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またフラグ...???
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「おはよう」
朝、ドアを開けるとレオが待っていた。
これはいつもの風景なんだけど昨日のこともあって今日はいないかと思ったから驚いた。
やっぱりレオは律儀だなぁ。
「おはよう。
ちょっと話したいことがあるんだ。」
昨日の誤解をしっかり解いておかなきゃね。
「奇遇だね、僕もだ。」
絶対昨日のことじゃん。
こんな状況にも関わらず不敵の笑みを浮かべているレオを絶対に敵にはしたくないなと思いつつ鍵を閉めて外に出る。
「俺はお前の婚約者を取ってやろうとか思ってないから。
昨日は資料室の整理をしていたら向こうが一方的に手伝ってきて...
とにかく、やましいことなんか一個もしていない。」
「ユキは何もしてないって分かってるよ。」
「本当か!?」
「うん。バングルも光ってなかったし。」
うわ~!!!さすが主人公!!
僕の無罪を信じでくれた!!!
うーん。ということは
イベントを引き起こす強制力はあるけど結果に強制力はないってことかな?
「そういえばユキは王宮に興味ないの?」
急な話の切り替えにハテナを浮かべつつ、誤解が解けたようで嬉しい僕は普通に答える。
もっと厳しい注意を受けると思っていたからね!
「王宮に興味はないかな~。
この前行った時ゴージャスすぎて倒れるかと思ったよ」
「ふーん。そっか、でも王宮暮らしは憧れるんじゃない?」
突然何を聞いているんだろう?
は!もしかして王妃の座を狙っているのかと密かに確かめているのか!?
「全く興味ないかな。
質素で謙虚に生きるのが心と身体の平和の為さ~。
だからレオ、王家に嫁いだ後辛くなったらいつでも俺が相談に乗るからな。」
このまま何も起きなければあのダリフと結婚だからな~
ルカの方が断然優良物件だしそれはちょっと可哀想かも。
「ははっ!ユキは心強いね。
ねぇ、今日の放課後ルカとお茶を飲む予定なんだけど一緒にどう?」
お、噂をすればルカの話。
今会っておいて断罪回避のゴマ擦りをしようかな???
「行く行く!!」
あ、教室に着いた。
またな、と手を振ってレオと別れる。
ん?
よく考えたらルカとレオのデート(?)にお邪魔するってことになるのか。
ルカの想いに気付いていないレオが良くてもルカがどう思うか。。。
あーやっちゃった...
またひと波乱ある気がする.......
(主に嫉妬だな)
朝、ドアを開けるとレオが待っていた。
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やっぱりレオは律儀だなぁ。
「おはよう。
ちょっと話したいことがあるんだ。」
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「奇遇だね、僕もだ。」
絶対昨日のことじゃん。
こんな状況にも関わらず不敵の笑みを浮かべているレオを絶対に敵にはしたくないなと思いつつ鍵を閉めて外に出る。
「俺はお前の婚約者を取ってやろうとか思ってないから。
昨日は資料室の整理をしていたら向こうが一方的に手伝ってきて...
とにかく、やましいことなんか一個もしていない。」
「ユキは何もしてないって分かってるよ。」
「本当か!?」
「うん。バングルも光ってなかったし。」
うわ~!!!さすが主人公!!
僕の無罪を信じでくれた!!!
うーん。ということは
イベントを引き起こす強制力はあるけど結果に強制力はないってことかな?
「そういえばユキは王宮に興味ないの?」
急な話の切り替えにハテナを浮かべつつ、誤解が解けたようで嬉しい僕は普通に答える。
もっと厳しい注意を受けると思っていたからね!
「王宮に興味はないかな~。
この前行った時ゴージャスすぎて倒れるかと思ったよ」
「ふーん。そっか、でも王宮暮らしは憧れるんじゃない?」
突然何を聞いているんだろう?
は!もしかして王妃の座を狙っているのかと密かに確かめているのか!?
「全く興味ないかな。
質素で謙虚に生きるのが心と身体の平和の為さ~。
だからレオ、王家に嫁いだ後辛くなったらいつでも俺が相談に乗るからな。」
このまま何も起きなければあのダリフと結婚だからな~
ルカの方が断然優良物件だしそれはちょっと可哀想かも。
「ははっ!ユキは心強いね。
ねぇ、今日の放課後ルカとお茶を飲む予定なんだけど一緒にどう?」
お、噂をすればルカの話。
今会っておいて断罪回避のゴマ擦りをしようかな???
「行く行く!!」
あ、教室に着いた。
またな、と手を振ってレオと別れる。
ん?
よく考えたらルカとレオのデート(?)にお邪魔するってことになるのか。
ルカの想いに気付いていないレオが良くてもルカがどう思うか。。。
あーやっちゃった...
またひと波乱ある気がする.......
(主に嫉妬だな)
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