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番外編・新婚生活
さぁ、いつまでも一緒に
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春が来た。
人間になって2ヶ月が経った。
空気がポカポカし始めて、いつまでも庭でゴロゴロしてしまう。
「準備できた?」
「できたよ!!」
「お、この帽子似合ってるね」
「えへへへへ...」
僕たちはこれから旅行へ行くんだ!!!
新婚旅行だよ!!!!
行きたいところがありすぎて何冊ものガイドブックの前で唸ってたら、
『仕事は旅先でもできるし、お金に余裕もあるから全部行っちゃおうか』
っていつもの王子様スマイルで解決してくれたんだ。
そうそう、優榴はそろそろ本家に戻って跡継ぎとして本格的に仕事をしなきゃいけないから、旅行から帰ってきてちょっとしたら都会にお引越しする予定。
だから今のうちに優榴を思いっきり独り占めしないとね!
「行ってきまーす!!」
九条さんやメイドさん達が手を振って見送ってくれた。
優榴の運転する車に乗っていざ出発!
最初の目的地はテーマパークだよ。
ガイドブックには沢山の付箋。
楽しみだな!
運転中の整った優榴の顔を盗み見ながら考える。
もう2ヶ月、まだ2ヶ月
人間の生活は便利なものに囲まれて、娯楽もたくさんあって毎日楽しい。
プールで遊んで、テレビを見て、美味しいご飯を食べて、バスケットとかサッカーをして、沢山本を読んで、いつも温かいお風呂にふかふかのベッドに。。。
あれ?僕小人だったっけ???
ってくらい染まったなぁ
いくら今は人間とはいえ、やっぱり知らない人間は怖い。
だけど今まで一度もトラウマがないのはきっと優しい優榴が僕を守って配慮してくれているから。
ん~大好き!!!!
勿論、時々お父さんお母さんに会いに行ってるよ!
この前人間の姿で行ったら
「大きくなったなぁ」
ってお父さんしみじみしてた。
まぁ人間だからね????
物理的にはそうなるのかな??
そのことを優榴に話したら大笑いしてたな
大好きな優榴と何をするにも一緒に過ごしていろんなことを共有できるのがすごく幸せ。
もう優榴から離れられないんだろうな。
いい意味でね。
あ、信号が赤になって車が止まった。
隣から手が伸びてきて頭を撫でられる。
「優榴、大好き」
色々考えてたら感慨に耽ってしまって、言葉にしてみたくなって呟く。
「ふふ、僕もなぎさのこと大好き。
愛してるよ」
フワって笑ったその顔、
ずっと僕だけに向けて欲しいなぁって。
僕はもう優榴無しじゃ生きられないし離れるつもりはないけど、優榴もずっと僕だけの優榴でいて欲しいなぁって。
「愛してるよ、優榴」
驚いたように目を見開いた可愛い旦那さんにクスクス笑ってしまう。
「予定変更してちょっと今からホテルに.....」
あ、青に変わったよ
ホテル行くの?
いいね、今の幸せな時間をゆっくり噛み締めたいから。
死ぬまでずっと一緒だよ
___________________
番外編終了です♪
沢山の方に読んでいただき
本当に嬉しいです!
ありがとうございました。
3月の下旬ごろから
『今流行りの悪役令息が真のヒロインなゲームに尻軽ヒロイン(偽)として転生してしまった』(BL)
というストーリーを書こうかなって思っているので是非よろしくお願いします!
更新はちょっと先になりますが人物紹介だけ載せたのでぜひプロフィールからお気に入り登録していただけたら泣いて喜びます...
裏の裏を返したやつです~笑
人間になって2ヶ月が経った。
空気がポカポカし始めて、いつまでも庭でゴロゴロしてしまう。
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「できたよ!!」
「お、この帽子似合ってるね」
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僕たちはこれから旅行へ行くんだ!!!
新婚旅行だよ!!!!
行きたいところがありすぎて何冊ものガイドブックの前で唸ってたら、
『仕事は旅先でもできるし、お金に余裕もあるから全部行っちゃおうか』
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そうそう、優榴はそろそろ本家に戻って跡継ぎとして本格的に仕事をしなきゃいけないから、旅行から帰ってきてちょっとしたら都会にお引越しする予定。
だから今のうちに優榴を思いっきり独り占めしないとね!
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九条さんやメイドさん達が手を振って見送ってくれた。
優榴の運転する車に乗っていざ出発!
最初の目的地はテーマパークだよ。
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楽しみだな!
運転中の整った優榴の顔を盗み見ながら考える。
もう2ヶ月、まだ2ヶ月
人間の生活は便利なものに囲まれて、娯楽もたくさんあって毎日楽しい。
プールで遊んで、テレビを見て、美味しいご飯を食べて、バスケットとかサッカーをして、沢山本を読んで、いつも温かいお風呂にふかふかのベッドに。。。
あれ?僕小人だったっけ???
ってくらい染まったなぁ
いくら今は人間とはいえ、やっぱり知らない人間は怖い。
だけど今まで一度もトラウマがないのはきっと優しい優榴が僕を守って配慮してくれているから。
ん~大好き!!!!
勿論、時々お父さんお母さんに会いに行ってるよ!
この前人間の姿で行ったら
「大きくなったなぁ」
ってお父さんしみじみしてた。
まぁ人間だからね????
物理的にはそうなるのかな??
そのことを優榴に話したら大笑いしてたな
大好きな優榴と何をするにも一緒に過ごしていろんなことを共有できるのがすごく幸せ。
もう優榴から離れられないんだろうな。
いい意味でね。
あ、信号が赤になって車が止まった。
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「優榴、大好き」
色々考えてたら感慨に耽ってしまって、言葉にしてみたくなって呟く。
「ふふ、僕もなぎさのこと大好き。
愛してるよ」
フワって笑ったその顔、
ずっと僕だけに向けて欲しいなぁって。
僕はもう優榴無しじゃ生きられないし離れるつもりはないけど、優榴もずっと僕だけの優榴でいて欲しいなぁって。
「愛してるよ、優榴」
驚いたように目を見開いた可愛い旦那さんにクスクス笑ってしまう。
「予定変更してちょっと今からホテルに.....」
あ、青に変わったよ
ホテル行くの?
いいね、今の幸せな時間をゆっくり噛み締めたいから。
死ぬまでずっと一緒だよ
___________________
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本当に嬉しいです!
ありがとうございました。
3月の下旬ごろから
『今流行りの悪役令息が真のヒロインなゲームに尻軽ヒロイン(偽)として転生してしまった』(BL)
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