今流行りの悪役令息が真のヒロインなゲームに尻軽ヒロイン(偽)として転生してしまった

わさび

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ゲームの内容をしっかり覚えているかと言ったら否だ。


細かいイベントは正直飛ばしていたから。。。



でもこれはきっとイベントなんだろうなっていうのは勘で分かるもんさ。




先生に頼まれて資料室で教材を片付けていたまさに今、、、とかね。




ガラガラガラ





「手伝おうか?」




「!?!?!?」




古いドアが大きな音を立てて開いたかと思えば立っていたのはダリフ。


これは、、、まさか、、、




「こんな量誰が頼んだんだ?
まさかいじめられてるのか?」




ほら、言わんこっちゃない




こちらは何も言っていないのにまるでいじめにあっているのを決めつけるような言い方。



勝手にやばい方向に行ってるのはやっぱり強制力。。。???





ここで頷くだけでコースまっしぐらでしょ絶対




でも!!回避してやる!!!






「俺はいじめられて無いので大丈夫です。
ここの整理ももう終わりますし。」


ツンとした態度を取って拒絶するが、彼は部屋に入ってきて僕の隣にしゃがんだ。



「2人でやった方が早いし手伝うよ」


「.........ありがとうございます」



身分差が!!
身分差のせいでレッドラインがあるの辛い!!


「婚約者がいて、俺と2人っきりは不味くないのですか?」


分厚い辞典を棚に戻しながらさりげなく聞いてみる。


「レオはちょっと堅苦しい性格だが、私たちは何もしてないのに勝手に不貞を疑う子じゃないだろう。
そんな器じゃ王妃には相応しくないからね」



「そうですか」



ダリフはバカだ。

こうやってそれとなく賢い感じに言うのが上手いだけ。
今だって要約すればただのレオに対する見下しと悪口だろう。


はぁ...と心の中で大きなため息をついてから、また整理を再開した。





これで僕との不貞が疑われたらどうしようか。。。


なんだかんだこうやってイベントが起きてるってことはゲームの強制力も多少は働くって証拠だもんなー
はぁぁぁぁぁ。。。。




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