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さぁ、行こう
しおりを挟む肝心の文化祭は
日本でやったようなものでただただ青春だった。
元25歳のサラリーマンがまさかまた文化祭を経験するとは思わなかったよ。。。
「ユキ、準備できた?」
インターホンが鳴ったのでドアを開けると正装を着たレオが立っていた。
今日も迎えにきてくれたらしい。
レオはルカのパートナーなんだって。
うーん、本当に結婚しないのかな?
「ユキ、似合ってるよ」
「ありがとう!レオもかっこいい!」
そう、レオは本当にかっこよかった。
ピンクの髪にグレーの瞳の僕に合わせてグレーのスーツにピンク色のポケットチーフがアクセントになっていてなかなか決まっている。
「やぁ、邪魔したかな?」
まじまじ見つめているとレオの後ろからひょっこりとダリフが現れた。
「え!?」
あれ?なんで僕の部屋知っているんだろう?
もしかして僕のこと迎えにきた???
無意識に口に出ていたのだろう、
クスクスと笑いながらダリフは僕に手を差し伸べた。
「そう、迎えにきたよ。
なんてったって君は私のパートナーなのだから。」
「アリガトウゴザイマス」
手をちょんと乗せるとそのままゆっくりとエスコートされて寮の外に連れていかれる。
置いていってしまったレオに“お互いがんばろう”の頷きと目配せをして別れた。
ダリフとはずっと無言のままホールに着いた。
なんだか彼もすごく緊張しているようだった。
パーンパパパパーン
壮大なファンファーレが鳴り響いてパーティーの開始を知らされる。
僕の命がかかったショーが始まるのだと固唾を飲んでホールの中に足を踏み入れた。
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