任は取ってもらわないと困るからな


Ωになるなんて、人生終わりだ



そう呆然としていると、空は絵画のように綺麗に笑ってグッショリ濡れたアナルに性器を挿れてきた。


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