凄腕暗殺者は1回目の人生で殺し合った王子様に「どうして私を殺しにこないんだ？」と詰められています

叶う・敵わない

「呪いを発動させるために僕を殺したのであって、今回の人生では僕を殺さないよね？」


「不倫したら保証はできない」


「お、おう...」


なるほど...
本当に僕のことが好きなのかとそのガチなトーンを聞いてようやく実感した。
うーん、大変な結婚になりそうだと唸っていると腰に回っていた手がいつの間にか僕のワイシャツのボタンを外しにかかっていた。
もしかして今から盛るとかないよね？？
そんな淡い期待も虚しく、王子は優しくキスをしてきた。
完全にモードに入ってしまっている。

「ちょ、おうじ！」

「ユスだ」

「いきなり愛称かよ」


ユス、と呼ぶと良く出来ましたと言わんばかりにキスをされる。そういえば隣の部屋にはおっさんがいるんだけど...そう思ったが、8年前のセックスを思い出した体が受け入れたいと叫び始めている。

「...トロトロだ。期待しちゃった？」

首を振ってもツンデレも可愛い、とか言いながら王子は指をナカに滑らせていく。

「好きだよ、アルディーユ」


「ん、、、」


暗殺者という仕事柄、兄弟以外にはもう一生呼ばれることも無いと思っていた本名を囁かれて驚く。初めて親に貰った大切なプレゼント。

本当、何がダメダメな王子だよ

「ユスには敵わないな...」

強引感は否めないが、それでもこの目の前の男を愛する日はすぐにやってきそうだなと思いながらジワジワ上がってきた快感に身を委ねたのであった。







____________________

読んでいただきありがとうございます。

見切り発車してしまいました...(白状)
前作に引き続き久しぶりにBLを書いたため何もかも忘れてて、、、

あと今オタクしている界隈がR18の作品NGなんですよ。だからオリキャラでもR18を書くのがなんかイケナイ気持ちになってしまって、、、


とにかく、この作品にブクマを付けてくださり、そして読んでいただきありがとうございました！モチベになるのと減ってたらちょっと悲しくなるのでブクマはそのままだと嬉しいです😭