伝説の魔導師の代わりに俺が召喚されたせいで性奴隷の淫紋を刻まれました。

クズ惚れつ

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「それっていいのかよ、悪いのかよ?」
「場合によるな。お前はまだ力の制御ができていない。あたりを見てみろ。」

イサゴに夢中で見ていなかったが、あたりは土やら草やら、地盤までもがしっちゃかめっちゃかになってとんでもない有様だった。

「これ、さっきの竜巻きのせいか……?」
「力が制御できない奴が巨大な力を手に入れればこうなる。逆にその巨大な力を制御し、操れるようになればお前、化け物だぞ。」
「化け物って何だよ!!」
「いや、これは褒めてる。しかし問題だな、あまり力を吸収されすぎると私が使う力まで吸い取られる。」
「それ、大丈夫なのかよ。」
「ということでだ、サク。お前にはとりあえず力の制御を身につけてもらう。本当は力の受け入れ方からやるはずだったんだがそれはすでにクリアしているようだからな。力の制御ができれば、力の吸収量も制御できるだろう。」
「なるほど……?」
「まあ、それまでは私が紋様に激痛を与えて止めるしかないか。」
「おい!!やめろよアレ!めちゃくちゃ痛えんだよ!!」
「しょうがないだろう、お前も魔術師の端くれになるんだ。頑張って耐えろ。」
「ううう、このクソサディスト……。」
「サディストで結構。そういえばお前の属性は『桜』だったようだな。」
「桜……か。」

辺りに舞い落ちた桜の花びらを見つめる。皮肉だな、俺が事故った時もちょうどあんな風に桜が舞い散ってたよなあ。しかし桜とはかっこいいな。まるでどっかの死神の斬魄刀みたいだ。

「ま、とりあえず訓練はこの辺にして、服でも買いに行くか。そんな珍妙な服着た奴の横を歩きたくはないからな。」
「俺が生きてた世界ではこれが一番標準的な服装だっつの。」




「うわぁ、着られてる感あるな。」
「クオリティ低すぎるコスプレじゃんこれ。」

とりあえず俺が適当に選んだ服を着たけど、完全に下手くそなコスプレじゃねえか。

「ここまで似合わない人間は初めて見たぞ。壊滅的なセンスのなさだな、お前。」
「だってこんな服買ったことねえもん!ていうかお前はどういう基準でそれ選んでんだよ。」
「そうだな、まず私は砂塵の中にいることが多いから、服の中に砂が入らないような服を選んでいる。ゴーグルも砂が目に入らないようにするものだ。」
「意外と合理的なんだな。」
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