伝説の魔導師の代わりに俺が召喚されたせいで性奴隷の淫紋を刻まれました。

クズ惚れつ

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「……なんだよお前、結構いいやつじゃん。」
「お前のそのちょろさは少々心配になるぞ。」
「なんだよ~照れてんのか~?いた!?いたたたた!!」

俺の左手の甲の淫紋がめちゃくちゃに痛み出す。

「いててて!!」
「調子に乗るな、今やお前の生殺与奪は私が握っているんだぞ。」
「ひ、はひ。」

やっべーこいつ怒らせたら俺まじで死ぬかもしれねえ。ていうかさっき自分のことサディストだって言ってたし、うわ怖え。怒らせないでおこ。

「そーいえば、その属性?っての。俺にもあんのかな。」
「おそらくな、何度も言うがお前が力を使えれば、の話だぞ。」
「わかったから、魔術!どうやって使うのか教えてくれ!!俺の属性知りたい!!」
「それは後だ。早く村人の元へ戻らないと流石に怪しまれる。戻るぞ。」
「ちぇっ、わかったよ。」

イサゴの後に続いて村民の前に戻る。全員不振げな顔をしていたが、安心させるかのようにイサゴが口を開いた。

「長らくお待たせしました皆さん。サク様と少々状況把握をしておりましたが。もう大丈夫です。」
「ああ、ありがたや、ありがたやー!」
「すげえ猫かぶりだなあんた。いった!!!いてててて!!左手!左手ちぎれる!!!」
「おやサク様?どうしました。お怪我にはお気をつけくださいね?」

クッソー何がお怪我だよ!お前がやってるくせに!!お怪我じゃなくて発言にお気をつけくださいってことかよちきしょう!

「ところで魔導師様、その珍妙なお召し物はなんでしょうか……?」
「はっ?珍妙!?」

俺の白Tとジーパンのことか!?いやまあちょっと素朴ではあるけどいたって普通だろうが。と思いつつ周りをみると。そうだった、こいつらなんかよくわかんねえ布纏ってんだった。

「ぁ、ああこれは。サク様は長年封印されていましたから、この時代の服装とは少し違うのですよ。しかし服も揃えなければなりませんね、なにせこの時代にこのような珍妙な格好をしていては危ない輩と勘違いされてしまいますからね。」

なんだよ揃いも揃って珍妙珍妙言いやがって!白Tとジーパンで危ない輩な訳あるか!

「しかし我々、召喚されたばかりで服を買う金を持っていなくて。」
「それは大変じゃ、補佐官様。魔導師様のために村一番の仕立て屋を用意させますから、どんな服でも何なりとお申し付けください。」
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