伝説の魔導師の代わりに俺が召喚されたせいで性奴隷の淫紋を刻まれました。

クズ惚れつ

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喋っている途中だというのに、後ろから爆音轟音が響き渡った。なんなんだよ、ドッキリの途中でドッキリぶっ込んでくるんじゃねえよ!!

衝撃にしばらく砂嵐が舞い、思わず目を細める。砂埃が晴れた頃、目を開けるとそこには一人の人間が立っていた。どんな登場の仕方だよ。斬新すぎるだろ!

「貴様らか、私を呼びつけ、た…のは……。」

男は俺と住民を一瞥し、言葉をつまらせた。美しく細い銀色の髪を揺らし、長いまつ毛の奥の流し目には鋭い眼光が光っている。全体的に茶色の服装と首にかけたゴーグル、まさに旅人って感じ。うっわコスプレのレベルたっか。しんと静まりかえる。そんな中、村長が声を張り上げた。

「貴様、何奴!魔導師様の召喚直後だというに無礼にもほどがあるぞ!!」
「……魔導師?それは一体どいつのことだ。」
「この方は、我が村に代々伝わる『伝説の魔導師』、サク様にあらせられるぞ!」
「ククク、『伝説の魔導師』ね。」

なんなんだこの男?なんか、不気味だ…。

「失礼いたしました。私、『伝説の魔導師』サク様の補佐官兼見習い、イサゴと申します。」

はあ!?補佐官?見習い!?

「ああ、補佐の方でしたか、これは失敬。よくぞおいでくださいました。」

イサゴと名乗る男の言葉で村長も語気を落ち着かせた。しかしなんだ、魔導師補佐?見習い?こいつも仕掛け人なのか?

「少々お話したいのですがよろしいですか、サク様?」
「ぁ、ああ。」

イサゴは不敵な笑みを浮かべる。嫌な予感しかしない。しかし断るのも変だよな、うん。イサゴは俺の肩を抱き寄せて物陰まで歩いてから口を開いた。

「お前、伝説の魔導師じゃないだろ。」

ひいぃ!!!バレてる!!!!!っていうかドッキリだろ、なんで??乗っかってこいや!!

「いやぁ?俺、伝説のマドウシ……デスケド……??」
「そんなはずはない。だって伝説の魔導師は、私だ。」

砂塵が俺たちを包んだ。この男が、伝説の魔導師?
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