伝説の魔導師の代わりに俺が召喚されたせいで性奴隷の淫紋を刻まれました。

クズ惚れつ

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ガサガサッとかすかに音がしたような気がして振り返った。後ろは薄暗く、草が生い茂るだけだった。動物でも通り過ぎたのだと思い再び前を向いて歩き出そうとしたその瞬間。

「はひぃ?!」

素っ頓狂な声が漏れた。手首にヌルッとした感触が纏わり付いて、まるで呼び止めるかのように後ろに引っ張られた。おそるおそる後ろを見ると、ぬとぬとの粘液を纏った巨大な蔦が無数に伸びていた。その一本が俺の手首から徐々に徐々に体に絡みつきはじめていた。

「うわああああああ!!!!!!」
「なんだ、騒がしいな。どうし……」

イサゴは呆れたように振り返って、生物のように蠢く蔦を見た瞬間言葉に詰まった。

「ほう、先ほどの気はこいつのか。」
「悠長に言ってる場合か!?ちょ、助け、こいつ俺に絡みついて……!」

蔦が俺の腕、胸、腹、腰、脚と絡みついて行く。っていうかもう蔦っていうか……これは……。

「助けてえええええ!!!エロ同人みたいになっちゃうぅぅうううう!!!!」

触手じゃん!!!ネトネトでうげええええ、気持ち悪いいいい!!!!細い触手から極太の触手、ツルツルのもあればボコボコのもある。触手の宝庫ってか!?触手は俺の体に絡みついたまま、俺をずるっと持ち上げた。

「ちょちょちょっ、ちょちょ、」

吊られている、両手首をひとまとめにされ上に持ち上げられ身動きが取れない。ずるずると触手が肌をなぞってゾクゾクと鳥肌が立つ。俺はパニックになりイサゴにヘルプの視線を送った。

「い、イサゴ、どうしよう!?」
「落ち着け、そんなに強い魔物ではない。まずは落ち着いてリュックサックをおろせるか?」
「リュ、リュック?」

俺は体をひねる、ほぼ全身が拘束されているもののなんとか降ろせそうだ。リュックがどさっと落ちる。イサゴはすぐさまリュックを拾って中をガサゴソと見ている。

「イサゴ……?なんとかできそうか……?」
「……リュックサックの中身は無事のようだな。」
「へ?」

イサゴはリュックの蓋を閉め、肩掛けに背負った。

「じゃあ、あとは頑張れ。」
「はああああ!?」

俺よりリュックの方が大事ってか!?!?そう非難しようとした瞬間、直径5cmほどの極太の触手が俺の口にゴボッと勢いよく飛び込んできた。
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