借り暮らししてたらいつの間にかイケメンに捕まってました

SS

朝の準備

小人はよく引っ越しするからか、どこでも熟睡できるタイプであるってことは優榴に教えてもらった。



「おはよう」


暖かな日差しを感じで目を開けるとそこには光り輝くイケメンが。


「おはよう」


ん～～と伸びをして起きる。



今日もよく眠れた！！


「今日はどこ行こうか」


上半身をベッドに逆戻りさせられ、ぎゅーっと優榴に抱きしめられながら聞かれた。
この行き当たりばったりが良いんだよね～


「昨日あったガラス細工屋さん行きたい」


夜、この街に到着して宿までの道にあったお店。

キラキラライトアップされた店内がすごく綺麗で気になっていた。
昨日は疲れていて宿に直行したけどね。



「じゃあそこに行こうか。
あと、この時間は市場や屋台もやっているから行ってみない？」


「行く行く～！」



市場大好き！！！

たくさんの食材が置いてあって賑やかで、パンとかの既製品や新鮮な魚が自分で作らなくても手に入るなんて、借り暮らししていたころは考えられないんだ。


朝はすごく混んでいるけれど、いつどこの市場に行っても楽しい！


よーし！この街を探検するぞ！！
なんて張り切ってたらお腹がグーっとなって優榴に笑われてしまった。

早く身支度して朝食食べに行こうｯｯ