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夫夫編
悩む
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「いっそお色直しで全部着るか...」
どっさりあるタキシードの前でレオは何時間悩むんだろう
デザイナーを家に招いて結婚式の衣装をオーダーしている最中なんだけど、僕は今、絶賛着せ替え人形状態。
これで何着目だろうと考えながら新しいものに着替える。
すごく疲れたけどレオが真剣な目だから僕だけ弱音を吐いちゃいけないなって~。
「これいいんじゃないか...?
ここの切り替えがすごく似合ってる!!
ユキ、着心地はどう?」
やっとお眼鏡に叶うベースが見つかったらしく嬉しそうに声を上げるレオ。
「サラサラしてて気持ちいいよ
これがいいな」
「そうしようか!
じゃあここの布はこれに変更して...」
僕の賛同に頷くとレオはまたまたデザイナーと話し込みはじめた。
ベースが決まったからあとは少し付け足したりもっと高級感が出るよう布を変えたりするんだって!
「じゃあちょっと僕は隣の部屋にいるねー」
メイドさん何人かともう一人のデザイナーをちゃっかり連れてコソコソと隣の部屋に移動する。
なんでかって?
レオにアクセサリーをプレゼントしたいんだ
「それで...事前にお願いしたものは用意してくれたかな?」
連絡を取った時に“サプライズでプレゼントしたいからダイヤモンドと黄金に近い宝石のアクセサリーを何点か持ってきてほしい”
とこっそりお願いしたんだ。
ダイヤモンドは1番僕の瞳に似ているからね。
それにどうせなら僕もペアルックにしたかったからレオの瞳の色の宝石も持ってきてもらった。
「はい!自信を持ってお見せできるものばかりです!」
パカっとトランクが開き一つ一つ説明を聞きながら慎重に選んでいく。
ずっと身につけていてほしいからね!
悩むこと数十分。。。
レオが僕のウエディングスーツを決めるのに時間がかかるように、僕もレオへのプレゼントをすっごく悩んだ。
好きな人が身につけるものだし“似合いそうだなー”“かっこいいなー”って妄想しながらたっぷり考えちゃうよね~
結局片ピアスに決めた。
お揃い感があっていいなって思ったしおしゃれだし結婚指輪と被らない!
「ユキ~こっち来てくれないかな?」
ちょうど支払いの手続きを済ませた瞬間にレオがひょっこり顔を出して僕を呼びにきた。
セーーーーフ!!!
「分かった!!」
スタイリッシュなレオに似合いそうな綺麗なピアスを見つけられて上機嫌な僕は急いでレオの元に向かった。
早く渡したいッッ!!!
どっさりあるタキシードの前でレオは何時間悩むんだろう
デザイナーを家に招いて結婚式の衣装をオーダーしている最中なんだけど、僕は今、絶賛着せ替え人形状態。
これで何着目だろうと考えながら新しいものに着替える。
すごく疲れたけどレオが真剣な目だから僕だけ弱音を吐いちゃいけないなって~。
「これいいんじゃないか...?
ここの切り替えがすごく似合ってる!!
ユキ、着心地はどう?」
やっとお眼鏡に叶うベースが見つかったらしく嬉しそうに声を上げるレオ。
「サラサラしてて気持ちいいよ
これがいいな」
「そうしようか!
じゃあここの布はこれに変更して...」
僕の賛同に頷くとレオはまたまたデザイナーと話し込みはじめた。
ベースが決まったからあとは少し付け足したりもっと高級感が出るよう布を変えたりするんだって!
「じゃあちょっと僕は隣の部屋にいるねー」
メイドさん何人かともう一人のデザイナーをちゃっかり連れてコソコソと隣の部屋に移動する。
なんでかって?
レオにアクセサリーをプレゼントしたいんだ
「それで...事前にお願いしたものは用意してくれたかな?」
連絡を取った時に“サプライズでプレゼントしたいからダイヤモンドと黄金に近い宝石のアクセサリーを何点か持ってきてほしい”
とこっそりお願いしたんだ。
ダイヤモンドは1番僕の瞳に似ているからね。
それにどうせなら僕もペアルックにしたかったからレオの瞳の色の宝石も持ってきてもらった。
「はい!自信を持ってお見せできるものばかりです!」
パカっとトランクが開き一つ一つ説明を聞きながら慎重に選んでいく。
ずっと身につけていてほしいからね!
悩むこと数十分。。。
レオが僕のウエディングスーツを決めるのに時間がかかるように、僕もレオへのプレゼントをすっごく悩んだ。
好きな人が身につけるものだし“似合いそうだなー”“かっこいいなー”って妄想しながらたっぷり考えちゃうよね~
結局片ピアスに決めた。
お揃い感があっていいなって思ったしおしゃれだし結婚指輪と被らない!
「ユキ~こっち来てくれないかな?」
ちょうど支払いの手続きを済ませた瞬間にレオがひょっこり顔を出して僕を呼びにきた。
セーーーーフ!!!
「分かった!!」
スタイリッシュなレオに似合いそうな綺麗なピアスを見つけられて上機嫌な僕は急いでレオの元に向かった。
早く渡したいッッ!!!
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